36/54
○救いようがない
「どうしてそうなるの」
「安全的な意味で?」
どこがだよ。
大体、僕はそんなに喧嘩も強くない。というかしたことなんてない。
「じゃあ、教えておこうか。
3人の幹部も元・連合国の王達だ」
「連合の…?」
「気づいてるよ、3人共
…だから、おいで」
確かに魅力はある。
しかし、兄さんは変な所で抜けている。
“贔屓”されている。
そんな目で見られるのは厄介というか…なんというか。
「安心しろ。
まず、犬と入団試験みたいな喧嘩して貰うから。」
「…決定事項ですか」
重苦しい空気が流れた。
「リアァ…アイスぅ…」
だが、そこに割り込む様に陽気な姉さんが帰ってきた。
帰宅して一言目がアイスって。救いようがない。
僕は、冷凍庫からアイスを取り出した。
リア「あ、アイス兄さんが食べてるだろ?それで最後だ」
姉「許すまじ…春…」
春「悪かったって姉さん…買ってきます…」
姉は強し。




