表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姫様見参  作者: さん☆のりこ
30/30

ガチバトル

痛そうな表現が有ります、ご注意下さい。

「やったやった、凄ぇーな婆さん」


格闘技が好きで強い者には無条件にくるっと巻かれるアニィは、無意識のうちに婆から婆さんに呼称を昇格させていた。

投げっぱなしジャーマン、いいねいいね渋いではないかと。

土偶と埴輪は姫様を囲んでキャイキャイと浮かれ騒いでいる。


【助かって何よりだが、姫様の魔力を勝手に使うなど不敬であろう。貴様らのせいで今まで隠していた姫様の魔力の事が、この国や帝国にさえも知れ渡ってしまうではないか】


喜びに水を差す言葉に振り返ると、赤紫色のスライムが鎮座していた。

プルプルと震えているのは、怒っているのかスライムの性質なのか?

・・・・知ったこっちゃないが。



「なにこれ?スライムが自我でも持ったの」

「前のポヨリンじゃないみたいなんだよ、何だか知らないけど中に偉そうなオジサンが内蔵されたみたいでさ、あれこれ指図して来て・・・ウザイの」

「オジサンって・・もしかして、あの赤紫蘇とか言う人?

ほらみなさい、こんな厄介な目に合わされて味方なんかじゃないじゃない」


キャリさんにじろりと睨み付けら、アニィは小さくなって言った。


「でも赤紫蘇も、あんな化け物が入っていたとは知らなかったそうだぜ。あの魔獣とか言う化物はお姫の母ちゃんの形見の中から出て来たんだ、宝石が本当は魔石で出来ていて、魔術が発動したとかどうとか」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すまん・・・・・・・


「あなた、姫様のお母様の国の人なの?

本当にスパイなの?諜報員?それとも工作員の方かしら?

姫様の秘密がバレた事は其方には都合が悪かったんでしょうけど、魔力が発動しなければ今頃姫様は野蛮な男達に攫われて売り飛ばされるか、不忠な騎士の刃に掛かって死んでいたでしょうね。礼を言われる覚えはあっても非難される謂れはないわ。姫様をどうするつもりなの、私達を便利に使おうなんて考えていないでしょうね」


キャリさんがスライムと対峙している、やっぱり難しそうな話し合い(頭脳労働)はキャリさんに任すに限る。やれやれだ・・。

土偶・埴輪コンビは疲れたのか姫様の足の上に座り込んでいるし、姫様の中に居る婆に至っては、先程からコックリコックリと居眠りを始めて・・静かに深い所に沈んで行った。

頑張ったから疲れたんだろう、ゆっくり休んでくれ。

婆無双は時間が短いな、3分間か?ジョワッチさんなのかい。





【その通り、私は姫様の母国スクワイア王国から、姫様のサポートの為にこの国に派遣された来た魔術師だ。姫様に起きた不幸な出来事と君達の事情は、君達の仲間の<シャコウ>から聞いて知っている。

君達がこれから集めようと考えている<姫様の心の欠片>の事もだ、発想は面白いが正直難しい事だと思う。君達はこの世界の知識も無ければ伝手も無いからな、故に君達は姫様の母国<スクワイア王国>を頼らざるを得ないだろう。何の備えも無く姫様の身体を好き勝手に使って、この世界をさ迷い歩くのは自殺行為に等しい、姫をお守りする一魔術師として断固反対する。

私に従って行動を共にしてほしい、既に母国には詳細な情報を連絡して有る、君達を姫様ごと無事に母国まで案内する事を約束しよう】


「無事スクワイア王国とやらに行けたとして、その後私達の処遇はどうなるのかしら?元の世界に帰してもらえるの、姫様の心の欠片が集め終わったらお役御免で消されてしまうのではないかしら?」


【スクワイアは魔術が盛んな王国だ、魔術に造詣の深い力の強い魔術師が沢山いる。必ずや君たちの要望に応えてくれる事だろう】


「口だけなら何とでもいえるわ」


【ここで押し問答している時間は無い、早く脱出しなければ・・】






「そうだね、面倒な事になるだろうね・・スクワイアのスパイ君」

「モノクロ・・・あなた、いつの間に・・」


気配を完全に消し去っていたのか、誰も気が付かない内にモノクロが粉々に破壊された魔獣の傍に立っていた。黒い衣装を好んで着ているから、やはり隠遁の術が上手いのだろうか。

