大罪魔人“嫉妬”襲来──味方すら敵になる地獄の能力
俺たちは、嫉妬の魔人────シャーデンフロイデと対峙していた。
黒い木々が生い茂る森の奥。
紫色に光る鎖に縛られた“ソレ”は赤い涙を流しながら顔面を掻きむしる。
その視線が合った瞬間、全員の背筋が凍りついた。
辺りにはシャーデンフロイデの“涙の仮面”が無数に散らばっていた。
「あ゛ぁぁぁぁぁ……」
視界がだんだんと曇り始める。
「な……何……」
「霧?」
「お前ら気をつけろ!この霧は敵と味方の認識を狂わせるぞ!」
フェリが振り向くと、そこには“シャーデンフロイデに見える影”があった。
「……っ!?」
ドカァァァァァァァァァンッ!
フェリはシャーデンフロイデを蹴り飛ばした。
しかし────
「ぐはっ……」
クリアの声がした。
「く……クリア!?嘘……ご……ごめん」
蹴り飛ばした相手はクリアだった。
「だ……大丈夫」
その瞬間、大地が震えた。
「みんな、下だ!」
「!?間に合わない────」
全員が一斉に飛び退いた。
その瞬間、地面から紫のトゲが無数に乱立した。
俺は間一髪でクリアを抱きかかえ、飛び跳ねた。
「む……無宗!?」
「“エネルギーショット”」
俺は空中からトゲと霧を消し飛ばした。
とうとうシャーデンフロイデの姿があらわになった。
俺はクリアを地面に降ろした。
「あ……ありがと」
すかさずアルマが霊手で攻撃する。
しかし、霊手の挙動がおかしい。
「え……何!?霊手の制御が……」
アルマの霊手が暴走を始めた。
「みんな逃げて!」
レバルトやライムは霊手を破壊して回避した。
だが、フェリとルナが捕まってしまった。
「あ゛っ……」
「ぎもぢ……」
「アルマ!どうしたの!?」
アルマは何もできず、呆然と立ち尽くしていた。
「嘘……何で……制御が」
「アルマ、解除はできるか?」
「無理!できない!」
アルマは取り乱していた。
「やっぱり、あの魔人は特殊能力に干渉できるみたいだね」
「アルマ!一旦落ち着け!
今から俺とライムでその変な手を破壊する。恨むなよ!」
レバルトとライムが次々と霊手を破壊していく。
「これで最後だね」
ズパッ
ライムが最後の霊手を斬って破壊した。
「助かった……」
「ありがとうございます」
しかし厄介だな。物理攻撃以外信用できるものがない。
「魔法系しか使えねぇクリアとアルマは、一旦下がってろ」
「無宗、二人を頼んだよ」
俺は静かに頷いた。
「ルナ、今の状況だと矢の制御が怪しい。一旦こっちで待機だ」
「わ……わかりました」
俺は戦えない2人とルナを全力で守ることにした。
「それじゃあ、第二ラウンドの始まりだね」
「ぜってぇ殺す」
フェリは静かに構えた。
こうして大罪魔人戦が始まった。
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの!?」
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