●生まれ変わっても…
「貴方は残酷ね。
私に愛ばかりくれたくせに。」
綺麗な青い髪の王女が言う。
いや、正しくは王女だった人だ。
願うことなら、俺は王女様を殺めたくはなかったのに。
これもすべてあいつが…。
「呪ってやる、殺してやる、アイツを」
「姫様…」
生まれ変わってもまた…。
嫌な夢を見た。
気付けば時計の針は遅刻の時間を指している。
「あ゛ーーーーー!!!!!」
朝からまた嫌な夢を見たとおもえば今度は遅刻かよ。
「なんで起こしてくれなかったんだよ!!」
母さんに八つ当たりする。
「だって貴方不良でしょ?朝から行くと思わなかったもの…」
なんて失礼だ。
「ほら、ちゃんと食べないとまた成長しないわよ」
「あ゛?」
「また男の子に間違われるわよ」
「うっせー!!!」
改めまして、
私は西野 鷹。
この男っぽい名前と、男っぽい口調で学校では“女の皮を被った男”とか言われてます。
さっきの夢でも男だったしね…。
もう気にしてないよ…、気にしてない…。
「えへへー、鷹ちゃんおはよー」
「みぃ」
「今日も大遅刻だねー、へへー」
こいつは、親友っていえる、可愛い子ちゃん“芦原 美衣”。
通称みぃ。
「あのねー、今日はねープリン作ったんだよー」
「えらいえらい」
「一緒に食べようねーへへー」
みぃの作る手料理は本当においしい。
マジでうますぎる。
「芦原さん」
「あっ、ごめんねー」
「バカみぃ」
不意にみぃを呼ぶ声。
その声が本当に透き通ってて、聞いたことのある声で。
私が驚いていると、相手も驚いていた。
「邪魔して、ごめん」
「いいよ、へへー♪
あ、渡くんも食べてかない?プリン。」
「遠慮しとくよ」
渡、わたりか。
まるであの夢の姫様みたいだった。
初めましての方は初めまして。
こんにちは・こんばんわ、央84です。
受験受験とか自分で言ってて新作です。
ストックも出来たので、消さないです(多分)。
姫と騎士のタイムスリップ恋愛物語です。




