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間話1

メアリー・ハワード伯爵視点


今日は交流のある友人たちを屋敷へ招待して、息子の新魔法陣開発祝賀会で時を過ごして気分よく一日が終わるはずだったのに…


ホールの端で突如光り輝く魔法陣が出現したの。


嫌な予感しかしないわぁ、ただの転移魔法陣であってほしいわぁ…


現れたのは私より幾分か若そうな男性。


見たこともない服を身につけているけど、どこから転移してきたのかしら?


あら、息子が鑑定の魔法陣を使うみたいねって発動しない!?


どうして!?


発動しなかったらこの祝賀会も無意味で嘘つきの汚名が被せられる、どう切り抜けようかし…あの男性が息子に話しているわ。


え!?


模様が違う!?


何でそんなことがわかるのかしら?


でまかせなんじゃ…発動したっ!?


ぅえっ!?


召喚されし解析者ですって!?


あの光は召喚の魔法だったの!?


と言うことはあの男性は異界から召喚された方なのね!?


一大事だわ!


隠蔽はもってのほかだけど対応が遅くなれば責任を問われて最悪、お家取り潰しされるかもしれないわ。


爺や、至急王宮に遣いを出して!


伝達内容は[異界から召喚された者が現れた、召喚の魔法陣発動者は不明]と。


それと屋敷の主人として召喚されたあの男性に接触しないと…


今日一日穏やかに終わるはずだったのにぃ!


---


ウィル・ハワード視点


私はウィル・ハワード。


エンエヌ王国で女伯爵と言われるメアリー・ハワードの一人息子です。


先程は焦りました。


えぇ、苦労して開発した魔法陣が発動しなかったのですから。


運良く突然現れた男性が修正を指示してくれて事なきを得ました。


発動できてよかったぁ、鑑定の結果は…


ぅえっ!?


召喚された方なんですか!?


ということはこれから大変なことになるのかぁ…


会場のざわめきがおさまらないから抑えないといけない。


頼りになる母上は召喚された男性を連れ立って行ってしまったので私が会場の皆様の対応をしなければならない。


それから私はパーティ会場で騒動の収束に努めていた。



はい、王宮には伝達をしているところです。


そうですね、明日には伝わるかと。



はい、そちらの方は何でしょう?


えぇ?教会にもですか?まずは王宮へ伝えてからでしょう。


教会に伝えても金銭を要求されるだけですよ。



あ、そちらの方どこへ行くのですか?


え!?帰る?もう少々お待ちください、母上から今後の方針をお伝えしますので。


待って…!


帰らないでぇ!



…はい、次はあなたですね。


何でしょうか?


…鑑定の魔法陣は未完成なのかって?


いえ、完成していますよ。


一部ミスしましたが…


再検証が必要だって!?


資料は学会に提出済みですぅ、そちらを参照ください!


あぁ、もう!


次から次へと話さないでくれ、早く母上戻ってきてぇ!


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