●職権乱用
「ここは教室じゃなかった?」
「大丈夫ですわ、素晴らしいほど職権乱用ですが」
目の前にたつゼウスには、なんというか変な覇気があり、恐怖を覚えた。
仁王立ち、してないけどまさに仁王立ちだ。
「まず私のご説明をしたほうがよろしいでしょうか?」
「「もちろん」」
「仲の良い事で。
ええ、ゼウスとは全知全能の神のことですわ。
私はそこから来た、ただの人の転生を見守るだけの凡人ですわ。」
「やっぱり、ゼウス…」
そうポツンとリアは呟いた。
さすが、学年の5本の指にはいるほどの“天才”。
「ミィアこと、ミィア=トラッキアス。
その少女は当時の最大国家の第一王女でした。
傲慢でその上優秀。上司にはしたくない人でした。
ある日、傷ついたミィアに唯一手を貸したのが、」
『ドゥ=ラッセ という白騎士でした』
「運命という言葉で、姫はその騎士に惚れてしまいます。
わざわざリリアの国で召使として働きます。
しかし、破滅のときは近かったのです。
彼女は誤解してしまいました。」
『ドゥ=ラッセが好きなのがリリア様だと』
悪寒、と同時に寒気が。
吸い込まれるようなゼウスの語りは、やけになまなましく聞こえた。
リア「今時ゼウスぐらい誰でも知ってるよね~」
ホーク「…」
リア「ガムの名前にもなってるし」
ホーク「…。」
というわけで、ゼウスは誰でも知ってるよねって話。
鷹は基本的に馬鹿って設定。




