自らの安全を自らの力によって守る意思を持たない場合、
自らの安全を自らの力によって守る意思を持たない場合、いかなる国家といえども、独立と平和を維持することはできない。
なぜなら、自分を守りうる力等の根拠なしに、運のみに頼るということになるからである。
タキトゥスが語った、
「人間の世界では、自らの実力に根拠を持たない権勢や名声ほど、頼りにならないものはない」は、いつの時代でも応用可能な、賢明な人の言葉であり、評価なのである。
「君主論」
※タキトゥス:古代ローマ帝国の歴史を鋭い観察と簡潔な文体で記録した、最重要級の歴史家。彼の著作はローマ皇帝政の実態と自由の衰退を描き、後世の歴史理解に大きな影響を与えた。
文体は簡潔・辛辣・道徳的で、ラテン文学の最高峰とされる。
代表作は、『年代記』:ティベリウス〜ネロ時代を中心に記述。
『歴史』:ガルバ〜ドミティアヌス時代(69〜96年)
『ゲルマニア』:ライン川以北の諸民族の風俗を記録
これは、憲法9条平和主義を掲げる人が、最も反発をする警句である。
彼らは、自衛のための軍隊を持たず、他国軍(現在はアメリカ軍)を追放し、平和的外交のみを行っていれば、必ず他国は攻めて来ない(来るはずがない)と主張する。
しかし、永続的に、それで安全が保たれるのだろうか。
歴代政権は、その確信が持てないから、自らの安全を自らの力によって守る、できる限りの努力を行っているのではないだろうか。
そもそも、「防衛力」という屋根も壁もない国家で、自国民の平和と安全が、本当に維持できるのだろうか。
※かつてアメリカ軍が守っていたフィリピンは、アメリカ軍の撤退とともに、領土拡張、利権確保に邁進する超大国(名前は推定願う)との、小競り合いが絶えない地域と化している。




