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本日2話目です。

よろしくお願い致します。




「ねぇ。エレン。殿下がめちゃくちゃあんたの事見つめてるけど、何したの」

オリビエがいい笑顔で聞いてきた。


「それ、私が一番聞きたいわ」


あの、城下町での事からずっと私を見つめてきている。これでもう2日目だ。

見つめるならヒロインにしてくれ。


殿下を見ると必ず目が合う。

その割に話しかけてこない。

あれか。お母様に惚れたか。

あの、少しやらないといけない事とは何だったんだ。

まさか…お母様とお父様を離婚させてお母様を手に入れる作戦を立ててた…とか?

それは私が許さないぞ。

お母様とお父様は相思相愛なので。砂糖吐くレベルで。


それをオリビエに言ったら「いや、それはないでしょう。マリエレ様ってよりもエレンだよ」って言われた。

お母様じゃなくて私?

尚更わからん。


あの日は只々街で出会って一緒に屋台飯食べただけである。

あとは私が動揺して軽く"エレノア"の気持ちが出てきたくらいだ。


言っていなかったが。

ゲームのエレノアの気持ちや言動であろうものは、私が対処できないときに時々出てきて私に乗り移る。

初めての社交界しかり、あの自己紹介もしかりである。(じゃないと元只のOLに社交界なんて、貴族なんてできるわけない…よね?)


つまり、私は、あの殿下の目が対処できないレベルだったと言うわけで。

あんなに、「好きだ」と目で言われたのだ。動揺するに決まってる。

でも、決して好きになるもんか。

殿下を好きになった暁には断罪が待っている。そんなの嫌だ。

私は長生きして沢山ケーキを食べるんだ。


そうだ。ライアンと恋すれば良いんじゃない?ね。そうだよ。殿下を好きになる前にライアンを好きになればいいんじゃない?この際サティでもサルニア先輩でも……ってダメだ。無理。推しとリアルで恋愛とか絶対無理。死んじゃう。色々過剰摂取で死ぬ。

……こんな時、私、夢女子だったらいいのにな…と、思う。夢女子みたいに普段から頭の中で推しと恋愛してれば殿下のあの目を見ても動揺しなかったんじゃない?


……あ、あれじゃね?

私、色々耐性が無かったから動揺したんじゃね?慣れれば動揺しないんじゃね?そうだよ。そうだよ私!ナイスアイデア!


そう思ったら即行動だ。

私も殿下を見つめてやる。

そうすればきっと、恋なんてしない。





俺はずっとエレノアを見つめていた。

あー今日も可愛い。早く俺のモノにしたい。俺を好きになってくれないかな。と、思いながら。



城下町で、エレノアと会った時俺は気配を、王子と認識させない魔法を使っていたわけだが、エレノアを見た瞬間そんなことを忘れて話しかけていた。

エレノアは、俺と気づかないかもしれないのに。

でもエレノアは俺に気づいてくれた。名前を呼んでくれた。しかも、"様"で。

凄く嬉しかった。本当は抱きしめて「気づいてくれて嬉しい」とか言いたかった。出来ないけど。


その日にエレノアの母君に言われて気づいたのだ。


俺、毎回エレノアに好みを聞かずにデートしてるんじゃないか?と。

これ、俺は毎回エレノアと一緒にデートできて嬉しいけど、エレノアはどうだろう。俺の自己満足になってないだろうか。と。


俺はエレノアの事を知りたいと思って、エレノアを見つめていた。

見ていたら何か、気づけるんじゃないかなと思って。


今日で2日目。

エレノアが可愛い、綺麗と言うことしかわからない。何度かエレノアと目があったけどすぐに逸らされた。ちょっと悲しかった。

でも、今日。

嬉しい事が起きた。

エレノアが見つめ返してくれたのである。

エレノアの綺麗な瞳に俺が、俺だけが写っている。


エレノア。


俺は少しだけ、期待しても、いいだろうか?






いまだに出てこない最推しさん。

……そろそろ、出てくるはず…。

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