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#14〔重戦士グラム〕
重戦士——先程グラムと名付けた眷属は、賢狼しかいない小さな草原に脚を踏み入れる。
召喚した時から2本脚を使って持つ大剣を手にしている。
「シぬ決心ガついたか。チイさきモノーーではないな」
「要らぬお喋りは無用だ」
「ホウ、ナカナカ肝ガ座ってオるではないか」
「お喋りは無用と言った」
「神速!霧化!」
フッと少し口角を上げ、賢狼は再び黒い霧になり、グラムに襲いかかる。
少しずつ霧が狼の形へと変わる。
『今だ!』
俺は他の眷属に指示し出す。
アサシンたちは素早く、それでも気づかれぬように賢狼に迫る。
「んなっ」
足、腹、背中、様々な箇所に短剣が刺さる。
「———生きてる?」
『撤退しろ!アサシン!グラムは引き続き頼む!』
即座に撤退を言い渡す。
「ヤッてくれるではないか。チイさきモノよ。しかしその程度『イチーザ、ニーナ、行け!』の攻撃でーーグフっ」
先程と同様グラムと交戦中だったのに加え、お喋りの途中だったので、どうやらうまくいったようだ。
「さっき、より、オモイ」
当たり前だ。1号と2号だぞ。
「クフふふふ。しかたあるまい。チイさきーーいや、強きモノよ。お主は強い。しかしなーー」
唐突にグレイの纏う瘴気の量の桁が変わる。
「届かぬジゲンとイうものがアるノダよ」
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