~第3章 GAME OVER~ 54~55
注意:殺人が起きます。
登場人物が多すぎてグチャグチャしてます。
中学生の書いた作品です。
無駄に長いです。
似ている作品があったらごめんなさい。
(本読まないのでかぶっているものがあるかもしれません。)
一言:彼との対決はどうなったのか。
彼女はついにGAME OVERになってしまった・・・?
第3章が終了します。
54 『言の葉』 クレア 竹林
まったく分からない。でも、この言葉が分からない限りこの戦いも終わらない。始まってから何時間のときを経ているのかわからない。
「クレア。そろそろ終わりにしろよ。」
「いやだ。」
レンアは早くこの戦いを終わらせたいようだ。でも、終わらせたらもう機会はない。絶好のチャンスを逃すわけにはいかない。
櫻井に反応する。これだけしかわからない。彼は私のことをなんと呼んでいたか。これがわかればこの戦いが終わる。でも、それが思い出せない。これだけがわからない。健太がいたのならばわかったかもしれない。でも、もう健太は存在しない。どうすれば。
過去の思い出を思い出そうとしても剣に気をとられまともに考えることができない。松本崇という人物に恋心を抱いていたことは記憶がある。そして、崇は私のことを紅恋亜とも櫻井とも呼ばなかった。そこまでは思い出せる。もう少し、もう少しで思い出す。
― バーン! ―
考えることに夢中になっていた私はレンアが銃を持っていることに気づけなかった。私の右肩に弾丸が当たる。こんなことは前にもあった気がする。健太と共に会議所に行くときに健太が私に発砲したときと同じ場所。一ミリもずれていない。本当に同じ場所。
このままだと大量出血だ。急所でないとしても危ない。私も銃に持ち替えて発砲するが愛用の銃はユートピアで翔大や康介などに渡すように健太に頼んだため私は所持していない。愛用ならば確実に命中するが使い慣れていない銃で攻撃しても危険なだけだ。極力銃は使いたくなかった。でも、仕方ない。
― バンッ! ―
私が発砲するがレンアは見切っていたようだ。弾は当たらない。
やはりだめだ。私はもう一度剣を握る。レンアは銃を持ったままだ。次は確実に急所をねらっくるだろう。私に勝ち目はないのかもしれない。でも、この願いに賭けるしかない。
私は目を瞑り深く息を吸った。
健太にもらったこの命を気安く捨てるわけにはいかない。
― シュンッ ―
― ガシャンッ ―
私はレンアの首の真横に剣先を置いた。もう一度動かせば彼は死ぬ。でも、同時にレンアも私の屍に銃先を向けた。
もう、時間がない。
沈黙が続く中私は懸命に考えた。私と彼の関係。私の名前。あだ名。それでも思い浮かばない。私はもう終わるのか。
レンアは引き金に人差し指を置く。もう、終わりにしようとでも言うのだろうか。でも、確実に迷いも見える。なら私は彼を殺そう。彼は死なない。傷跡は残っても絶対に死なないと保障されている。だから、こうするしかないんだ。
私は剣を首の脇へそらした。刃は勢いよくレンアの首元へと襲い掛かる。同時に走馬灯のようによみがえる。彼との記憶。私の記憶。
私は剣を止めた。レンアは一瞬驚いたがもう一度引き金に指を置く。
「サクラ。」
サクラという言葉に動揺するレンア。思い出した!成功した!!!
私はその場で倒れた。もう、体力は限界だったようだ。立っていることもできなくなった。気力だけで戦っていた。こう言っても過言ではない。
「クレア!大丈夫か?紅恋亜!!!」
レンアが私を心配しているようだ。銃を投げ捨てているからきっと記憶を思い出した。長かったな。私は静かに目を閉じた。
54 『未来へ』レンア 反政府側アジト
「なるほどな。それであんな命がけの行動に出たのか。ミサも健太からの“願いの叶う弾丸”で急所だけど3日後に回復して傷跡も残らないところへの命中を願ったと。」
俺はようやく状況を掴めた。記憶は全て呼び戻されたが俺が政府側にいたときの反政府側の行動はわからなかったのだ。
「やっとわかったの?よかった崇。」
クレアは何事もなかったかのように笑っている。
あの倒れた後、力尽きて死んだかと思った。でも、ただ単に眠かっただけ。疲れただけ。そんな理由だった。傷口は残っているが俺もそこまで深い傷は負わせていない。もうじき癒えるだろう。
「これがここの地図。」
クレアは俺にぼろぼろの紙切れを渡してきた。
「そういえば、会議所の地図って完成当時のものしかないの?新しい物がほしいんだけど。」
クレアの疑問は俺も同じだった。
「ミサは明日で回復するんだろう。だったらミサに頼め。でも、何も変わっていないから地図が更新されていないんじゃないか?ワープポイントも地図に乗っているからそれを見てワープ制限をかけたし。」
「そっか。」
クレアは微妙な返事をして去っていった。
「ついに本当の世界に帰れるのか。」
俺はなんだかうれしくなってきた。でも、同時に後悔もこみ上げてくる。あのときに殺してしまった健太は二度と戻ってこない。後悔はまとわりつくばかりだ。
「崇。そんなに気にしないほうがいいわよ。」
ナミが俺に話しかける。
「ありがとう、ナミ。」
俺は彼女を安心させようと微笑んだ。でも、偽りの笑顔はすぐにナミにばれてしまった。彼女は大切な人とともに反政府側にいる。なんだか妬ましくなってきた。
俺は地図を見ながら自室へと向かった。
部屋は案外広かった。この先に何が待っているのか、不意に考えてみた。“レンア”として青ノ国や政府側を統一していたときは、まだ見ぬ未来のことなど考える暇などなかった。外を見ると小さな万年樹が立っている。つらい環境でも生長していく万年樹を見ているとなんだか過去はどうでもよくなってくる。未来へ進む。このことが大切なんだ。そう思える。でも、彼女は過去の自分の苦労を裏切らない為に生きているといつかに言っていた。
『全員に告ぐ。直ちに戦闘準備をして!政府側が攻めてきた!!』
急になった内線は戦闘を告げるものだった。
俺はすぐに準備をして部屋を出た。廊下には政府側の人と反政府側の人が戦っている。目の前にクレアが走っているのが見えた。彼女は何も武器を持たずに逃げている。追いかけているのは翔大のようだ。翔大はロングソードを携えてクレアを探す。何も信じていないような瞳だ。
俺はクレアを追いかけた。
クレアはワープポイントへと駆け込んだ。翔大は銃を持ちクレアに向けた。
― バーン! ―
命中したかはわからなかった。クレアは撃たれる前にワープしただろうか。心配がこみ上げてくる。
しかし、願いははかなく散った。ワープポイントは血に染まっていた。
「クレア・・・?紅恋亜まさか。」
翔大の記憶がよみがえったようだ。なんで、こんなタイミングに。
「紅恋亜!!!!」
俺は叫んでいた。
ご覧頂ありがとうございました。
続きは4月8日9時を予定しています。
そろそろ、話に矛盾点または人名ミスが出てくると思います。
今後もよろしくお願いします。
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