16-1話 再会と再出発
ルカ達の快進撃は続き、【レガリア】のメンバーは西街を完全に掌握しつつあった。
ルカとレオンが先頭にたち仲間達を引っ張っていく。
「ルカ、前の時とは違って、今回はやれそうだな。今の俺達には金もあって兵隊もいる。どんな敵が来たって俺は引かねぇぞ」
「まだ油断はできねぇが此処までは順調だ。いずれファミリーとの喧嘩が必ず起こる。その時に俺達がどう立ち回るか? それによって俺達の今後が変わる筈だ」
「まぁ、俺には頭が足りないからな。ただ黙ってお前に付いていくだけだよ」
「おいおい。何を言ってやがるんだよ。お前も【レガリア】の幹部なんだぞ。これからは組織の為に考えて動いて貰わないと困るぞ」
「組織の為にかぁ……」
ルカとレオンが雑談をしながら歩いていると、背後から声をかけられる。
「おい。お前達…… もしかして…… ルカとレオンか!?」
「あぁん? 誰だ。きやすく呼び捨てにしやがって!!」
瞬間湯沸器のレオンは振り向いた瞬間に啖呵を切っていた。
そこに立っていたのは首都の歓楽街で知り合い交流があった商人の【ダイジン】だった。
「えっ!? ダイジンのおっさん? ひっさしぶりだなぁー」
「おっさんとはなんだ。レオンは相変わらず口が悪いな。ところで姿を消した理由ってのはやっぱり……」
「ダイジンさん。ここで話すのも何だ。俺達の行きつけの店で話さないか? 俺も聞きたい事があるし」
「あぁ、構わんよ」
ルカはダイジンを連れて飲み屋へと連れて行った。
聞きたい事とは残した仲間やスノウ達の事だ。
★ ★ ★
「そうか…… あいつ等、逃げ回っているのか」
「あぁ、殺される様な追い込みは掛けられていないが、何度も痛めつけらてるみたいだぜ。スノウちゃんは女だからと言う理由で、手こそ出されてないけど、ずっと見張られているみたいだしな。きっとお前達がスノウちゃんの前に姿を現すのを待っているんじゃないか?」
「くそがぁぁ。やっぱ連れて来れば良かったかもな。ルカが置いていった方がいいっていうからよぉ」
仲間の事を想っての行動だったが、残した事は間違っていたかもしれない。
その事を平然とレオンに指摘されてしまい。
イラついたルカは隣で大声を上げたレオンの後頭部を強めに殴った。
「ふざけるな。俺が悪いのかよ!」
「痛ってぇぇぇ。本気で殴らなくてもいいじゃねーか」
「本気じゃねーよ」
「いーや。絶対に本気だった」
「本気じゃねーって!!!」
「ほらっ!! 本気で怒ってる。なっ! なっ!!」
「もう好きに言えって。それにしても残した奴等、何とかしてやらないとな……」
ルカはコップに入っている酒を一気に飲み干した後ジッと動かず考え始めた。
「なぁ、ダイジンさん。一つ頼まれて欲しい事があるんだけど……」
一つの答えを出したルカはダイジンに頼み事をした。




