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Regret Game ~忘却の彼方~  作者: 蒼凛
第3章 GAME OVER
20/31

~第3章 GAME OVER~ 51~53

注意:殺人が起きます。

   登場人物が多すぎてグチャグチャしてます。

   中学生の書いた作品です。

   無駄に長いです。

   似ている作品があったらごめんなさい。

   (本読まないのでかぶっているものがあるかもしれません。)


一言:突然、彼女と彼は永遠の別れを告げた。そして、彼女は仲間である彼女を撃つ決心をする。ついに彼との戦いも実現してしまう。

   短い中で様々なことが起き、今回はクレアにとっては辛い展開になります。

51『紅の剣』 クレア 砂漠(森)


 「いくぞ~!!!!!」

「おーーーー!!!!!!」

私の掛け声に続き仲間が大声を上げる。政府側にいるスパイから連絡が途絶えてから3日が経った。今日は砂漠地帯が戦地となっている。

 反政府側の人数は着々と増えている。この調子ならば現実に帰れるのも近い。

 「クレア。」

懐かしい声に振り返ると、以前とはまったく異なる様子の夕菜が立っていた。

「あら?夕菜。私と戦おうとでも思っているの?」

「もちろん。」

― バンッ ―

言葉とともに銃を私に向け発砲する。

 私は彼女が発砲したのほぼ同時に同じ位置に撃つ。

― カラン ―

ぶつかった弾丸が潰れて落ちた。

「まったく衰えないのね。クレア。」

夕菜は少し驚いているようだ。

「当然。」

 「私のことを殺そうと思えばできたでしょう。今。」

この言葉を待っていた。

「そうね。あなたには色々と迷惑かけられているし。あなたのせいで私の中学生活が崩壊したのよ。理由もなしにね。だから私をあなたを嫌がらせるためにもあなたの傍にいた。」

「何の話?」

まだ思い出していない。

 「それに、あなたが作戦部に勝手になったせいで私は女子唯一の銃剣士。本当に自分勝手よね。私はジャンケンであいこで夕菜は負けだった。選ぶ権利は私にあったはずよね。・・・まぁそのおかげで今私がここにいるんだけどね。第四英雄として、赤ノ王女として。」

