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09

前回の続きになります。


知っていると思っていた

でも知らなかった事を知る

そしてやっぱりわからない





「この前女の子が二人僕の部屋にやってきたんだぜ」

 何て事を友人に話したらどんな反応をするだろうか? からかってくるかもしれない。いや、笑いながら内心怒る奴も居るかもしれないな。まあ怒るまでは行かなくても、自慢かよってうんざりした反応を返されるかもしれない。でも良かったな、なんて言ってくれる奴らも居るかもしれない。

 何て軽く現実逃避をしながら、目の前で座っている二人の女の子……いや、事実から目を逸らしていても意味は無い。そう、実際は女の子といっても同年代の女の子ではなく、大分年の離れた小学生の子供二人。その二人に僕は目を向ける。

 ユキとその友達の少女。名前を思い出そうとして、まだ聞いてなかった事を思い出したので、とりあえずはくーちゃんと便宜的に頭の中だけそう呼んでおく事にする。そのくーちゃんとユキが何故か僕の部屋に居て、そして目の前に二人並んで座っている。

 何故こうなったかを僕は天井を見上げて思い出す事にした。






 リビングで僕が一人くーちゃんの存在を受け入れている事など構わず、ユキは玄関の扉を開きくーちゃんなる少女を出迎えていた。

「こんにちは! くーちゃん」

「あ、ユキちゃん。こんにちは」

二人は挨拶を交わして、そのまま遊びに出て行く。そして僕は玄関の扉をちゃんと閉めて休日を満喫するのだろう。……なんて僕は考えていたのだけど、何故かユキはその少女を当然のように家に上げてしまっていた。

「つかれたでしょう?」

「ううん大丈夫だよ」

 いやいや、それは違うだろうユキ。ここは僕の家であってユキの友達を連れてくるのは違う。

「ごめんね。ちょっとだけ待っててくれる?」

「どうしたの?」

「ちょっとゆうくんと話してこないと」

「そっか、大丈夫待ってるから気にしないで」

「うん、じゃあちょっと待っててね!」

 何やら二人だけで話を進めてしまったようで、少女を待たせたユキはリビングに居る僕の所まで戻ってくると、不安げに見上げてきて口を開いた。

「ゆうくん」

「ああ、友達が来たんだろ?」

「うん。だからね」

「いいよ。僕の事なんて気にせず遊びに行ってきなよ」

 どうやら僕が先走っていたようで、ユキは僕を残して遊びに行く事が気まずかったようだ。先ほど友達と遊ぶことも僕に言っていたのだから気にする必要など無い。というかユキが当然のように家に来ていただけで、別に今日ユキと一緒に遊ぶ約束――なんて言うと何だか僕が小学生しか友達が居ない寂しい奴みたいだが――をしていた訳でも無いのだから。

「そうじゃなくてね」

「うん?」

 しかしユキが言うには僕に気を使ったのでは無いらしい。でもだとしたら何だろう……もしかして遊ぶお金だろうか?

「ゆうくんの部屋であそんじゃ駄目?」

「え?」

 そうか僕の部屋で遊びたいのか。それなら納得だな……っておかしいだろう。何でユキとその友達が僕の家で遊ぶんだよ。と内心の混乱を隠して、僕はユキを説得しようと口を開く。

「いやいや。おかしいだろユキ? あの子はユキの友達なんだし、遊ぶならユキの家か彼女の家。それが駄目なら外で遊んできなよ」

「ゆうくん。おねがい」

 僕の必死の説得を聞いたユキは、両手を合わせて祈るようなポーズをとって今にも泣きそうな声でそう告げてくる。

「ユキ、何で僕の部屋なんだ?」

「え、そ、そのね。わたしがゆうくんによく遊んでもらってるんだって言ったら、くーちゃんが会ってみたいなって言ってたから。だから」

 恥ずかしそうに告げるユキ。だけどそんな事を言われても困るし少し気恥ずかしい。だいたいどちらにしでもユキでさえ手一杯なのに、その上知らない小学生の相手まで何て僕には荷が重い。

「悪いけど、二人で遊んできて」

「ゆうくんはわたしと遊ぶのいや?」

「ユキ。あの子はユキの友達だろ?」

「……ゆうくんも一緒がいい」

 そういって潤んだ瞳を僕に向けるユキ。でもそんなユキを目の前にしても僕は心を鬼にし、断る事を決心する。だって無理だし。だからもう一度断ろうと口を開く。

「おねがい……ゆうくん」

「今日だけだからな」

「ゆうくん!」


 僕の言葉に満面の笑みを浮かべて抱きついてくるユキの頭を一撫でして引き離すと、僕達は玄関に行きくーちゃんと軽く挨拶を交わした。そして二人を先に部屋に向かわせて、僕はお菓子と飲み物を持って部屋に戻り今に至ると言う訳だ。

