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転生先が公爵令嬢だったのでちょっと世直しして来ます♪〜昭和世代の倫理観で勧善懲悪世直し祭り〜アベさん!カイさん!やっておしまいなさい!  作者: 石上 三歳
2章 学生編突入!騎士軍学校は敵だらけ〜高貴な者には義務が無い?〜

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15話 警戒する悪魔族(トイフェラッセ)

ランシェ「お姉様?このお菓子、とっても美味しいですよ?」

セシル「...うぅ」

カーウィン「ひ、姫様!?お、お気を確かに!」

リア「(報復絶頂)」

三歳「相変わらず(リアの態度が)ひでぇな」

クレア「そうですね...と、いうことで始めます♪」

「どうなっておる!?」


彼の地郡(フェストマール)】にて順調に広がっていく呪紋(アウフ・ペッペン)を視て、至福の時(絶望の歓喜)噛み締め(味わっ)ていたら...


怠惰を貪る者(サミジナ)との呪言(への楔)まで消失してしまった。


「これは...どうやらセシル(あやつ)の元に精霊の加護が有るのは、間違いないようじゃの...」


儂はこれ以上手駒を失わない為にも、少し本気でセシル(アレ)の調査をする事にした。


全てを見通す者(ヴァサーゴ)】の元を訪れるべく儂はNULL’s(使い捨て)を伴い、彼の地へと渡った。






「ヴァサーゴよ」「なんだ?【言葉を惑わす者(アガレス)】か...」


「そう言うでない。土産(ヌルズ)なら、ほれ」「NULL’s(ヌルズ)か...相変わらずだな」


私はアガレス(老害)の連れてきた土産()に難色を示す。


「遥か昔や未来を()ろと言う訳ではない。現在(いま)でも、少し前の過去(確定情報)でも...どちらでも良いのじゃ」「...ふん」


過去に私が言った[現在に近い過去なら(言質)]を盾に、アガレスは私にお願い(能力を使用)してくる。

()いて言えば...私の全時空の可視化(全てを視る能力)を使うには制限がある、と言っておいたのがせめてもの救いだ。


「何を知りたいんだ。言っておくが無条件に全てとは「分かっておる」...ふん!」


この爺は自分の欲望を満たす事以外に興味が無い。その癖、他者への(ねた)みから来る(そね)みには際限が無い。何故なら、自身の欲望が満たせないからだ。

そんな乾いた最古の悪魔族(老害)が求めた私にはどうでも良い事(他者の幸福の源)は...


「...くはっ!?...コレ、は...」「やはりそうか」「貴様!」「...」


やってくれたな!?


私はあらん限りの胆力でこの老害を()めつける。だが、予想通りといった面持ちでこの老害は立ち去って()った。


私は「おい、そこのNULL’s(お前)」「...?」「仕事を与えてやるから()にしろ」


NULL’s(ヌルズ)...喜怒哀楽の属性は(おろ)か、なんの役割もない者達(ヌルズ)

彼らの救済は、仕事を与えこなせば褒める。コレを続けるしか無い。そう思っていたが...


「大精霊リア...そしてセシルか...そろそろ私も、()()時が来たのかもしれないな」


増やしすぎた私の命を削る者(ヌルズ)が、別の形で()かせる(すべ)()せてくれた...

私は初めてアガレス(老害)に感謝した。






やはり精霊は居た。しかも...


「あのヴァサーゴの悶絶...アレは普通の精霊ではないな...」


中位以上の精霊で在る事は想定していた。どちらかと言えばやや上位寄りだろうとも...だが...


「上位...それもかなりの...!?まさか...」


儂はドール公爵(セシルの属する家)が治めるグラピアン山脈(五百年前の大戦場所)に、()()疑念を抱いた。


まさか...大精霊(アレ)がまだ...存在している?


「それはないな」


だが儂はそれを否定した。アレの消滅は確認した。自身の眼で...


