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1・赤松円心について

赤松円心(則村)についての基本情報


生年 :建治三年(1277)

死没 :正平五年/観応元年一月十一日(1350年2月18日)

 

墓所 建仁寺塔頭久昌院(京都市東山区)

金華山法雲寺(赤穂郡上郡町)

常巌寺(美嚢郡三木市)



(1)赤松円心と赤松家


赤松円心は、『太平記』において村上天皇の第七御子・具平親王の六代苗裔、従三位源季房の末孫とされている。『今鏡』によれば、源季房は右大臣顕房の子。季房は丹波守、加賀守を歴任した後、天永二年(1111)の暮れに播磨国に配流されたという。


当時、中央の高官が播磨に流される際には、西端の佐用郡が選ばれることが慣例化していたとされる。後に季房は罪を許され、京都へと戻って新たに三河守に就任するのだが、この播磨時代の季房と地元有力者の娘との間に子が生まれた子どもが今日まで続く赤松家の血の始まりとされる。


他に、源季房の曾孫・山田則景が北条義時の娘を娶り、播磨国佐用庄の地頭職に任じられ、庄内の山田村に土着した後、則景の息子・家範の時代に赤松氏を名乗った説などが知られる。(則景は宇野姓を称したともいう。)


系図にもよるが、最も信頼できるとされる『赤松系図』によれば、家範は則景の末子として書かれ、家柄として、赤松家は一族の本筋ではなかった可能性が高い。それだけに、『赤松家』を一族の本流にした才能は群を抜いていたとされる。


一方で、得平定阿の『赤松記』によれば、


『そもそも赤松氏の始まりについて申し上げます。祖先をたどれば第62代の村上天皇に始まります。その御子である具平親王ともから三代目にあたる右大臣・源顕房(みなもとのあきふさ)の子たちの代になります。』


『第一子は中院左大臣・雅房(まさふさ)といい、久我家の先祖です。』


『第二子の丹波守・季房(すえふさ)の子の時、播磨国佐用荘の「赤松谷」という所に流され、その子孫がそこに住むようになりました。それから五代目を則景(のりかげ)といいます。この人は「宇野」という場所を領地としたため、宇野という名字のはじまりとなりました。この時、関東へ下り、北条氏の縁者となって、建久四年七月四日、源頼朝公から佐用荘の地頭職の任命書を賜りました。これ以来、宇野播磨権守則景と名乗るようになりました。』


『則景には二人の弟がいました。一人は宇野新大夫則連うのしんだゆうのりつら、もう一人は得平三郎とくひらさぶろうです。末の弟は佐用荘の内の「得平名とくひらみょう」という場所を領したため、得平と名乗りました。今の「出井分」と呼ばれている場所がそこにあたります』


『則景から数えて四代目を次郎家則(じろういえのり)といいます。その子が則村(のりむら)であり、ここで初めて「赤松」と名乗りました。赤松孫次郎、法名は円心えんしんと呼びます。円心は播磨・備前・美作の三ヶ国を統治しました。』


『円心の子は則祐(そくゆう)律師といい、天台宗比叡山にいらっしゃった後醍醐天皇の皇子・大塔宮(護良親王)に仕えた人です。後に将軍家に仕えて大きな忠義を尽くしました。』


と、あり、微妙に異なっている。


しかし、得平定阿は室町時代後期の実在の赤松家重臣で(高齢になってからの記述内容となるが)、おそらくは定阿の方が認識としては正しいのではないかと推測される。


《補記:山田則景の血脈》


※別所氏……則景の叔父・頼清の家系。

※佐用氏……則景の弟・頼景の家系。

※宍粟宇野氏……則景、もしくは弟の将則(為助)が宇野庄高倉山に築城したが始まり。

※小寺氏……宇野将則の長子・為頼が、明石郡伊川庄に出て、小寺城主となったのが始まり。

『赤松氏佐用家実記』



則村(円心)の本拠地・佐用庄赤松村。


佐用庄……佐用東庄、佐用西庄、本位田、新位田、豊福村、江川村、赤松村、千草村、土万村。 『九条道家初度惣処分状』






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