彼は隠れて2人の話を盗み聞きしていたらしい、ストーカーか?嫌らしい事だ。


彼は興味深そうに魔獣の欠片を眺めていたが、

「・・・素晴らしい魔力だ、私以上に・・」

と感想を漏らし、満面の笑みを浮かべて姫様に話しかけて来た。



「騙されちゃいけませんよ姫様、スクワイア王国は先の大戦で魔術師の多くを失ってしまった。魔術の系譜も途絶え、今や落ちて行くばかり・・かつての栄光など見る影もない落ちぶれた辺境の国だ。姫様の母国はここアトモスヒィア王国でしょう?間違えてはいけません」


「あんな不味い飯食わせておいて、何が母国だちゃんちゃらおかしいやぃ」


怒る土偶を見てモノクロは片眉を僅かに上げると

「不幸な行き違いがあったのは事実ですが、もう安心して下さって結構ですよ、この魔術師長であるジェリコが責任をもって姫様を保護いたします」

「保護・・ですって?」

「ええ、今までの待遇が可笑しかったのです、王族に相応しい格式でお迎えいたしましょう」


【黙れ!侵略者めが】


「負け犬の遠吠えだね、見苦しい事だ。

ねぇ君達・・姫様の中の異世界の人達、面白い事を考えているんだね。

心の欠片が出来るなんて初めて聞いたよ、それを拾い集めて元の姫様を再生するんだって?良いね、すごく興味深い・・・。だけど凄く難しい作業だと思うよ・・スクワイアなんかに出来る術式では無いね、断言しよう・・絶対に無理だ」


いつもは寡黙なモノクロだが、お得意な魔術の話題のせいなのか嫌に雄弁だ。

余裕な笑みを浮かべながら、ゆっくりと姫様に近づいて来る。


「だが、この私は違う・・稀代の天才魔術師だからね。

異世界から魂を呼び寄せたのは何を隠そうこの私だよ、元の世界に送り返すのも、この私でなくては無理な話だ・・天才しか出来得ない仕事だ」


姫様とモノクロが向かい合って話し合っている、2人の影が黒々と伸びてアニィとJKの上に落ちる。2人は影に乗じてコソコソと隠れ始めた、何が有ってもすぐに逃げ出せる様にと。


『うわぁ~自分の事を天才だなんて言う奴なんて初めて見たよ、バカ〇ンのパパじゃあるまいし~それで良いのかぁ~~~』

『あれか、マッドマックステイストって奴か?』

『それを言うならマッドサイエンティスト!あんた馬鹿じゃないの』

『おまえ、馬鹿って言う人が馬鹿なんで・・』



『あんたたち五月蠅いよ!』


・・・・怒られちゃった・・・。


「たとえ貴方が稀に見る天才だったとしても、どうするの?姫様が帝国に御嫁入りしないと、大切な母国が困るんじゃないの」

「そんなもの・・放り投げておけば良いさ、くだらない。

帝国にはあの妹姫でもくれてやれば良い、人質ぐらいならあの愚鈍の姫も多少は役に立つだろうさ」

「王妃派の貴族がそれを許すとでも、貴方は中立派の貴族の出身で政治的な力なんて無いんでしょう?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


モノクロは少し困った顔をしたが、ゆっくりと被りを振ると上目遣いに姫様を見つめた。


「許し何て必要ないんだ・・だって、お可哀想に姉姫様は此処で魔獣に食べられて、姿かたちさえ残さずに消え去ってしまったんだから」

「・・・はい?」

「父の領地に飛び地が有ってね、其処は静かな田舎で貴族なんて寄り付かない場所なんだ。小さいけれど心地よい別荘が有って、僕は其処を良く利用している・・魔術の研究の為にね。研究施設は整っているんだよ、姫様の魔力が有れば更に研究は進むだろう」


『ちょいちょいちょい・・・』


「2人で住むには十分な屋敷だ、姫様もきっと気に入ると思う」


『キャァーーきたこれ!監禁フラグ!R-18かぃ』

『やべー モノクロ 超やべー』


モノクロが腕を振り上げると、何か不思議な力 魔術? のせいなのか、身体が拘束されたように動かなくなった。


「きゃぁっ」


現在姫様の中は、荒事が苦手なキャリさんしかおらず、チーと婆は静かにお休み中だ。


「怖がることは無いよ、今の姫様はキャリさんかい?