彼女はまだ思い出していないようだ。しかし、目は確実に動揺している。きっともうすぐ。

 「近藤夕菜。私とは小学校からの付き合い。仲良かったよね、小学校のときは。」

本名でも思い出さない。それならばこっちの記憶で。

「黄ノ国のメイと親友だったね。メイと健太の婚約のときも仲立ちとしてあなたがいた。メイが黄ノ姫になるとき。もっとも・・・。」

「・・・もう、もういわないでっ!クレア。」

 やっと夕菜が元に戻った。

「その記憶は・・・。私は。あぁぁぁぁぁ!!!」

夕菜は少し混乱したようだ。

「クレア、私はあなたとともに戦う。」

「夕菜・・・。」

 ようやくほっとすることができた。記憶を取り戻すのは本当に苦労する。カイトの催眠も本当に恐ろしい。

 私は夕菜とともに反政府側のアジトへと戻った。


 「今日は13人か。どんどん成績が伸びていくわね。よかった。では、解散。」

今日の報告会だ。日を越すごとに人数が増えていく。うれしい限りだ。でも、負傷者も増えていく。

 「大変よ!クレア!!!宝が盗まれた!」

「えっ!?」

ナミの言葉に耳を疑った。まさか、宝が盗み出されるなんて。

 「レンアだな・・・。畜生。」

健太がつぶやく。

「だ、大丈夫よ。宝は盗まれても所有権は移動しないから。あの宝はすべて私の物になっているの。だから、問題はないわ。」

私の言葉に少し落ち着く。

「よかった。」

 誰かの声が掛け声となり、部屋には私しか残っていなかった。私も自室へと向かった。


 でも、どうしよう。所有権は私のものだとしてもレンアならば宝を操ることができる。急がないと紫出身者の命が危ない。私は察していた。

― コンコン ―

 ノックの音に少しビクッとしてしまう。

「クレア。宝のことだけど・・・。」

入ってきたのは結姫だった。どうやら結姫も私と同じことを考えていたようだ。彼女も紫ノ国出身者。色々とかわいそうだ。

「大丈夫。絶対に何とかなるよ。」

私は自分自身と結姫に言い聞かせた。

 結姫は微笑むと部屋を出て行った。


― バンッバンッ ―

砂漠地帯に響く音。今日はいつもよりも激しい気がする。負傷者も両側合わせて50人は超えている。

 何が原因だろうか。私はあたりを見回した。

 私は一つ、巨大な光を発見した。その光は私を見つけると追いかけてきた。

 この光は・・・。紅の剣。レンアが私を殺そうとたくらんだようだ。

 走って走って走って・・・。それでも光が追いかけてくる。光は普通の人には見えないようだ。宝を止めようとしてもレンアの魔法が先にかかっていたため私の命令を聞かない。

 「えっ・・・。」

― ズタンッ! ―

私は何かにつまずいてしまった。同時に光が私を包み込もうとした。私はつい目を瞑ってしまう。もうお終い。きっと誰かがこの世界を終わらせる。自分に言い聞かせ目を開けた。

 「健太・・・。」

目の前にいるのは健太だった。シールドを張っている。しかし、そのシールドも少しずつ減っていっているのがわかる。

 「健太!逃げて!!!」

私は必死に健太に叫ぶ。

「クレア。君が逃げるんだ。」

健太は私に逃げろと優しく言ってくる。いつもと何も変わらない優しい眼差し。

 「なんで?逃げないと、ライフが!死んでしまうよ?」

私は必死に訴える。でも、健太は動こうとしない。そして静かに口を開く。

「死にたくないよ。でも、それ以上に大切なことがある。あの宝の所有者は君だろう。もし、君にとって僕が愛しい存在ならば宝は完成する。だから。」

「ダメだよ!」

「死なんかよりも大切なもの。命よりも守りたい。君を、君たちを。現実に戻すのが僕の役目なんだ。君を守るそのためならば僕の命など構わない。」

 私は何も言葉が出ない。こんな呆気なく殺していいのだろうか。でも、彼の意思は固い。今は生き延びてもいずれは・・・。佐々木健太は本気だ。

「約束するよ。現実世界での君の成功を。一生見守り続けるから。約束したろ?幼稚園のときにも。紅恋亜を守り続けるって。・・・中学に入ってからはクラスも変わって話す機会がなくなったけど忘れてないから。」

 涙で歪む世界。でも、はっきりと見える。彼の意思は真っ直ぐだ。

「ありがとう。大好きだよ健太。忘れないよ。どんなに記憶を失くしても忘れないから。“佐々木健太”この名前は絶対に。」

 健太は微笑んだ。でも、私は涙しか出てこない。

 「昔から泣き虫だよな。でも、泣いているとき意外は笑ってた。それが、紅恋亜だった。俺のことを忘れたって構わない。ただひたすらに進んでくれればいい。」

健太はかなり疲れている。シールドも限界のようだ。最後に、最後に言わなければいけないことは?

「ありがとう。ありがとう。」

言葉を探せば探すほど、この言葉しか浮かばない。

気づくと私は笑っていた。

「ありがとう。ごめんね・・・。」

健太の言葉と共に私は突き飛ばされた。

 振り返ると、何事も無かったかのよな、いつもどうりの様子だ。

「健太・・・。」

私は呟く。でも、誰も反応しない。誰も返事をしない。

 「健太あぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

私が叫ぶと美羽が私の様子に気づいた。

 膝をつき、泣き叫ぶ私の様子を見た美羽は何も言わずに反政府側のアジトへと送ってくれた。そうまとう走馬灯の様に蘇る健太と過ごした楽しい日々の思い出。今ならば、たくさんの言葉が思い浮かぶ。“ありがとう”だけでなくたくさんの言葉。後悔は振り切ろうとしても振り切れない。

 「美羽。私・・・。」

美羽は微笑み私の隣に腰掛けた。

 「クレア。私はその場に居合わせなかったけれど、健太の意思を忘れないのよ。」

美羽の言葉は私を安心させてくれた。

 そうだ、私はただ、前に進めばいいんだ。ただ、それだけ。

「そうね、美羽。ありがとう。」

 気づけば夜も更けていた。全員がアジトに戻っていたようだ。美羽は一体何時間私の傍にいてくれたのだろうか。


52 『最後の弾丸』 クレア 竹林(岩山)


