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おじさん
「よお、ボウズ」
「おじさん誰ー?」
8月の前半。
太陽がサンサンと照らしている暑い夏の中に俺は年と体型の柄にも合わずに半袖と短パンを着て自分よりも何周りか年の小さい子供に話しかけていた。
「未来のお前だ。」
「嘘だあー」
「本当だよ」
俺の言っている言葉に嘘はない。
なんとなく懐かしい歩道を歩いていたらなんとなく昔の自分を見つけたから、なんとなく話しかけてやったまでだ。
もちろんこの事に価値なんてない。
もしもここで何かを助言したところで俺の過去は動かないし、こいつの未来も変わらない。
俺は自分でも分かりづらいような小さな溜め息を漏らしてこいつの視点に合わせるように膝を曲げた。
「坊主、将来の夢はあるか?」




