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私の小失敗の本質  作者: リノキ ユキガヒ
報告「秘密と秘密」
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趣味≠信用

 さて、ここまで読んで頂いた稀有な読者の皆さんに言わねばいけない事がある。というかお気付きかもしれないが改めて言う必要がある。

 それは私という人間は二種類存在するのだ。

 ひとりは売れっ子モデルの「Rita」でひとりは軍事マニアの「田中信子」だ。勿論同一人物であるが


「Ritaを知る人間は田中信子を知らず」


「田中信子を知る人間はRitaを知らない」


 恐らくであるがこの事実が明らかになれば私の信頼は地に落ちる事は火を見るより明らかだ。

 端的に述べれば「総スカン」だ。

 都合のいい話しかもしれないがこの両者に対してそれぞれの存在を隠しておきたいのだ。

 ナゼかというと両者とも住む世界がかけ離れているからだ。

 前項で述べたとおり軍事マニアというものは誤解を受けやすい趣味だ。そして私はその中でも最も誤解を受けやすい「旧軍マニア」という部類に属する。

 軍事的な知識がない方々の為にここで「旧軍」ついて改めて説明させて頂く。

 普通に生きてる人達には馴染みのない「旧軍」という言葉の響きだがこれは

「旧大日本帝国軍」

 の略称である。つまり大東亜戦争、一般的に太平洋戦争終結まで編成されていた日本の軍隊の事だ。もっと簡単に言うと自衛隊の前に組織されていた軍隊だ。

 自衛隊と異なるのはこの旧軍は大規模な実戦経験のある所だ。

 それゆえ悲惨なエピソードも数多くありそれらが今だに外交上引きずっている案件も多々ある。

 普通の人はそこからくる旧日本軍の横暴なイメージが強い。

 なので誤解を招きやすいというのはここからきている。

 著者も私も含めこの件に関しての知識が乏しいので言及は避けておく。

 だからといって旧軍をならず者の集団として我々旧軍マニアは扱っている訳ではない。

 やむにやまれぬ事情からそうなってしまった事例もあるし、一部の者が行った蛮行が膨れ上がったり、捏造されプロパガンダに利用されてる事もあるのだ。

 そういった事をふまえてる人間とそうでない人間の旧軍への温度差は激しい。

 ましてや煌びやかな世界に生きているファッション雑誌業界の人間からすると、軍隊という泥臭いものの存在は余りにもかけ離れている。

 それだけならまだしも日本史の闇のような存在である旧軍に興味ある人間は彼らすると異質以外の何者でもないのだ。

 なので私としてはそのような事に興味あるそぶりをなるべくせぬように心がけてきた。

 勿論。私の趣味のせいで仕事が駄目になるという事も、久我山組との関係が悪化するとも実のところ思ってはいない。

 彼らだっていい大人だ。人のプライベートまでとやかく言うつもりはないだろう。

 しかしこれは趣味からくるプラスのイメージに転換できればの話だ。

 これがマイナスへ転換されると話しは別だ。

 私の存在はたちまち得体のしれない者になってしまうだろう。

 なので私は趣味の事は伏せて彼らと接するのが無難だと思っている。

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