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○本当にツイてない日
今日は本当にツイてない日だった。
そう例える事ができる1日だと自負できる。
朝から変な夢でうなされて起き。
宿題を忘れ。
終いには、僕の席に女の子が座ってる。
いや同性愛者とかじゃないんだけど、僕は女の子が怖い。
しかも僕の席に座ってる女の子|(たしか芦原さん)の話しかけてる相手は、
不良で有名な西野鷹。
僕、死にそう。
「芦原さん」
声が微かに震えた。
「あっ、ごめんねー」
「バカみぃ」
その声は夢で聞いたことのある、力強い声。
僕が驚いて顔を上げたら、相手も驚いていた。
「邪魔して、ごめん」
僕はなんとか声を振り絞って言った。
「いいよ、へへー♪
あ、渡くんも食べてかない?プリン。」
「遠慮しとくよ」
おいしそうなプリンを横目に、僕は友達のもとに戻った。
なんだか、あの夢の騎士に似ているな、なんて思った。




