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午後の予定

いつもお読みいただきありがとうございます。今回時間が取れずとても短くなってしまいました。今後この様な事がない様に気をつけます。

『プルルルル…』

 電話の音が鳴り響く。とある一室に置かれた携帯電話。しかし持ち主が現れることはない。電話はやがてその音を消す。その画面には学園長と書かれていた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さてと午後は…海水浴だ。中日というやつだな。ずっと訓練ばかりというもの味気ないだろう。せっかくの夏休み、海だしな。思う存分に遊ぶと良い。」

 午後の訓練前にリビングに集まった重達の前に立つ創士が告げる。


「え⁉︎、…創士さん午後の訓練はきつくなるって言ってたじゃないですか。あれはなんだったんですか!。」

 当然の様に重が創士に質問する。


「ふふふ、甘いな。正確な情報を集めることは大事なことだぞ。」


「…ちょっと待ってくれ。その情報は俺たち1年以外知ってたのか?。」

 剣が創士に尋ねる。


「当然だ。これはお前らに対する仕掛けだからな。」


「だからか、風待さんがやけに訓練終わり波の高さを気にしてると思ったんだ。」

 剣が午前の訓練の時のことを思い出し口にする。


「いや〜ちょっと我慢できへんかってな。海って言うたらボードやろ?。今日はええ波と風やからサーフィン日和やで。」

 余程楽しみなのか大声で喋る風待。


「風待。うるさい。」


「風待君。少しうるさいですよ。」


「…すいません。」

 並木と真利谷にダメ出しを食らってしまう。気勢を削がれ静かになってしまう。


「ははっ、まぁはしゃぐのも仕方ないだろう。それじゃあ行くか。各々着替えて…遊べ!。」

 創士が右手を斜めにかざす。その言葉を受けメンバーは各自の部屋に着替えに向かったのだった。1人を除いて。


「…かくっ…かくっ…….すー…」


「花凛!。寝るな。置いて行くぞ。」

 花凛である。みんなが集まる直前までソファに置き去りにされそのまま眠っていたが創士の話の途中に睡魔に襲われ再び夢の世界に飛び立とうとしていた。それに気づいたのが剣であった。


「うわぁぁぁぁ!。…なんだ剣君か。びっくりするじゃないか。寝てないよ。」


「…よだれ付いてんぞ。」


「…ゴシゴシ…ふん!。女の子にそんな事言うのはデリカシーがないよ!。じゃあね!。」

 捨てゼリフを吐いて花凛が出て行く。


「はぁ〜〜。」

 その姿を見て剣がため息をつき部屋を出た。



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