File015 物語の導入を改めて
この物語を描き始めた頃、思い付きで始めて初期はAIの力もだいぶ借りていました。
今改めて読み直すと、描いてる自分じゃないと伝わってないことや、お伝えする順番が良くないと思い書き直してみました。
1部の1話目と思ってください。
我々の住む地球とは、違った運命を歩んだ世界の物語。
いつの日からか人々は赤道の事を、こう呼んだ。
World's End Line
世界の終わりの境界線と。
古より、冒険者達は、こぞって向こう側を目指して旅へ出た。
しかし、生存して帰還した者は誰も居ない。
向こう側には、何があるのか。
断崖絶壁になっていて転落してしまうのか。
海の終わりが滝壺になっているのか。
何かが居るのか。
理由は、わからない。
わかっていることは、境界線を超えに向かった者は誰も戻って来ないと言う事だけだった。
しかし、人々の挑戦が収まる事はなかった。
ーー1543年。
とある、赤道の向こう側にある島に1隻の船が到着しようとしていた。
この船の名前は、アイアンクラウン(鋼鉄の王冠)号
若者15人が「向こう側」を目指して航海していた。
「いよいよだな」
アラン・フォックス(21)
この船のリーダー的な存在。
お調子者で、この無敵みたいな船の名も彼が名付けた。
「おおー!!遂に来たぞーー!!」
「世界の終わりなんかじゃない!!俺達は歴史に名を刻むんだ!!!」
まだ見ぬ地の発見に、彼らは興奮している。
そして無事に船は島へ到着してしまった。
彼らは、万が一に備えて最新武器の火縄銃を装備して原生林の中へ突き進んだ。
「ここは、完全に向こう側だよな」
「世界の終わりなんかじゃないじゃないか」
口々に、境界線の突破に喜んだ。
「あははは!見ろよ!あの葉っぱデカすぎだろ」
見た事もない大きさの植物に、はしゃぐアラン。
...その時。
ズーーーーーン!
辺り一帯を揺らす様な地響きが鳴った。
「な、なんだ!?火山か!?」
慌てふためく乗組員達。
ズーーーーーン
ズーーーン
バキバキバキバキ
木々をなぎ倒す様な音と共に、段々近づいてくる。
「なにか来るぞ!!火縄銃を構えろ!!」
大声で指示を出すアラン。
ウガォーーーーーーー!!!!...
凄まじい咆哮と共にティラノサウルスが現れた。
「なんだ!!あのバカげたサイズのトカゲは!!?」
「トカゲなんてもんじゃねー!!ドラゴンだーー!!」
彼らは、恐竜なんてものは聞いた事もなかった。
一斉に引き金を引き、辺りに銃声が鳴り響く。
「ぐっ...ビクともしねーじゃねーーか」
ウガォーーーーーーー!!
ガシュッ
あっさりと仲間が1人喰われた。
「撃てーー!!倒すんだー!!」
更に追撃でバンバンと鳴り響く銃声に更にヤツは怒り狂い、次々と仲間を食いちぎり踏み潰した。
「な、なんだよ?これ。全滅じゃねーか」
自分以外全ての仲間が、やられたアランは立ち尽くした。
「フッ」
少し笑い、火縄銃を地面に放り投げてポケットからウイスキーを取り出した。
「間違いねぇや。こりゃWorld's End Lineだわ」
そう言うと、全てを察しウイスキーを飲み始めた。
最後の獲物を見付けた、トカゲは大口を開けてアランに近寄った。
グシャァ…
ーー彼らが「世界の終わり」と呼んだ場所。
その始まりは、遥か遠い過去にあった。
ーー6600万年前
青い地球に巨大隕石が、向かっていた。
しかし、まさに天文学的な確率の一致により別の隕石が衝突して、規模を縮小し、軌道が僅かにずれて衝突場所が変更された。
……そして
ゴォォォ…
北緯90°
当時温暖な北極点地点。
ドゥガーーーーーーーーン!!!
巨大隕石は、この場を選び衝突をし海水を吹き飛ばして尚も勢いは収まらず辺りを火の海に変え大津波を巻き起こした。
そして、大量の灰が舞い地球を長い氷河期時代に突入させた。
北半球だけを。




