The later story19
「…ヤバい」
「広すぎる…」
秋雨、探索30分より
迷子確定
「GLも何処に行ったか解らないし…」
(無人島とか異世界なら兎も角…、アメリカ支部で死ぬわけには…)
「って言うか!死ねない!!」
「うるさいわね-」
「また、覗きに来たの?」
「いい加減にしないと殺すわよ」
「えぇ!?」
「あれ?トルアじゃない…」
「誰だっけ?会ったような会ってないような…」
「え-と、ロ-ブちゃん?」
「…あ-」
「秋雨!!」
「うん、そう」
「久しぶり~!!」
「空港で会って以来だね!!」
「それっきりだったからね」
「どう?元気?」
「うん!」
「…聞きたいんだけど」
「何?」
「何処?ここ」
「アメリカ支部だよ?」
「いや、そうじゃなくて」
「アメリカ支部の…、何処?」
「女子寮」
「あ-、そうなんだ」
「へぇ…」
「…え?」
「女子寮だよ?」
「いつもトルアが覗きに来るの」
「…」
「…出口は?」
「あっち」
「でも、更衣室を抜けなきゃ」
「えぇ!?」
「どうやって来たの?」
「更衣室を抜ける以外に、この庭には来れないよ?」
「まさか…、無意識の内に?」
「それは、それで凄いよ?」
「どうしよう…」
「更衣室は任務から帰って来た人達が居るから…」
「待ってたら夜になっちゃうよ?」
「うぅ…、どうしよう?」
「変態扱いで捕まる…」
「何をしてらっしゃいますの?」
「いえ、それが…」
「え?」
「生徒会長とも有ろう秋雨 紅葉君が聞いて呆れますわね」
「アメリカ支部まで来て覗きですの?」
「椿姫さん!!」
「海外支部に行ったんですね!?」
「ええ、そうですわ」
「しかし、どうして春白さんはこの様な方を会長に推薦したんでしょう?」
「先が思いやられますわ…」
「ち、違いますよ!!」
「もう、言い訳は無理だと思うわよ」
「違うって!!」
「実は…」
「あら、そうでしたの」
「てっきり、あのクソ変態似非ハ-フ野郎の趣味が感染したのかと」
(「クソ変態似非ハ-フ野郎」…)
(誰だか解ってしまう…)
「しかし、どうして海外支部に?」
「しかも女性寮」
「人捜しです」
「それと、女子寮は偶然ですよ…」
「誰をですの?」
「…そうでしたか」
「私は知らないよ」
「俺もnot knowだぜ」
「う-ん、アメリカ支部に居るって聞いたんだけどなぁ」
「…あれ?」
「1、2…、3?」
「…トルアさん?」
「どうして女子寮に?」
「覗きに」
カチャッ
「第一級、危険人物が女子寮内に侵入!!」
「全員、戦闘態勢に入ってくださいませ!!」
「え?」
ヴ-ヴ-ヴ-ヴ-!!
「バレたか」
ダッ!
「逃げた!!」
「追いなさい!女子の名にかけて!!」
「行くわよ!!」
「「「はい!!」」」
ダダダダダダダダダ…
「椿姫さんもロ-ブさんも行ってしまった…」
「どうしよう?」
ガシッ
「アナタ、どうして女子寮に?」
「男性ですよね?」
「え?」
「ちょっと、こちらへ」
ズルズルズル…
「え?あの!?」
待機室
(もの凄く怖い部屋に連れてこられてしまった…)
「え-と、あの部屋は…」
「見ての通り、拷問室です」
「…何をされるんですか?」
「海外支部に来てから1年で女性をシメたお方に拷問されます」
「それ相応の償いをしていただきますから」
「勘違なんですけど…」
「問答無用です」
「そんなぁ…」
ガチャッ
「次の方、どうぞ」
「行きましょう」
(腹、括るしかないのかな…)
拷問室
「座ってください」
「はい…」
「では、お願いします」
バタン
「…君か」
「女子寮を覗いたというのは」
「…誤解です」
「ん?」
「あれ?その声は…」
「秋雨君ではないか!!」
「骸瀧さん!?」
「久しぶりだね」
「元気かい?」
「はい!元気です」
「そうか-、君が…」
「この部屋に来るとは」
「…本当に誤解なんですよ」
「むぅ…、君だしね」
「ワケを聞こうか」
「はい…」
「…そうだったのか」
「その人を捜して」
「はい」
「何故か女子寮に…」
「…それなら仕方ないね」
「今回は特例で」
「ありがとうございますぅ…」
「その代わり、火衣良ちゃんは元気かどうか聞かせてくれるかな?」
「元気ですよ」
「アメリカ支部に来てますけど…」
「え!?そうなのか!!」
「はい」
「水無月さんとは連絡を?」
「ああ、取っているよ」
「1日に50回取っていたら、通信料が凄い事になってね」
「今は10回に抑えているよ」
「それでも多いと思うんですけど…」
「ん、ありがとう」
「もう、行って良いよ」
「失礼しました…」
「でも、拷問って?」
「名ばかりの物だよ」
「人格と精神を崩壊させるだけだから」
「…すいませんでした」
読んでいただきありがとうございました