「仮に滅びず何かに宿ったとしても...復活の兆しどころか、衰退の気配しかしとらんかった。アレはもう別の存在となり、どこかで芽吹いとる筈じゃ...弱小精霊として、大量にな」


あれだけの存在がこの世界から消えれば、世界そのものが衰退する。じゃから必ず代替品(穴埋め)が発生する。


「その世界の構成力(ちから)を取り入れたかったのじゃがな」


儂は失敗した。そもそも摂理(アレ)は手に入れてはならぬモノと儂は理解した。


あんなモノ(摂理)を取り入れたら、世界の一部になる(自我を失う)ではないか」


儂はあの人間(セシルとやら)に付いている精霊が大精霊では無いと断じつつも


「その厄介事(始末)は【誘惑し盗む者(ファレフォル)】に任せるかの。元々儂の計画でも無いものに、これ以上浪費する必要はなかろうて」


儂は再び星の息吹(龍脈)に戻り、絶望の歓喜(人間の醜さ)を味わう事にした。






『その始末はファレフォルに任せるかの。元々儂の計画でも無いものに、これ以上浪費する必要はなかろうて』


「相変わらず間が抜けてますねぇ...いや、ヴァサーゴの言うように本当に老害、ボケ始めているのでしょうか?」


私はアガレスに植え付けた自身の固有能力(誘惑し盗む者)で、あの爺を(まど)わし聴覚を盗んだ(聞き耳を立てた)


「それにしても...頼んでもいないのに勝手に首を突っ込んで、私に必要(が懸念した)な情報(精霊の存在)を教えてくれるのですから愉快な老害ですね♪」


私は瞑想(能力)を解き、再び独り言を続ける。


「ですが...大精霊とまではいかなくとも、セシル(アレ)の元に厄介な奴(上位精霊)が居る事に変わりない...始末するにしても、相性が悪すぎる...手駒が芽吹き花が咲いたとはいえ、アレの親である事がどう影響するか...」


そこまで考えて私は


「いけませんね。不確定要素が多過ぎます。次の一手を打つにしても材料が足りません」


ここはやはり蛇の道は蛇、同じ人間に()()踊って頂きましょうか♪


私は前回の失敗を踏まえ、自身の力を込めた鍵を近くに居たNULL’s(ヌルズ)に手渡す。すると


「グ、ギギッ...」「やはり、コレ(同化)を近くで見るのは...まぁ視なければ良いだけですね」


私は知覚()を閉じ依代()の方に意識を向ける。やがて変化が(おさ)まるのを待ち続け...


「そろそろですね」


私はそう言ってゆっくりと眼を開けた。そこに居る本体(自分)を視界に(おさ)めると


「さて、次の手駒(人間)の前に行くとしますか」


NULL’s(ヌルズ)に(意識を)憑依した状態では自身の力を使えない。不便ではあるが依代()さえ人間(目標)に渡してさえしまえば、直ぐにでも本体(ここ)に帰って来れる。

面倒ではあるが私は空間に溶け込む事はせずに、自力で人の街まで行く事にする。






「おや?アレは...ふふっ、これは面白い手駒(子ども)を見つける事が出来ましたねぇ♪」


人の街まで来た所で空間に身を潜める(猶予の無い力を使う)と、そこには格好(老害)獲物(使い古し)が...

私は親元を離れて好奇心を抑える事の(後悔しても反省)出来ない愚かな人間(馬鹿な子ども)の前に、()れ見よがしに依代()を放り投げた。

案の定人間の幼体(子ども)は恐れもせずに()()を手にする。


「本当に愚かですね」「...(子どもの眼の色が濃い赤色になる)」


鍵の力で支配した子どもに、早速私は指示を出す事にした。


「私が意識を乗っ取(声を掛け)るまで、いつも通りにしてなさい」「...はい」


返事をした子どもの眼の色が元に戻ると、空間のズレ(私の居場所)に気付けない我が手駒(鍵の所有者)両親の元へ戻っ(最高の仕込みと化し)た。


「さて、戻りますか」


此処に用事が無くなった私は意識を本体に向ける事で、自身の身体に戻る事に成功する。


「ふふふっ、何時でも(子どもの視界(鍵の情報)が視れますね」


能力の確認を終え、私は精霊を罠に嵌める(その)時を待つ事にした。


三歳「クレアも段々酷くなってね?」

クレア「此処に優しい人って居ますか?」

一同「「「「「.........」」」」」

セシル「...シクシクシク」

リア「お主(セシル)も大概じゃし、お互い様じゃろう?」

一同「「「「「ジ―――――……」」」」」

リア「なんじゃ?!その眼は?!」

クレア「続きます♪」


読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)

☆☆☆☆☆評価…可能であれば…

リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪

感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"

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