 この結果は決して僕がユキのお願いに屈したわけではない。ただ、あまりしつこく断るのも大人気ないし、くーちゃんも疲れているようだから特別に今回だけ許しただけなのだ。そう、ただそれだけの事だ。


「ユキから聞いていると思うけど、僕の名前は西野裕也。改めてよろしく」

「わ、私。青井 久美っていいます。よろしくお願いします」

「うん。えっと久美ちゃんでいいかな?」

「は、はい! どう呼んでもらっても大丈夫です」

 なるほど青井あおい 久美くみだからくーちゃんか。それにしても礼儀正しい良い子のようだ。

 ユキの言う通り整った顔立ちをしているし、意思の強そうな瞳は年齢よりも大人びた印象を受ける。大人っぽい美少女か……これなら確かにクラスの男の子に人気が出るのも納得が行く。とは言っても僕にとっては小学生の子供でしか無い。

「あ、あの、突然おじゃましてしまって本当にごめんなさい」

「いいよ。ユキが我侭言ったんだろうし」

 申し訳なさそうに謝罪する久美ちゃんに僕は笑って答える。

「むぅ。そんなことないもん」

「あ、いえ。わたしが無理をいったので」

 頬を膨らまして不満気に否定するユキを気にしたのか、僕の言葉を否定してそう答える久美ちゃん。何て良い子なんだろうか。

「はは、まあ年上の男が居て気まずかったら席を外すし、遠慮せず言ってくれて良いから」

「そんな事ないです。だいじょうぶです!」

 慌てて声を上げて強く頷く久美ちゃんは、ユキと同い年なのを思い出させてくれるほどに年相応で微笑ましい姿だった。

「そうだよゆうくん。さっきも言ったけどくーちゃんもゆうくんに会ってみたいって言ってたんだから」

「ゆ、ユキちゃん!」

 腰に手を当てて何だか自慢げに告げるユキに、久美ちゃんは顔を赤くして声を上げたが、その自分の声に恥ずかしくなったのか俯いてしまった。

「はは、まあ期待に応えられるか分からないけど、今日は楽しんで貰えるように頑張るよ」

「そ、そんな」

「ゆうくんなら大丈夫だよ」

 顔を俯ける久美ちゃんとは対照的に、微笑んで頷くユキの自信はどこから来ているのだろうかと不思議に思ったけど、きっといつもどおり根拠の無い自信なのだろう。

「まったく。まあいいやお菓子持ってきたから」

「ありがとうゆうくん」

「ありがとうございます」

「遠慮せず食べてね。はい飲み物も」

「さすがゆうくん」 

「あ、いただきます」

 そうしてユキははしゃぎながら、久美ちゃんは遠慮がちに数種類のお菓子を盛り付けたお皿に手を伸ばして食べ始める。そんな二人を見てると僕も少しお菓子を食べたくなったので、持ってきたクッキーを食べようと手を伸ばしたのだが、その途中で僕の手と丁度次のお菓子を取ろうと手を伸ばしたユキの手が当たった。

「ああ、ごめん」

「ううん。だいじょうぶ」

 僕の謝罪に何故か嬉しそうに笑って言うユキ。そんな僕とユキを物珍しそうに見て久美ちゃんは「ユキちゃんが言ってた通り、ほんとうに仲いいんですね」と言って初めて笑顔を見せてくれた。

「そうかな?」

 改めて誰かに言われると正直分からなくなって戸惑った僕はなんとも言えず、ただ久美ちゃんに疑問の言葉を返す。

「はい。なんだかユキちゃん学校に居るときよりうれしそう」

「も、もうくーちゃん」

 久美ちゃんの言葉にそうなのか? とユキを見ると恥ずかしそうに肯定も否定もせずに久美ちゃんの名前を呼んではにかんでいる。

 その二人のやりとりを見ていると、この二人は本当に同い年なのだろうかと疑問に思ってしまう。どちらが幼く見えてどちらが年上に見えるかは言う必要も無いだろう。ただ年相応なのはユキなのだろうけれど、まあ久美ちゃんにしても礼儀正しいと言うだけでしか無い話なので、気にするほどの事でも無いかと僕は結論付ける。

「とりあえず何かする?」

「はい。なにしましょうか?」

「じゃあトランプしようよ!」

 と言うわけで僕達は三人でトランプで遊ぶ事にした。




「えいっ」

「ああっ!」

「やった! かち」

「またか」

 とりあえず三人で定番のババ抜きをしていた僕達。今回一番に抜けたのはユキだ。そして正確に言うと今回だけでなく先程から殆どユキはトップだった。

 普段の性格からユキはゲームや勝負事に弱そうなイメージを抱きそうだが、これが意外と強い。テレビゲーム何かでも僕と結構良い勝負をしたりする。

 それでも、他の遊びなら僕が勝ち越す事も多い。ただババ抜きだと何故か全くと言っていいほど僕はユキに勝てない。正直そんなに分かりやすいのだろうか? と疑問に思うのだが、そうでもない気もする。それが何故かと言うと

