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プロローグ

(はじめ)くーん今日、俺掃除当番なんだよねー

だからさ・・・」


男が俺に向かってニコっと笑って


「俺を助けると思って代わりに掃除してくんない?」


それだけ言うと俺の返事も聞かず男は去って行った


またか・・・


俺は心の中で思うのであった


実はさっき俺に掃除当番を押し付けた男は

今までに10回も俺に掃除当番を押し付けてきていた


俺も無理だと断ろうといつも思うのだが

そんな度胸がない俺はいつも男に代わって掃除当番をしている


「今日もやるか」


俺はしたくはないがしなければあの男からなにされるか怖いので

仕方なく男に代わって掃除をする






「終わったーー」


掃除が終わり俺は掃除道具を片付けて家に帰ろうとする




この俺

市之壱(いちのはじめ)

とく冴えない男でいつも誰かには面倒なことを押し付けられる

ちょっとかわった奴だ



俺が家に帰っていると


「壱ー」


後ろから誰かから呼ばれたので振り返るとそこには・・・


(ひかる)


俺を呼んだのは

俺の唯一の友達の光だった


光は俺とは違い

とても明るい性格でいろんな人から好かれている

しかも・・・かわいい女の子


俺なんかにこんなかわいい子が友達でいいのかといつも思う


「壱ーまた、掃除当番させられてたの?

いい加減無理って断れば?」


光はいつも陰ながら俺を見ているのか

俺がいつも誰かに頼まれて掃除をしているのを知っている


「いいよ別に・・・

そーいうお前はこんな時間まで何してたんだ?」


今は、学校が終わり4時間ぐらいたっている

普通の俺たちと同じ高校生なら家に帰って

寝てるか、テレビ見ている時間だ


「へへ・・・

見て驚けー」


光は鞄から買ってきたであろう本を出し俺に見せてきた


「これは・・・

限定版、魔法少女ルルルン・ピージュ

じゃねーか?」


魔法少女ルルルン・ピージュとは

一部のマニアで流行っているアニメだ


「いーでしょー」


「いーなー」


素直に俺も限定版、魔法少女ルルルン・ピージュの本がほしかったので素直に言う


「ホント、壱ってこーいう2次元好きだよねー」


確かに俺は

いつも誰かに面倒なことを押し付けられているせいか・・・

2次元にはまって、オタク化してしまった


別にオタでも不便はないからいいと思うが・・・


「いいだろ、2次元好きでも、不便はしないんだしさー」


「まぁーそーだけど

壱ってさ2次元の美少女、空から落ちて来ないかなぁーとか思っているでしょ?」


「まぁー思ってるけど・・・」


聞かれたので俺は素直に答える


まぁー・・・


異世界にいけないかな?

魔法が使えないかな・・・


なんかもいつも考えている


これもそれも・・・

いつも面倒な仕事を押し付けられてるせいだろう


「ふーん

ま、そんなこと絶対おこんないからねー」


「分かってるよそれぐらい」


「じゃいいや」


そうこう言っていたら光と別れなきゃいけなくなったので別れて

俺は1人家に帰るのであった

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