第二話 ダンジョン発見
まだまだ始めたばかりなので、話の展開は少ないです。
なるべくテンポよく進めようとは思いますが、時々停滞するかもしれません。
「ねえリンネさん、保有魔力や魔力付与値と秘密にしたいのはわかりましたけど、どんな魔法が使えるのですか?いつもは火球と水盾しか使ってないので、他の五つは何があるんですか?それとも、それも秘密ですか?」
リフレは振り返るとそのまま俺の目の前まで顔を近づけて聞いて来た。
いや、近すぎじゃないかな?
ほとんど鼻と鼻がくっつきそうなほどに近いんだけど。
俺はそんな状況に耐えられず一歩下がり
「魔法ぐらいは別に問題無い。光源、身体強化、火球、水盾、小型人形、小回復、電撃の七つが俺の使える魔法だ」
「本当に基本的な魔法ばっかりだなリンネ」
「だから、俺は初級魔法しか使えないって言ってるだろエルシー」
「それはそうだけど…二人とも、ちょっと止まってくれ!」
「どうしたんだエルシー?」
「何かありましたか?」
「いや、そこに洞穴が見えるだろ?」
エルシーの指差した先には少し大き目の洞穴があった。
中は真っ暗で数メートル先も見えない程不気味な洞穴だ。
「その洞穴だけど、中から沢山の魔力を感じる。おそらくダンジョン化した洞穴なんじゃないかな?」
この世界にはどこにでもダンジョンが発生する可能性がある。
ダンジョン内は通常より滞留魔力量が増えていて魔物の発生率が高くなっている。
またレアな魔物が発生することもあり、その素材は高値が付く事もある為ダンジョンは冒険者にとって人気のスポットだ。
しかし俺たちはまだ冒険者になってもいないただの子供だ。
当然素材を持ち帰れば高値で売れるが、子供だけでダンジョンに入るなど普通はしない。
しかし、ここにいる二人は上級以上の魔法師だ。
普通のダンジョン如きで遅れを取ることなどまずありえない。
そんな事もありエルシーは
「ねえ、三人であのダンジョンに潜らない?」
「私は普段からダンジョンに行く事もあるので問題はありませんが、リンネさんはどうします?」
「いや、ここに一人で残る方が危ないし、エルシーが守ってくれるんだろ?」
「もちろん!私に任せておきな!」
そうして、俺たち三人はダンジョンに潜ることが決定した。
しかし、目の前にあるダンジョンは入り口からもわかるがかなり暗いダンジョンになっている。
数メートル先も見えない状況で非常に危険が伴うタイプのダンジョンだが
「光源(10000)」
俺は1万の魔力を込めた光源を発動した。
初級だと半径2メートル、中級で10メートル、上級で100メートル、特級ならエリア全体を明るくすることが出来るのだが、一般的に光の魔法が使える人間が少ない為、多少遠慮なしに使っても二人とも疑問にも思わない。
「まあ、光源の魔法って、ずいぶんと明るいんですね。これがあるとダンジョン攻略も楽ですね」
光の魔法師なんて田舎にはほとんどいないので、通常ダンジョンを潜る際は松明などが必要になるが、光源さえあれば全て解決だ。
「おいリンネ!これからもダンジョンを潜る時は一緒に来いよな!」
魔力付与値がバレるバレない以前に、ダンジョンでの光源はかなり便利だ。
よって、この天才二人としても俺の光源は羨ましいようだ。
こうして明るくなったダンジョンを進んでいると一体の魔物が現れた。
ダンジョンは深く潜れば難易度も上がり出てくるモンスターも強くなってくる。
なので、今目の前に現れたモンスターがこのダンジョンの難易度をある程度物語っている。
Bランクモンスターのミノタウロス。
ダンジョンで最初に出てくるなどあり得ないレベルのモンスターだ。
リフレもエルシーも単騎でAランクモンスターを討伐出来るレベルだから、今の状況に関しては特に問題がないが、最初にミノタウロスが出てくるようなダンジョンを二人だけでは攻略出来ない。
ダンジョンランクはSSS~Fまであり、このダンジョンは間違いなくSランク以上だ。
リフレやエルシークラスが最低でも五人はいないと最下層に到達も出来ないだろう。
なので、俺たちは目の前のミノタウロスを討伐したらこのダンジョンから引き返すつもりだった。
しかし次の瞬間、俺たちの足元に青白く光る魔法陣が浮かび上がり、突然視界が真っ暗になったのだ。
俺の光源はエリア全体を明るくしていた為、おそらく下の階層に転移してしまったのだろう。
再度光源を使って明るくすると、すぐ近くにリフレとエルシーもいた。
そこは何もないただただ広い空間だったが、遠くから人の叫び声が聞こえ、その声はだんだんと近づいて来た。
「だれかぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーたすけてぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
そう言って、一人の幼女が俺の腹筋目掛けてダイブしてきた。
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