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★“運命の日”



「“運命の日”はそう近くないときのことです。

 嫉妬に駆られたミィア様は、父親に頼みリリアの王国を滅ぼすよう命じました。

 

 突如始まった、戦争。

 リリア様の国の敗北は決まったようなもので、和平条約も結べずリリア様は困っておりました。

 しかし、リリア様は数奇の天才。

 ミィア様の国以外をまとめ上げ、連合を組みました。

 包囲されたミィア様の国は、日に日に敗北の色が濃くなっていきました。

 そんな中、例の日は訪れるのです。」


『ドゥ=ラッセ による革命の日が』


「ミィア様は大層喜びました。

 ついにドゥ=ラッセ様は私と結ばれるのだと。

 しかし、大国は滅ぼされ、ミィア様は奴隷となります。

 そしてある日。見てしまったのです。

 最後の最後に、火をつけて燃え上がる民家と愛する人の叫ぶ声を。」

 

『まぎれもなく、姫ではなく、黒騎士を呼んでいた声を』


 

 驚きに染まる目をみるのがすきだ。

 無垢な人間に残酷な事実を知らせるのが好きだ。

 微笑みを私は隠せない。

 これだから、人間は面白い。


「続きを、教えてはもらえませんか」

「え?」

 リリア様は続きを望むのか。

 驚きに染まる目をみるのがすきだ。

 無垢な人間に残酷な事実を知らせるのが好きだ。

 微笑みを私は隠せない。

 これだから、人間は面白い。


「続きを、教えてはもらえませんか」

「え?」

 リリア様は続きを望むのか。

 あなたたちが死んだ後の世界を見たいのか。


「よろしいでしょう、また分割して夢でお語り「だめです」

「今聞きたいんです」


 貪欲なリリア様。

 真剣なホーク様。

 ああ、いいわ。

 もっともっとその中身を見せて。

 人間っていう生々しさを私に見せて!





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