「またビリ」

 僕の前で毎回最下位に落ちている久美ちゃんがいるからだった。何回か続けているがこの子は僕からババをひいたりしてる。席順を変えて取る方取られる方を変えたりもしているのだけど、どちらにしろ僕はこの子には勝っている。ただ、久美ちゃんは正直凄く分かりやすい。最後の一対一で僕がババ以外を取ろうとすると眉が動く。あと隠そうとはしてるのだろうけど凄く悲しそうな顔をするのだ。

 ただこの子も単純な訳でも無く、一度だけわざと負けたらすぐに気がついて凄く不機嫌な顔で『子ども扱いしないで下さい』と言われてしまった。

「はぁ。ユキちゃん強すぎ」

「はは、確かに」

「えへへ」

 何処か呆れた声で話す僕達の言葉に自慢げに笑うユキ。

「わたしもクラスだと結構強いのに」

「そうなの?」

「あ、疑ってますね! 本当ですよ。わたし他の子とする時は何度も勝ってるも……勝ってますから」

 何故言い直したのかは知らないけど、とりあえず久美ちゃんもそう弱くは無いらしい。やはりユキが強すぎるだけのようだ。

「でも今日のユキちゃんいつもより強い」

「えへへ」

 久美ちゃんの言葉に照れながら何故か僕の方を横目で見るユキ。勝ち誇っているのだろうか? ユキめ後でお仕置きだな。

「そろそろ他の事しようか?」

「……わかりました」

「うん!」

 流石にいつまでも同じ事をしているのに疲れた僕は二人にそう提案する。その提案に久美ちゃんはずっと最下位だったので少し不満そうに頷き、そんな友人の態度知ってか知らずかユキは明るい声で頷いた。




 と言う訳で僕達は今レースゲームをしている。バイクに乗ったキャラが棍棒などの武器を持って障害物や他のプレイヤーを倒したり妨害しながら順位を競うゲームだ。

「ほら今だ」

「あ、こうですね!」

「そうそう」

「できました! できましたよ裕也さん」

「うん。やったね久美ちゃん」

「はい!」

 しかしユキはこのゲームをそれなりにやっていて上手かったのだが、久美ちゃんの方がやった事が無かったらしい。というよりテレビゲーム自体を殆どやった事が無かったようだ。だから僕が久美ちゃんに教えながらユキと対戦することになった。

「わたしが1番」

「ああ、そうだね」

「うんユキちゃん強い」

「……もういっかい」

 ユキが勝ってるのに久美ちゃんを褒めすぎたのがいけなかったのか、少し不満気な声を出すユキ。そんなユキを僕達は素直に賞賛した。したのだが、ユキはまたどこか不満そうな顔で再戦を久美ちゃんに申し込んだ。

「わかった。次はもっと頑張るから」

「うん」

「おお頑張れ久美ちゃん」

「はい!」

「……」

 そして二人のもう何度目かになる試合が始まる。とは言うものの今回も勝つのはユキだろう。久美ちゃんも大分上手くはなってきたが、初めてこのゲームをプレイする初心者だ。僕の家で何度も一緒にプレイしてきたユキにはいくらなんでも勝てないだろう。それでも何人かのNPCキャラよりも大分上の順位をキープできるようになってきていたので、大分飲み込みが早いほうだとは思う。

「えいっ」

「ああ、おしい」

 今も結構良い操作をしている。ただユキの使用しているキャラは更に上を行く動きをしている。

『1Pwin!』

「ゆうくん一位だよ!」

「ああさすがだなユキ」

「えへへ」

 そしてまたユキの勝利が確定したので僕はまた素直に賞賛の声を送る。

「負けちゃった」

「いや、でも久美ちゃん今日初めてなのに凄いよ。もうこんなに上手くなるなんてさ」

「そ、そうですか?」

「うん。僕はこのゲーム結構梃子摺ったからね。凄く飲み込みが良いと思う」

「そんな風に言ってもらうと嬉しいです……えへへ」

 そう言って笑顔を見せてくれる久美ちゃんは最初とは違って大分僕にも慣れてくれたようだ。

「でも裕也さんのおかげです」

「いやいや久美ちゃんが頑張ったからだよ」

 なんて僕達はお互い褒めあっていた。

「ゆうくん」

「どうしたユキ?」

「わたしにもおしえて」

「何言ってるんだよ。今も一位になったじゃないか」

「そ、そうだけど」

 一体どうしたと言うんだ。いつもは一緒にゲームしていてもそんな事言わないのに。

「……裕也さんわたしも次はひとりでやってみたいです」

 しかし久美ちゃんが何かに気がついたようにそう言ったのを見て、初めて僕はユキが拗ねていることに気がついた。教えるためとはいえ、僕と久美ちゃんばかりが喋っていたから、仲間はずれにされてると思ったのかもしれない。だから僕も久美ちゃんの提案に乗る事にした。

