定例会議事録ー第●回目
「ねぇ、小川さん。実際にイージス艦と戦艦大和がやりあったらどうなるの?」
「どうなるんだろ?自分一人の知識じゃどうにもなんないから確かな事は言えないダヨ」
「んぁ。今の軍艦は防御力より機動性重視だしなぁ」
「ったく二人共本当に日本男児なの!?そんな腑抜けた意見聞きたい訳じゃないの!」
「じぁ隊長よぉ、大和がイージス艦撃沈できると思ってるの?」
「当たり前じゃない。46サンチ砲は伊達じゃないのよ」
「でもハープーンに代表される対艦ミサイルは射程100キロ以上あるダヨ。いくら大和の主砲が大口径でも40キロ少々の射程じゃイージス艦の方がアウトレンジで攻撃し放題ダヨ」
「んぁ。そーだな」
「はぁ!?だからなによ!大和の姉妹艦である武蔵は20発近い航空魚雷を喰らっても撃沈されなかったのよ!それどころか音速を超えた500キロ爆弾の直撃をはじき返す主砲天蓋の化物じみたの装甲の戦艦を本当に現代兵器が貫けるの!?疑問だわ!?大体、大和だって撃沈じゃ無いんですからね!左舷に魚雷の集中攻撃を喰らって転覆してからの沈没ですから!」
「隊長。あんまアツくなんなよ」
「なに言ってんの!!アンタ達の言ってる事が不甲斐ないからでしょ!大和、武蔵のせいで米国は航空機の有効性を疑いかけたのよ!」
「あー…じゃぁ、旧ナチスドイツの80センチ列車砲とかは駄目カナ?」
「なんで今、ドーラが出てくるのよ?」
「んぁ?隊長が大口径砲にこだわってたらから小川さんが列車砲だしたんじゃねーの?」
「そーうーじゃーなーくーてーぇ」
「隊長~。そんな精神論ばかり言ってたら旧軍と変わらないダヨ」
「んん。コホン。そうだったわね。これじぁいけないわ。冷静に話しあいましょ」
「んぁ。」
「現代のイージス艦と戦艦大和の勝負ダナ。手持ちの資料だけだと何とも言えないけどお互いに条件次第ダナ。アウトレンジならイージス艦の圧倒的に優勢。しかし撃沈に至るかどうか怪しいダナ、そして、何らかの原因で大和の主砲の射程に入るとイージス艦の優勢は崩れるダナ。とりあえず隊長とオレの意見をまとめるとそうなるナ」
「そうね。まぁいいでしょう」
「んぁ。でもサマール沖で大和が護衛空母ガンベアベイに主砲放ったとき弾が貫通して致命傷にならなかったみてーよ」
「今更それを言うの?」
「んぁ。事実じゃねーの?」
「確かに対艦用の砲弾の信管は重装甲を貫いてから作動する遅発信管だからからイージス艦に命中しても貫通して作動しないカモ」
「はぁぁぁぁ!!村井特務大尉の腕を信じないつもり!?アンタ達!」
「んぁ。誰だよそれ?」
「あー。航空機専門のキミには馴染みないかも。戦艦大和の主砲射撃手ダヨ」
「んぁ。成る程」
「ったく。」




