14.戦争①
戦争が始まった。
僕達は、強行軍で王都に帰還した。すぐに軍本部へ。
「ロウです」
「レンです」
「入れ」
「はい」
「失礼します」
本部長はすこぶる機嫌が悪かった。
「東の隣国ルフランが攻め込んできた」
「規模は、どのくらいでしょうか?」
「今までのような1万や2万の牽制ではない。今回は7~8万人だ。後軍もあるかもしれぬ」
「私達は、いかがいたしましょうか?」
「ロウ、5千人長の君を将軍に昇格させる。1万人を率いて東部へ行ってくれ。ギデン城でブライト達と合流だ」
「私は?」
「レンは5千人長に昇進だ。ロウの1万人と東部へ行ってもらう」
「はい」
「東部のライにも通達してあるが、ドラゴンの威力を充分に発揮するように。数では劣るからな」
「わかりました」
「東部各地の小さな駐屯所の兵は既にギデン城に集まっている」
「至急、ギデン城へ向かいます」
「強行軍で帰ってきてキツイだろうが、すぐに出発してくれ」
「はい」
「1つ質問があります」
「なんだ?」
「ルフラン軍は通常装備でしょうか?」
「何が言いたい?」
「秘密兵器のようなものはありませんでしたか?」
「ああ、モンスターか」
「モンスター?」
「敵中にモンスターの1群がいるらしい。モンスターの部隊があるようだ」
「やはり」
「君は知っていたのか?」
「いえ、エラン川でモンスターの研究が行われていましたので、軍事利用される可能性を考えていました」
「予想があたって良かったな」
「いえ、そういうわけでは…」
「戦力的に優位になるように、西部のミキヲ城からも援軍は来る。だが、少し時間がかかるだろう」
「最低でも、ミキヲ地方からの援軍が来るまで持ちこたえるように」
「わかりました」
「全体の指揮はブライトがとる、ロウは全体で言えばナンバー2のポジションだ。いいか?」
「はい」
「では、行ってくれ」
その時、伝令の兵士が駆け込んできた。
「大変です。西国のホヨウが攻めて来ました」
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