×月2日
一話で一日進むっていう感じです。一話千文字くらいに収める気なので、どうか軽い気持ちで読んでいただけると幸いです
【ベルル】
そのまま一日が過ぎ去ってしまった。昨日の記憶はほとんどない。ベッドで寝てからずっとそのままだ。
寝た、と言ってもずっと眠りにはつけなかった。ただ布団の上で倒れているようなものだった。
そんなことを考えている最中に、思考を遮るように外からパレードのような音楽が爆音で聞こえてきた。使いを送って今にでもやめさせよう、そう思い窓の外を覗くとやはりパレード的なものが行われていたが、そこを通るのは白馬に乗った男一人だけだった。
目を細めてよく見てみると見覚えがあった。そう、あの男はメイシー家次男、『アレク・メイシー』。三十二のギルドのギルド長を務め、その上勇者としての実力も一流という、最高の王子だ。
そんなアレクが、他国との交流を終えて帰ってきたので、パレードが行われているらしい。そんなアレクは、偶然こちらを見ると「パチッ」とウィンクしてきた。チャラチャラした見た目というより、優男のような見た目をした男だった。
思わず癖で、「欲しい」と思ったが、すぐに我に返った。そんな状態では無い。そう思いベッドにまた倒れ込んだ。たったの三十日しかないのに……そう考え始めた瞬間、インターホンの音が鳴り響いた。瞬間、メイドが扉をノックして部屋に入ってきた。
「すいませんベルル様!!今日メイシー家の次男、アレク様が来ることを報告しておりませんでした!!」
メイドは確実に罰を受けることを覚悟していたが、ベルルが「そう。」と言ってスタスタと歩いて行ってしまったので、逆に不安になった。
玄関の大きな扉を開くと、白馬から降りたアレクが使いとともに扉の前に立っていた。
「貴女がベルル様ですね。私はアレク・メイシーです。」
「今日はどう言った御用で?」
「ん、使いの方に電話をさせておいたのですが、伝わっていませんでしたか。今日は……えと……」
突然、アレクは恥ずかしそうに口ごもりだした。何か言いづらいことなのだろう。とりあえず、「どうぞ」と言って家に入れた。
アレクは家に入って一番初めにある広間を見ると、明らかに驚いていた。当たり前だ。この部屋のシャンデリアや、装飾全て合わせれば数億にもなる程の金額でこだわっている。
中まで入れて、客間の大机に座らせるとアレクは話し始めた。
「今日は……えと……」
口ごもった後に決心がついたかのようにアレクは一言だけ言った。
「結婚を前提にしたお付き合いについてお話しに来ました。」
第二話 終
恋愛系ムズいムズいばっかり言ってるんですけど、なんでかな〜って考えてみたら、僕恋愛漫画とか全然読んだことないんですよねー
読んだことあってもウィッチウォッチぐらい。面白いので是非読んでみてください