 健太の死から3日が経った。あんなに悲しかったのに、あんなに涙を流したのに今では時折悲しくなるくらいで涙は出ない。案外振り切れるものだった。

 この戦争に終止符を打つときも近づいてきている。反政府側は着々と増えていき、彼女との約束の日も明日だ。

 今日は竹林地帯。足場が悪く危険な場所での戦闘のため負傷者が絶えない。看護部も忙しそうだ。でも、今日もまた多くの人が記憶を呼び戻しそうだ。

「今日はいいことがありそうね。足元みてごらん。」

結姫の言葉に気づき私は足元を見た。

 目の前にはカランコエの花が咲いている。私は花言葉に気づく。

「そうね。どこかで健太が見守っているわ。」

急に前向きになれた気がする。

 ― シュン ―

一時の幸せを壊された。目の前には剣を持ったミサの姿。なぜ、なぜ彼女と?私の思考が停止してしまった。

 「青ノ国王の命令で、あなたを処分させていただきます。」

ミサは本気だ。私は悟った。

 「全員避難しろ!私たちの戦いに絶対に手を出すな!!!」

私は周囲にいる人に告げた。

 「準備ができたわね。さぁ、はじめましょう。」

「その前に、試合をフェアにしましょう。私は銃剣士だから剣を使うけれど、あなたは魔術師でしょう。」

私はそっと耳打ちをする。

 目の前に光の刃が見える。ミサは杖を持ち私に攻撃してきた。私も同時に剣を振り回しミサの攻撃を跳ね返そうと思ったができなかった。ミサの攻撃が強すぎで跳ね返すことができず、ミサと私の間に衝突した光が火花を放つ。

 ― カーン! ―

私はミサの首を目掛けて大剣を振う。しかし、それも首寸前で止められる。次の攻撃に移ろうとしたときにはもうミサは私の後ろに移動していた。

 ― シュン! ―

ミサが杖を振うと私の足元に傷ができる。

「ちっ」

ミサは小さく舌打ちする。

 その後も私たちの決闘は続く。何時間たったのだろうかもわからない。私の体力ももうすぐそこをつきそうだ。私は大丈夫なのだろうか。

「はぁ、はぁ、クレアいい加減に諦めなさい!」

「イヤだっ!」

 もう、これしか方法はない。

― シュン ―

私を隙を作りながら適当に剣を振り回す。フェイントだと気づかれてしまうだろうが仕方がない。今できることはこれだけだ。

― カーン ―

ミサの杖の音が聞える。罠に掛かったようだ。

― スパンッ! ―

私はミサの杖をよけて足元目掛けて剣を振り下ろす。

「・・・。」

ミサは顔を歪ませる。

 私はミサの足のケンを切った。

本当にギリギリの戦いだった。私は一歩間違えば大変なことになってしまっただろう。でも、最後はきっとミサがわざと引っ掛かった。彼女は気づいていたはずだ。どうしよう。私はミサを殺さなければいけないのだろうか。

彼女は『あと、いざとなったら私を殺しなさいクレア。絶対に。自分の身を守りなさい。あなたがいないとゴールはできないのだから。』といっていた。

でも、無理だ。私が彼女を殺すことなんて。だって、彼女は私たちに政府側の情報を流してくれた仲間。

「クレア。私を殺して・・・。スパイだとバレたら大変なことになってしまう。だから、お願い。」

 ムリだ。私には出きない。絶対に。

 私は目を瞑り考えた。私にできることは?私にできること。目を開けた私の目の前にさっき見たカランコエが目に入った。

 そうだ、あのときの。ありがとう、本当にありがとう健太。

 私は一発空に発砲した。次が紫色の弾丸。

― バーンッ!―

 弾丸はミサに命中した。


53 『言葉』 クレア 竹林(岩山)


