6/8
シンジュク
電車は走り出す。夜の景色が、流れでいく。
電車の中で、晃一は考えていた。
(新宿といえば、夜景だ!都庁ビルが確か、展望台があったはずだ。ミカさんは、その夜景が好きなんだ!!)
電車が新宿駅に着いた。
もう24時を過ぎていた。都庁ビルに、走った晃一だったが、展望台は、もう閉館していた。
(何だよ、もうやってないじゃないか・・?!)
誰もいないビルに、ボンヤリ立つ晃一。
(そもそもなんで俺は、ここに来たんだ・・地元の駅で、あの女に手をとられて・・あー、なんか喉が乾いた、何か飲みたい!)
そう思った晃一は、都庁ビルの周辺を歩いた。
ファーストフード店が見えた。
さすがに、こんな時間だと人も疎らだった。
コーラを頼んだ晃一は、2階に上がった。
汚れた店内だった。
机も乱れ、食べた後のゴミが所々にあった。
若者が、ダベっていたり、一人で寝ている者もいた。
(こんなところにいれないぜ・・帰らなければ、戻らないと!)
晃一はファーストフード店を早足で出ていった。




