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#16〔霧化〕

新章突入です。

《街に売っている1番硬い鉱石は何だ?》


グレイを討伐した翌日、精神的に疲れながらもログインしていた俺は、街に向かわせた眷属達と連絡をとっていた。


《武器屋を4軒ほど回りましたが、白金が最高でしたね》


《なるほど。ありがとう。随時連絡は頼むぞ》


《了解です》


眷属との念話を終えた俺は狩りをしていた眷属達を亜空間に移動させ、歩みを進めた。向かう先は東にある鉱山である。ヒヒイント鉱山という鉱山で、なんでも負のエネルギーが蔓延していて開拓があまり進んでいないのだとか。負のエネルギーに充てられるとHP、MPが徐々に蝕まれ、最終的に死んでしまうのだという。また生息する魔物も強力なのだとか。未だ石の剣を使っている俺は、早急な武器の強化が必要だと考えたのだ。グレイとの戦いで「カゲ」なる大剣を手に入れたが、これは討伐の立役者であるグラムに渡すと決めている。それにグレイの真核や毛皮もあるのだ。それらを加工すれば良い武器になるだろう。


とまぁそれは一旦置いておいて。報酬の中で1番気になる物がある。霧化(アトミゼーション)のスキルスクロールだ。スキルスクロールとはかざすだけでスキルを習得出来るという優れものである。街に売っているスクロールは非常に高価らしい。使わない手はないだろう。


スクロールをスッと顔の前に投げる。開かれたと思ったら消滅してしまった。


《スキル:霧化(アトミゼーション)を習得しました》


うまくいったらしい。

試しに使ってみる。


霧化(アトミゼーション)を発動させると、グレイのようにその身体が実体から幽体に変わる。真っ黒な霧はすぐに俺の姿に戻った。


「魔力の消費量が凄まじいな」


せいぜい出来て5秒ぐらいだと考えられるが、5秒あれば大抵は敵まで届く。有用なスキルだと確信。


久々にステータスを確認する。


氏名:カジ

種族:ハイコックローチ

職業:召喚士、指揮官、将軍

レベル29

HP:196

MP:238

筋力:66

防御:51

魔力:133

魔防:50

素早:245

器用:147

幸運:80

スキル:回避lv6、炎脆弱、隠密lv11、奇襲lv12、指揮lv10、鼓舞lv8

EXスキル:霧化

固有スキル:叱咤激励lv1、生命力

称号:ユニーク個体、プレイヤー最高レベル、初ネームド討伐者、グレイを討伐せし者、朝を護りし者


うん。かなり強くなってる。

これプレイヤーの中でも最強なのでは?


そんなことを思いながら俺は再び歩を進めた。

次回、初めてのフレンドが!?


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― 新着の感想 ―
[良い点] サクサク進んで、面白いかったです。 [気になる点] 各話に文字数がバラバラなので 一話平均2千文字ぐらいだといいのかなと思います
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