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過ぎない時間は動き続ける

「最悪の気分だ。


「今まで俺は何をやってきた?何を始めて何を終わらせた?


「結婚は出来なかった。親友も居なければ親族に家からは追い出されて家族がどうなったかも知りゃしない。


「二十代の頃はずっと親の脛を齧ってた。毎晩毎晩母親の財布からお金を取ってコンビニに食い物を買ってた。

母さんも気付いてた筈なのに毎朝机に二千円置いててくれたしインターネットもずっと繋いでてくれた


「小中高と打ち込んだ物もほとんど無いなあ。中学生の時に関してはとにかく自分が凄いと思ってたな。


「何が凄いとか何かが出来るとか、そういう特別な能力は何にも無かったのに


「小学校の3年生の頃までは楽しかったな。誰とも大きな差はないまま皆で鬼ごっこをした覚えがある。


「その時の夏に1度だけ大人数で旅行に行った事もあったな。スイカの味が1番美味しかった。


「どこで間違えたんだろう。


「かと言って戻った所で俺が人生をやり直せるかと言ったら難しい


「昔の自分に何か助言するとしたら何を言おう。


「頑張れじゃ通じねえよな


「寒いし寝るか


「いい夢が見たい


「......見るか。







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