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トーナメント、騎馬試合 その2

その1 と書いておいて その2 を投稿してないじゃないか! と気づき、慌てて書くことにしました。


さて、騎士の華たるトーナメント、晴れて騎士になったフランクは「騎士として」も絶対何度も参加しているはずなんですが、従騎士(クナープ)として参加のあれしか史料に出会えませんでした。

ガーター騎士団員に正式叙任されていたヤコバ姫のほうもトーナメントまでやった! という記事は見つからず。


「トーナメント」は現在 「勝ち抜き戦」の意味でもありますが、もともとは騎士たちの槍の騎馬試合で駆け抜けたあと「ターンする」ところから起こった言葉 という説があります。


原始的なかたちは二手に分かれて戦う集団乱戦形式の模擬戦争であったようで、両陣営から槍もって突撃、駆け抜けられたらターンしてまた突撃ー という感じだったんでしょうね。

ただ、槍以外の武器を持った乱戦トーナメントの図がいろいろと残っています。とりあえず、区画だけは設定したようですが、町の広場程度のものから、広範囲の野原のものまでこれまたいろいろあったようす。殺すことが目的でなく、負かして降参させて捕虜にとるのがまあ「ルール」みたいなもんで「殺しちゃダメ」なとこが「戦争と違う」と書いてあったりもしますが、実際の戦争でも「身代金とれそうな騎士なら殺さないで捕虜にする」というのが「慣習」。ということは、限りなく実戦に近いものだったんじゃないかな、と思います。この手の集団戦を「メレ」と呼んだりするようですが、本によっていろいろありそう。


これに対するのが 一騎打ち。槍以外の武器のもあれば、騎乗しないやつもあり、「なんでもあり」だったんだけど 死亡事故が多発すること限りなく、ちょっとずつ「ルール」ができてきた、という感じだと思われます。


この話では まだ「落としたら勝ち」っぽくなってますが、時代が下がると 「槍が折れたら得点」、つまり「折れない槍で突いていたら落馬している強さで突いた」とみなして得点 となっていったようです。また、盾じゃなく、鞍の一定の場所を狙うようになり、「安全なスポーツ」へと進化? していったってことですね。でもまあ、「命がけ」だからこそ、萌えちゃったりするんですが。


「血とカネの匂いこそ、最高にエロティック」 なんて言葉がありますが、「カネ」のほうもたんまりとかかったのがこの騎馬試合。

馬と馬具、武具に装甲、そして武器。ここまででも相当かかりそうですが、さらに参加費というやつがまたべらぼうに高かったようです。「騎士でなくちゃ参加できない」というのは 騎馬試合映画「ロック・ユー!」でも強調されていましたが、称号とか身分以上に「財力」が「貴族的」でなきゃ無理だったんじゃないかと思います。

「市民」による騎馬試合、というのもあったようなんですが、この「市民」は「豪商」「銀行家」といったひとたち。そんじょそこらの貴族さまよかよっぽどお金は持っている というタイプ、「都市貴族」と訳されたりする階級だと思われます。ま この手の家系はいずれ騎士叙任されてホンモノの「貴族」へと成りあがっていくわけですが。





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