 ミサは政府側の看護部に運ばれていった。それと入れ違いに入ってきたのはレンアだった。彼は私を睨みつけた。

「戦争よ。」

私が放った言葉にレンアは怒りを露にした。

― カーン! ―

 剣同士がぶつかる音が響く。ミサの戦闘に引き続きレンアとの戦い。かなり不利だ。私の体力ももう長くは持たない。それに、彼の過去を蘇らせる必要がある。

 私はうまくできるのだろうか。

「トゥルー・レンアこと、青ノ銃剣士崇。わかっているわよ、あなたの正体。」

「それくらいわかっている。」

― カンッ!カンッ! ―

互角の戦い。ミサのときよりも長続きしそうだ。なんで私が崇と戦わなきゃいけないの?あのときに崇が『もし戦うことになったら面白いな!』なんて言うから。それが本当になってしまった。もう、最悪だ。

 「お前はなぜこの世界を壊そうとする。」

「現実に帰るためよ。岡野中学校に帰るため、家に帰るために。この世界を壊す必要がある。だから、あなたの救いも必要。」

戦いながら会話も続ける。

 「何の話だ?そんな記憶は存在しない。」

「そうかもしれないわね。あなたが松本崇としてあの世界にいた記憶は消されているから。」

「そんなバカなを信じることなどできない。」

― カーンッ!!!―

 より大きな音を上げて剣がぶつかる。レンアはさらに私の腹部目掛けて剣を振り回す。私は身を翻しよける。

 やばい。このままだと負ける。私は悟ってしまった。性別の差とミサとの戦いのせいで減ったしまった体力が原因だ。・・・でも、これは言い訳にしか過ぎない。体力が無いのならば、より早く記憶をよみがえらせればいい。

 「よくも・・・。よくもミサを!」

そうか、彼はミサが好きなんだ。ならば。

「中島美佐は生きている。私は、櫻井紅恋亜は彼女を殺してはいない!!!」

レンアはミサの名前には何も反応しなかった。でも、少しだけ動揺が見える。

 「櫻井紅恋亜・・・。」

レンアはその言葉を口にした。私の名前。これが鍵になるのだろうか。

 「そう、櫻井紅恋亜よ。話していたでしょう。“戦うことになったら、面白いな”って言ったでしょう。覚えている?思い出した?」

記憶を引き出すときには私自身が“悪”になることが重要。

 「ここに入るときに言ったわよね。“また会おうな、待ってるぞ”って言った。うれしかったよ。全部の不安が吹き飛んだよ。」

 ― カラン ―

レンアが剣を落とす。思い出したのか?

 「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

レンアの絶叫が周囲に響く。傍観者は息を呑んだ。

 なんとレンアは銃を私に向けていた。私は後退りしてしまう。

「だまれ!お前に、お前に俺の何が!俺の何が分かるんだ!!!」

レンアの記憶回復はまだのようだ。

「知るわけ無いでしょう。私の記憶だって他人の3.5倍もあるのよ。他人の記憶を知ることなど出来るはずが無い。それに、あなたに私の何が分かるの?」

悪魔のように順序良く話を続ける。ごめんね、崇。心の奥底で彼に謝る。

 ― ガシャン ―

私はレンアに草の石と光の刃を合わせて作った涙の拳銃を向ける。

 「あなたがその気ならば、私も本気出すわよ。」

涙の拳銃はもうすでに完成している。だから使用する必要は無い。でも、本気だと示すにはこれが最も伝わる。でも、私が殺されるリスクも高まる。

 「本当に何も分からないの?中島美佐のことも、青木奈美のことも、記憶に無いの?」

「知らないと言っているだろう。」

レンアは静かに答える。

「櫻井には?」

「だから、その言葉を口にするな。俺が俺でなくなってしまう!なぜだ!?」

私の名前に動揺するレンア。私は彼の隙を狙って剣を振う。

― シュン! ―

レンアの左肩に命中する。しかし、レンアは気づいて避けたため深い傷ではない。

 ― カーンッ! ―

また大きな音を立てて剣での戦いが始まる。

 でも、レンアの記憶を呼び戻すためにはどうすればいいんだ?私の苗字に反応すると言うことは苗字に関連した言葉。なに?一体分からない。


ご覧頂ありがとうございました。

続きは4月5日9時を予定しています。

そろそろ、話に矛盾点または人名ミスが出てくると思います。

今後もよろしくお願いします。

レビュー・評価をしていただくと幸いです。


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