話が通じそうな人で何よりだ、私の好みのタイプでは無いが、姫様が御戻りになるまでの辛抱だし・・仕方がないから我慢してあげるよ」

「くっ・・・なによ、その上から目線!ふざけるな!」


アンタなんかこっちからお断りだ、姫様だって嫌がる事請け合いだ。

悔しくてどんなにもがいても謎の戒めは解けない、益々身体を締め付けて来るだけだ。




         【無礼者が!】


怒鳴り声と共に、スライムの中から突然男が飛び出して来た。

赤紫蘇なのか?彼は見事な柴漬け色の髪をしている。


「姫様には手出しをさせない、お前なんかに指一本だって触れさせるものか」


赤紫蘇がナイフを振りかぶると、姫様を拘束していた目に見えない何かが切り裂かれ、身体の自由を取り戻す事が出来た。


「シャコウ!姫様を連れて逃げろ!」

「逃がさないよ、姫様は私のものだ」


モノクロは指先から光る長い鞭を取り出すと、空中を泳がせ雷の様に放電させがら赤紫蘇の身体に叩きつけた。


「ぐわっ!」


赤紫蘇も咄嗟に何かバリアの様な、結界の様な物を張ったが脆くも破壊されてしまった。


「なんだ、口ほどにも無い」


雷の鞭の直撃を受けた赤紫蘇は、服が破れ、皮膚が裂けたのか血飛沫が飛び散った、それでもモノクロは攻撃を止めようともせず、したたかに赤紫蘇を何度も何度も打ち据える。

辺り一面に、血の鉄臭い嫌な臭いが立ち昇った。


「どうした弱いな、それが魔術強国を名乗るスクワイアの実力なのか?」


アハハハハーーーーーーハハハハーーーーー

気が触れた様な癇に障る笑い声が響く、モノクロはマッドサイエンティストだけではなくて ドS だったのか。

面前で繰り広げられている一方的な暴力に、耐性の無い姫様・・中身のキャリさんは呆然として震えながら眺める事しか出来ない。


『喧嘩はやめて~のスチュエーションって、もっと萌えるものだと思っていたんだけど違ったねぇ』

『私の為に~ってヤツか?ドン引きだよなこれじゃ』


何だか余りにも赤紫蘇が弱っちいのだが、相手は腐っても魔術師長様だ、敵国からスパイとして送り込まれて来た連絡要員とでは格が違い過ぎるのだろう・・これじゃリンチだ。




飛び散った血が姫様まで飛んで、その顔に付いた・・震える手を柔らかな頬に伸ばすと、手のひらの中に真っ赤な何かが見える。


『・・血?・・飛び散った血・・・・・・・』


突然、向こうの世界での交通事故の記憶、あの時の場面を思い出し・・呆然として見ているしかなかったキャリさんの中の何かを覚醒させた。

先程の侮辱の言葉といい、この一方的な暴力といい・・理不尽極まりない!


        「いい加減にしてよっ!」  ピコッ




『ピコ?』

『おっ?なんだ、あれ?』


見ると空中にオレンジ色の憎い奴、御馴染みピコピコハンマーが浮いていて、モノクロの後頭部を叩いていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



数秒間のフリーズの後、叩かれたモノクロがゆっくりと膝から崩れ落ちた。

そのまま頭を抱えて団子虫の様に丸まると、指で屋上の床に<のの字・のの字>と書きながら何やらブツブツ言っている。


「どうせ僕なんて駄目な奴なんだ、部下には好かれてないし、王様だって王妃様だって僕の事を軽く扱うし・・認めてくれてなんていないんだ。

みんな僕の事を変人だとか、魔術馬鹿とか・・酷い事ばかり言って・・お父様なんかお兄様方ばかり褒めてばかりいるし。お母様だって大兄様や兄様の方が可愛いんだ・・・僕の事なんて誰も見てくれないんだ・・ウワワワアアァァ」




『うわぁ~えげつない、これって精神攻撃って奴だろ』

『さすがキャリさん、これは立ち直れそうにないね~~』


・・・・・・・・・ご愁傷様です・・合掌・・。

団子鬱虫になっているモノクロを横目で見つつ、満身創痍になった赤紫蘇はヨロヨロと立ち上がると姫様に近寄って来た。


「助かった礼を言う・・頼むから・・これからも姫様を守ってくれ」

「それより手当をしないと、相当な出血よ早く医者に見せなければ危ないわ」


「そんな時間は無い」


赤紫蘇は夜空を見上げるとピューーーと何かの笛を吹いた、仲間を呼ぶ合図なのだろうか。


「すぐに城から離れるんだ、今を逃せばもう逃げる機会は無い。

帝国に行かされれば、何をされるか・・もう後宮の外に出る事も叶わないだろう」


肩で息をして辛そうな赤紫蘇は、姫様の足元で傍観していたJKの埴輪<ジョウ>を掴むと、いきなりスライムに押し付けた。


「なっ・・ひえ~~~」


たちまちスライムの中に消えていくジョウ、このスライムも魔術具で、中は四次元ポッケの様になっているのだろうか?


