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星間戦争史 ―人類は再び星々に国境を引く―  作者: 三田来栖
第一部 シリウス事変

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第一部 あらすじ

挿絵(By みてみん)


第一部 シリウス事変


 西暦24世紀初頭、かつての国際連合は地球連邦に名を変えて久しかった。

 しかし、長年の統合の努力虚しく、かつての国家を完全には統合できずにいた。

 地球連邦設立から200年経過しても、かつての国家は「自治州」と名を変えたに過ぎず、旧来の影響力を保持し続けていた。


 更に、星系外の自治州では経済の多角化が進み、徐々に独立の機運が高まっていた。


 そして西暦2314年1月、地球連邦の匿名ネットワークにてある文書がリークされた。

 そこには、地球連邦が各自治州に対し、不当な搾取を行っていた証拠が列挙されていた。


 これを受けて、各自治州では地球連邦に対する不満が爆発し、各地で反連邦デモが巻き起こった。


 来る2月15日、シリウス星系にて市民と警察の武力衝突が発生した。

 これを機にシリウス自治政府は、現地に存在した地球連邦の直轄組織を武力制圧した。

 更に、星系防衛軍の戦力を太陽系に差し向ける計画を発動した。


 こうして地球連邦は、2088年に終結した第三次世界大戦以来の戦争状態に突入した。


 シリウス自治政府が始めたこの事件は、後に「シリウス事変」と呼ばれ、人類史の転換点となる。

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