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「ボーウイン」

「せぇえつめぇいしよう!」

 巨乳の裏声が俺の鼓膜をつんざいた。その声のデカさはピーカーに匹敵するほどだ。


「は?いや」

 

 俺が今目の前で起きた事にしょんべんを漏らさん勢いで驚いていると、探偵が頭を抱えて言った。

「あちゃー……こりゃうっかり!明日ご近所さんに謝りに周んないと……」

 

 そこで俺は一旦ちょい漏らしてから冷静になった。

(あれ?この巨乳今朝車いすに座ってたのに今は普通に立ってんぞ?)

 

 そんな俺の思考を巨乳が遮った。

 

 いや言い方が悪い、巨乳の言葉が遮った。

「怪とは!人間が一人でもある事象物体生物に対して概念を作り出した途端に発生する普段は視認すらできない謎の生物だ!彼らには明確な意思があるとは考えられておらず。しかし一つの目的の為に彼らは行動している!その行動とは!」

 巨乳がそう言いかけると女が金属バットで巨乳の後頭部をホームランした。

 

 巨乳は地面に突っ伏して打ち上げられた魚の様にビクンビクンしている。


「すまないね……この子も怪の被害者なんだ……許してやってくれ」

 

 俺は明らかにヤバい痙攣の仕方をしている巨乳を見て思わず叫ぶ。

「いや!人殺し‼」

 

 俺がそう言うと探偵は眼の色を変えて。

「うるせぇ!」と言った。すると

 

 ガツンッ!

 そう聞こえて、俺はまた気を失った。

 

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