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民衆の気分というものは、
民衆の気分というものは、はなはだ動揺しやすいのが、特質だ。
それゆえ、彼らの支持を得ることは、さして困難ではないが、その支持を保ち続けることは、実に困難なのである。
「君主論」
人気や支持率の高い首相であっても、国民の好感度を維持し続けることは、実に稀である。
やむおえない国際情勢や国内情勢の変化により、国民に対して厳しい政策を強いることも発生しうるのだから。
ただ、国民は、国際情勢や国内情勢の変化を理解する人ばかりではない。
情勢変化などは理解せず、単に「物価が上昇した」それだけで、首相への支持を捨てる人も出て来る。
そのため、物価上昇対策として(実は国民の国民の支持を保ち続けるため)、国庫から金を出すことになる。
それゆえ、国民の支持に基盤を置く、民主主義国家の為政者は、どんな時代や国であっても財政の苦労から逃れることができないのである。
国庫からの大盤振る舞いは、その国家の将来への大きなリスク要因になるけれど、残念ながら、そのリスクを理解懸念する国民は実に少ない、それも、どの時代、どの国家においても共通している。




