#9〔プレイヤー〕
眷属を全員集めた。
その数総勢約350匹!
綺麗に整列した眷属たちを見て、気持ち悪いと思うことはなくなっていた。
俺の大切な眷属であると、そう胸を張って言えた。
「お前ら。正直、スモールマウスばかり飽きただろう。そこで、引っ越して別のところに住もうと思うので、俺の亜空間に入ってくれ」
「「「はいっ!」」」
1列に並び、異空間に入っていく。
「よし、完了っと」
ちなみに亜空間は時間が止まっているだけで、眷属たちは動けるし、外を眺めることもできるらしい。
ハイコックローチとなって30センチを超えた身長で、軽快に駆けていく。
「———で——ない————」
!?ーー何かが聞こえる。人か?
隠密を使いつつ近づく。
「全然魔物いないじゃん。どーなってんの?」
「もー帰る?飽きたわ」
「だね。帰ろう」
女性2人組。どうやらプレイヤーのようだ。
亜空間からアサシンコックローチを5匹出す。
「俺が手を上げたら突っ込め。そして2人のアキレス腱を狙え。そのあとでトドメだ」
「「「はっ!」」」
勿論痛覚は緩和されているので対して痛くはないが、動けなくはなるはずだ。
そして右手を上げる。5匹が指示の通りにアキレス腱を狙う。
「えっ」
「いっ」
よく分からない声を上げて2人が倒れる。そして俺が出る。
声を出さないまま仰向けになった1人の腹に乗る。
声にならない声を上げる女性を横目に、鑑定してみる。
氏名:あか
種族:ヒューマン
職業:戦士、剣士
レベル:15
HP:121
MP:25
筋力:43
防御:40
魔法:19
魔防:28
素早:41
器用:30
スキル:剣術lv6、スラッシュlv4、ウィンドカッターlv2
称号:なし
なるほど。あまり強くないな。
そして俺は短剣を振りかざした。
女性がポリゴンになって消えていく。
今の絶対トラウマもんだよなぁ。
そんなことを思いつつ、もう1人も殺した。
《レベルが21から22に上がりました》
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