【完結】萌々香さん!俺と付き合ってください!本当に大切な人に気が付きました・・・。
幼馴染みシリーズ第2弾です!
これで完結になります!
本当に大切な人は?もうお前じゃないんだ。
最後はハッピーエンド!
次作もよろしくお願いします!
翌日。
「おはよ」優真は自分から笑顔で萌々香に挨拶をした。
「あれ?やけに元気じゃない?なんかいいことでもあったの?」萌々香は笑って首をかしげる。
「うん。あった。」優真は嬉しそうに応えた。
今日、一緒に帰れる?優真が誘う。
「うん。もちろんいいよ!」萌々香は笑顔で応える。
放課後、優真と萌々香は並んで歩く。
二人の影が長く伸びている。
「萌々香さん。ちょっと落ち着いたところ寄って行かない?河川敷のベンチとか?」
「いいね。わたしもそこ好き。風が気持ちいいし」
草の香をそっとのせて吹くそよ風。夕暮れが近づき半袖では少し寒くなってきた。
川の水面は夕日を受けて黄金色に輝いている。
ふたりはそっとベンチに腰かけた。
「あのさ・・・昨日、澪に告白されたんだ・・」
萌々香は息ができなくなった。心臓が激しく鳴る。
ああ・・やっぱり幼馴染の澪ちゃんには勝てなかったんだ・・・。
涙目になりながら優真の目を見た。
「断った。澪を助けたのは【好きだった人】だからじゃなくて、【一人の人間として】だからって」
「そっか・・・これで全部おわったんだね。よかった」
萌々香は静かに口を閉じた。
ふいに強い風が吹いて萌々香の長い髪を乱した。
「俺さ、本当に大切な人がわかったよ。辛いときはいつもそばにいてくれる。そして嫌いな人さえ一生懸命に助けてくれた」
「萌々香さんはこれからも俺のそばにいてくれる?」
萌々香はフッと笑って
「それはもうわたしが決めることじゃないでしょ?優真くんがよかったらわたしはそれでいいよ」
優真は真剣な顔してベンチから立ち上がった。
「萌々香さん!好きです!俺と付き合ってください!」深々と頭を下げ、手を差し出した。
萌々香は静かに立ち上がり、優真の手を握った。
「わたしも優真くんのことが好きです。こんなわたしでよければ、優真くんの彼女にしてください・・」
優真は顔を上げ、萌々香の手を強く握り返すと
「萌々香さんじゃなければダメなんだ・・・ありがとう」
なぜか優真は泣いていた。
それを見た萌々香はハンカチを取り出して
「ほら、涙拭いて。優真くんがそんなに泣いたら、わたしもつられちゃうでしょ」
優真は萌々香からハンカチを借りて、涙を拭った。
「あれ?萌々香さんも泣いてるよ」優真は笑った。
優真は黙って萌々香の涙を拭ってあげた。
萌々香は笑って「これじゃ泣き虫カップルじゃない。ありがと」そういうと優真の胸に飛び込んだ。
優真の胸に顔を埋めながら
「【萌々香さん】て言うのもうやめて。わたしはもう彼女なんだから」
優真は萌々香を強く抱きしめて
「じゃ、俺のことも【優真くん】て呼ぶのやめて。俺も彼氏なんだから」
「萌々香・・・」
「優真・・・」
萌々香は
「なにこれ?」思わず噴き出した。
優真も
「だね・・」つられて笑った。
「かえろ」萌々香は優真の手をとった。
優真も萌々香の手をとった。
「あのコロッケまた食べたいな」
「じゃあ、商店街寄っていこうか」
「うん」
優真の日常に萌々香がいて、萌々香の日常に優真がいる。
もう、誰も入れない。
完
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