「ああ、そうだね。じゃあ今度はユキのプレイを見させて貰おうかな」

「わ、わかった。ゆうくんちゃんと見ててね!」

「わかってるよ」

 嬉しさが隠し切れず頬が釣りあがっているユキを見て何とか機嫌を損ねずにすんだと安心していると、久美ちゃんが何やらユキの耳元に口を寄せて囁いたようで、ユキが頬を染めて「く、くーちゃんのばか」と返している。

「どうしたの?」

「なんでもないです」

「な、なんでもないよ」

 慌てるユキと笑う久美ちゃんを見て僕は、女同士の話って奴かと納得する事にした。クラスの女子にしてもたまにこんなやり取りをしている。そこに男の入る余地なんてないのだと言うことを僕は母さん達の事もあって学んでいたのだ。

「ユキちゃんの言ってた通り裕也さんってすごくやさしいね」

「でしょう」

 とは言うもののゲームをしながら交わされる二人の会話は正直聞いていてて恥ずかしい。

「ほんとに。ユキちゃんいいな。ねえ今度裕也さん貸してくれない?」

 久美ちゃんは冗談でそんな事を言ったんだろうけど、正直言葉だけを聞くと悪女のような発言だなと思って僕はユキがどんな反応をするのか気になってユキの方を見た。

「ううんだめ。それはだめ」

 その声の主が一瞬僕には誰だか分からなかった。ユキはすごく真剣な顔で、画面から目を離さずに言った。その声は慌てても無く拗ねたような声でも無く、ただとてもはっきりした力強い否定の声だった。

「あ、ごめんねユキちゃん冗談だから」

「なんだ。もうくーちゃんは」

 そのユキの言葉と声に久美ちゃんもびっくりしたのか慌ててそうユキに告げるとユキはいつもと変わらない笑顔を浮かべて返事を返す。久美ちゃんも笑って「ごめんね」と謝罪の言葉を返した所をみると、驚いてはいたものの始めてのやり取りと言う訳でも無かったようだ。

 そう、ただ僕がそんなユキを知らなかった。ただそれだけの事でしかなかったのだろう。





 そしてしばらくそんな風に三人で遊んでいるとだいぶ時間も経って、久美ちゃんが「そろそろ帰らないと」と言い出したので見送る事になった。

「すごく楽しかったよユキちゃん」

「わたしも! また遊ぼうねくーちゃん」

「うん!」

 別れの挨拶をしている二人は本当に仲が良いんだと納得する。……何せこのようなやりとりがもう三回ほど続いているのだ。ただどうやらこれで最後だったようで、久美ちゃんが僕の方に近づいてくる。

「今日は本当にありがとうございました」

「いや、楽しんでくれたなら良かったよ」

「はい、すごく楽しかったです!」

 そう言って嬉しそうな笑顔を見せてくれる事で僕自身今日は付き合って良かったかなと思えたし、多少気恥ずかしさも感じるけれど、嬉しいとも思う。

「その、裕也さんとも会えてよかったです」

「そう? 期待に応えられてたら良いけどね」

「あ、大丈夫です!」

「はは、ありがとう」

 真剣な顔で言ってくれるこの子は本当に良い子だなと改めて実感する。

「あ、あの!」

「どうしたの?」

「ま、またユキちゃんと三に……やぱっりなんでもないです! 今日はありがとうございまひた」

 あ、噛んだ。その事があまりにも恥ずかしかったのか、久美ちゃんは顔を赤くして少し涙目になってしまう。 

「……今度またユキと三人で遊ぼうか」

 その姿が何だかとても同情とそして年相応な可愛らしさを感じさせたのもあって僕は思わずそう声をかけていた。

 久美ちゃんは勢いよく顔を上げると「はい!」と大きな声で返事をして走って行ってしまった。正直少し危ない気もしたけれど、車などは近くに通ってないし遠くのほうで立ち止まる姿が見えたので僕は安心して、ユキと共に家に戻っていった。

 ただ家に戻ると久美ちゃんも一緒だったから我慢していたのか知らないが、いつも以上にユキが甘えてきた。





 そんなこんなで僕にとってとても疲れる一日は終わったのだけれど、後日ユキが友達に僕の事を何と説明しているか気になって聞いてみた。


 だけどユキは恥ずかしそうに笑って「ないしょ」と言うだけで教えてはくれなかった。




 おわり



読んでもらってありがとうございました。

あとがき……とりあえずくーちゃんはユキの事が大好きですが別に恋愛感情ではありません!

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