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謙譲の美徳をもってすれば、
謙譲の美徳をもってすれば、相手の尊大さに勝てると信ずる者は、誤りを犯すはめに陥る。
「政略論」
威張り散らして、制圧を狙って来る相手に対して、「謙譲は美徳である、相手もやがては、私の誠意を理解してくれるはず」と信じ込み、ひたすら頭を下げ続ける。
しかし、特に尊大な相手は、攻撃対象が「頭を下げる、謙譲的」であることに増長して、さらに「自らの正当性」を主張し、攻撃を強める場合が多い。
結局、謙譲は「美徳」であったとしても、「武器」には、なり得ない。尊大で攻撃的な相手に対しては通用しない。
尊大な国家は(攻撃対象の謙譲を「弱さ」と誤解する。(「謙譲=従属・弱さ」と受け取る傾向がある)。そのため、謙譲は相手の尊大さを助長し、むしろ状況を悪化させる。
特に弱肉強食の国際政治をみれば、国際法以上に、「力」が判断基準。安易な謙譲は、自国を危険にさせる危険なことになる。理不尽な要求、攻撃にまで、頭を下げる必要はない。