「シャコウ・・君に頼みが有る、訓練を受けていない者がスライムの中に入れば、意識が無くなり時間も止まって抜け出せなくなるんだ。

この魔術具は、本来は命あるものを入れる為の物では無いのだ。

君は1人この外界に留まって、身の安全を確認してから姫様をこの中から救い出してくれ」

「救い出すって、俺やり方なんか知らないし」

「強く願い、呼びかけるんだ・・できるな?」


出来ないと言いにくいほどの圧を感じて、アニィは仕方がなく頷いた。

その様子を見て、薄く笑った赤紫蘇は・・・

赤紫蘇はいきなり姫様の腕を引くと、自分の胸に抱き寄せて首元に顔を埋めた。


挿絵(By みてみん)


「姫様・・あなたの無事と幸せを、この命尽きるまで祈っています」



そう耳元で囁くと彼はスライムの中に姫様を放り込んだ、小さなスライムに吸収される様に大きな姫様が飲み込まれて行く・・シュールな光景だ。

驚いた顔のままの姫様は、赤紫蘇に向かって腕を伸ばしながら消えて行く。


「あんたはどうするつもりなんだ、一緒に行かないのか」

「私は此処で決着をつけねばならない、姫様の情報を知るあの師長をこのまま生かしておくことは出来ないからな・・・」

「そうなのか・・?」


           キィッーー  バサバサバサッ


「来たか・・私の従魔だ、夜目が効くし翼も強い遠くまで飛んでくれるだろう」


バサバサと降り立って来たのはフクロウだった、赤紫蘇は鳥を自在に操る力でも有るのだろうか。


「シャコウ、スライムをしっかり抱えてくれ、落とすんじゃないぞ。従魔にはスクワイアに向かうよう指示を出して出して有る、王宮に行って魔術騎士団長に会え。良くしてくれるはずだ、さあ行け」


赤紫蘇の命令でフクロウがシャコウの背中をむんずと掴むと羽音を立てて飛び上がった、スライムは彼の腕の中にしっかりと抱え込まれている。



「幸運を祈る・・・」




風を感じて見上げれば、満天の星が輝く夜空と羽ばたいていくフクロウが。

眼下を眺めればドンドン小さくなっていく赤紫蘇の姿が・・寂しそうな・・それでいて嬉しそうな・・透明感のある表情で、彼は飛び去って行くシャコウ達を見上げている。


『・・また、いつか会えるだろうか・・・』


ドンドン高度が上がり暗闇に紛れ込む前に、眼下に荒れ狂う雷の輝きが見えた。


「ちっ、モノクロの奴め正気付いたか、意外に早かったな」



暗闇の中、何度も何度も明滅しているあの輝きは、確実に赤紫蘇の命を削り取っているのだろう。

戦いはあっけなく終わったのか、大して時間はかからなかった。

まだ遠くに王城が見える距離だ、戦いの輝きがおさまり、静寂に包まれたと思ったら・・突然轟音と共に赤紫蘇色の巨大な輝きが瞬いた。


「なっ・・爆発?!あいつ、自爆したのか・・」


アニィは息をするのも忘れて王城方向に目を凝らしていた、自爆なんて嘘だよな・・そんな事しないよな・・そう思いながら。

やがて爆発の光も終息して、どんどん王城の影は遠ざかり、もう豆粒ほども見えない。




「赤紫蘇・・・何だよ異世界の馬鹿野郎ども、マジで喧嘩なんかしやがって!殺し合いなんてラノベの中だけで良いんだよ、ふざけんな!死んじまってどうやってお姫を守るんだよ!」


シャコウの横線1本の目から、涙が溢れてきた視界が滲む。

馬鹿野郎・・馬鹿野郎・・馬鹿野郎・・・

呟いていたアニィの直ぐ上を、光る針の様な物が飛んで来た。


          キィッ!!


フクロウの悲鳴と傾いて行く体、針が貫通したのか羽が散って赤い雫がシャコウの身体の上に落ちて来た。


「ちくしょう、モノクロの奴か!あいつくたばり損なったか」


血を流し、よろけながらもフクロウは飛ぶ事を止めようとしない。


「もういいフクロウ、降りろ!このまま飛んでいたらお前死んじまうぞ。もう十分頑張った、木に止まって休め、手当をしなけりゃ危ないんだぞ。降りろ!もう飛ばなくてもいい!!飛ばなくてもいいんだ!」


いくらアニィが叫んでもフクロウは飛ぶのを止めようとしない、ふらつきながら大きな月に向かって真っすぐに飛んでいく。



「もぉーーーなんなんだよ!異世界の馬鹿野郎ーーー!」


アニィはデカい月に向かって叫んだ。


やっと王城を脱出しました・・長かった(;´Д`)

お読みいただき有難う御座いました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