エピローグ:優等生は息抜きしたい
誤字が多すぎたのでかなり文章の方大幅に変えてますがご了承ください
放課後の静かな図書室の隅、女子二人組が勉強に打ち込んでいた。
「ちょっと休憩」
そう叫ぶと澄玲は机に突っ伏した。勉強を始めて3時間、とうとう集中力が切れてしまったのだ。
「ちょっと〜さっき休憩したばっかじゃん」
正面から聞こえる莉緒の声を聞きながら、澄玲はスマートフォンに手を伸ばす。
「だってこんな勉強してたらストレスで死んじゃうよ」
無理のある言い訳を零しながらショート動画をスクロールする心暖に莉緒はため息を漏らした。
「澄玲がそんな風になるのめずらしいね。最近休んでんの?」
「あんまりかな、いい点取らないと塾に入れられちゃうんだよね」
「あー、澄玲ん家厳しいもんね。よく今まで塾に入れられなかったよ」
「学年1位取ってたら入らなくていい約束だからね。そのためにも頑張らないとっ!」
気を取り直し、澄玲はスマートフォンを置くと自分を励ましながら姿勢を正し、ペンを持ち直す。
勉強を再開しようとした矢先、図書室の扉が勢いよく開き身長が高く日焼けの目立つ男子生徒が入ってきた。
「あ、優斗くんだ」
莉緒がつぶやくのと同時、優斗は図書室全体を見回した後、こちらを見ると駆け寄ってきた。
「ごめん部活長引いちゃって遅くなった。それより勉強進んでる?」
「澄玲、なんか集中できないみたいだよ」
莉緒の言葉に、優斗は驚きの表情を見せる。
「珍しいな、根を詰めすぎたんじゃないか?」
「これから集中しようとしてたの!莉緒も余計なこと言わないで」
声を荒らげる澄玲に、2人は顔を見合わせる。普段の心暖はもっと落ち着いていて、余程大きなことがない限り怒ったりしない。
優斗は頭を捻った後、二人の会話を断ち切るように勉強を始めた澄玲に切り出す。
「息抜きにゲームでもしないか?ちょうど新作のゲーム出てさ。みんなでやりたいと思ってたんだよ」
「ゲーム?そんなんしてる暇ないっての。それに今ゲーム封印中だから」
澄玲は学年1位を維持するべく、高校に入ってから丸1年間、ゲームに触って来なかった。
「でも今の希咲を見てるとそのうち身体壊すぞ?そんなの本末転倒じゃんか」
「まぁそれは優斗の言う通りだけど…」
「私も賛成〜澄玲頭良いからちょっとゲームしたくらいじゃ平気だって。それに新作ゲームってCapoでしょ?」
「そう。あれなら澄玲も気にいると思ってさ」
「うーんそんなに言うなら…ちょっとだけだよ?」
「じゃ、決まりだな」
ストレスという大義名分に加え、押しに弱い性格も重なり、澄玲は誘惑に勝つことができなかった。
家に帰り、澄玲は埃の被ったデスクトップパソコンを起動した。
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