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影魔法使いの冒険者  作者: 日没です
第3章 水の国境都市のFランク冒険者
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54話 Eランク昇格

俺が冒険者になって4ヶ月ぐらい経った。ランクは未だFランクだが、次の依頼を達成すれば20ポイント溜まるのでEランクに昇格する。相変わらず採取系の依頼ばっかりこなしているが、師匠やギルマス、カイル達、仲良くなったDランクパーティと訓練はしているのでそこそこ強くなったと思う。実際俺より先にEランクに昇格した『鉄扇』3人を相手にしても勝てるので、Eランク並みの強さはあると思っている。そしてスキルの方は


スキル: 魔法(影) 探索、念話、自室、暗視、潜伏、快足、罠師、偽装、生活魔法、投擲、隠密、身体強化


となっている。

『身体強化』。そう俺も時間はかかったが覚える事が出来たのだ。多分銀貨10枚程払った辺りから諦めるって選択はなくなり、最後の方はもう意地になっていた。おかげで覚える事が出来て良かったが、俺からの依頼が無くなったギルマスは俺を見つけると、「『身体強化』が使いこなせるか見てやろう」と言って俺を訓練場に誘い稽古してくれる。すぐにミーサさんに仕事サボっているのがバレて、怒られて背中を丸めて仕事に戻るギルマスは出会った頃の強者の雰囲気はどこかに行ってしまったようだ。『身体強化』を覚える事が出来たのはホントに運が良かった。ある時『身体強化』を使った状態で投げナイフ投げたらどうなるんだろうと思いギルマスにお願いしたのだが、投げナイフが必ず的に当たるのだ。それを見てもしかしたら『投擲』の時に感じるあの感覚を全体に巡らせれば『身体強化』になるのでは?と思い、やってみたら見事習得する事が出来た。覚えた時にはギルマスに『身体強化』の注意点について教えてもらった。『身体強化』は使用可能時間は人によってバラつきがあるので必ず確認する事、そして普段から使うのではなく、切り札として使う方がいいとアドバイスされた。


そしてもう一つ『隠密』これはいつの間にか覚えていた。多分俺の得意戦法の『潜伏』で隠れて後ろから攻撃ってのをやってたから覚えたんだと思う。これは『潜伏』の上位スキルで、見つからなければ動いても相手にバレにくいってスキルらしい。こうして『生活魔法』を入れて11個のスキルと誰にも言えない2つのスキル持ちになった。スキルについて師匠に相談したら、


「11!!!お前バケモンじゃねえのか?ホントに人族か?魔物とかじゃねえよな?」


と、かなりひどい事を言われて凹んだ。





◇◇◇

「よお。ギン。今日はどの依頼受けるんだ?」


ギルドで掲示板を眺めていると後ろから師匠に声を掛けられた。振り返ると『カークスの底』が勢ぞろいしていたので、依頼を受けにきたんだろう。


「師匠、みんな、お疲れ様です。依頼はどれにしようか今選んでいる所です。ウィート達にまた誘われたので何かいいのないかなって」

「お前らランク違うから同じ依頼受けられないもんな。方向が同じ依頼受けるしかねえか。そうすると、これとこれはどうだ?」


ケインさんが掲示板から依頼の紙をはがして俺に渡してくる。内容は『ミヤチの実の採取』と『月光虫の捕獲』かどっちも南の方向で多く獲れるから悪くはない。


「虫嫌い」

「私も嫌だな」


依頼書を覗き込んできた女性二人が文句を言うが、別に二人が受ける訳じゃないんだけどな。サーリーが嫌がるかもしれないけど。


「これ受けるなら『鉄扇』は虫篭と虫取り網買わないとな。ギンもいずれ必要になるから先に買っていてもいいかもな」


ギースさんから言われるとアドバイスに従い買っておこうか考える。ウィート達が言っていたがEランクの依頼って何故か昆虫採取系が多いんだよな。う~ん。ウィート達に相談してみるか。


「それでギン、お前もうそろそろランク上がるんじゃねえのか?」

「そうなんですよ、師匠!今回の依頼達成でEランクですよ。Eランク。Dランクになったらパーティ入れてくれる約束ですからね、もうすぐですよ」


俺が答えると俺以外の5人は頭を突き合わせて相談を始めた。


「早くねえか?」

「早い。私あがってから半年以上かかった」

「そうよね。早くても半年ぐらいよね。ギンは今3ヶ月ぐらいじゃなかった?」

「いや、それよりもすぐにDランクまで上がってきそうだぞ」

「役目被ったガフがいらなくなる」

「ふざけんな、ターニャ。ギンが入ったらてめえを追い出してやる」

「ガフ、そんなに怒らないの。それよりも師匠としてどうなのよ。ギンのペース早すぎなんじゃないの?」

「あいつの事は知らん、ありゃ俺でも読めねえ。最速でDランクまで上がっても、1年以上Eランクにいても驚かねえ。全部『ギンだから』で納得しちまう」

「ああ~。それ分かるぜ。『ギン』だもんな。それが一番納得できるな」


みんな何か失礼な事を言いながら、うんうん頷いている。


「ギン、お前Eランク上がったら、俺らが帰ってくるの待っとけ。奢ってやるよ」

「ホントですか?やった。って師匠達何の依頼受けるんですか?さすがに1週間待ってろって言われても困りますよ」


師匠達は依頼で1週間以上街を離れる事もあるので、念の為確認しておく。


「いや、まだ決めてねえが、この前はかなり長い事街から離れてたから今回はまあ軽い奴にするつもりだ」


前回の依頼、師匠達は2週間も街を離れて『赤槍』と言われる賞金が賭けられていたオークの討伐依頼を受けたが、見つけるのに時間が掛ったと言っていた。時間が掛ったが師匠の裏技使って無事依頼を達成できたそうので1週間程のんびりしていたが今日から動き始めるようだ。


「それならEランクになって待ってますから気を付けて下さいね」

「ガハハハッ。俺らの事より自分の心配しとけ。・・・おっと『鉄扇』が来たみたいだな。あいつらにも声掛けとけ。それじゃあ、気つけろよ」


そう言って俺から離れていった。給仕の子に話しかけているので今から朝食でも食べるんだろう。そうして俺はこちらに来た『鉄扇』に手を挙げて挨拶して依頼について話始める。結局ケインさんが勧めてくれた依頼を受ける事になった。サーリーが最後まで虫は嫌と我儘言っていたが、なんとか納得してもらい道具屋に向かう。俺たちが出ていくのに気付いた師匠達が手を振ってくれたので俺も手を挙げて返すが、これが師匠達が生きてる最後の姿になるとはこの時は思う訳なかった。



◇◇◇

「よし、カール!今だ!」

「了解!」


ウィートの声に合わせてカールがハンマーを振り下ろすとウィートに攻撃していたコボルトが叩き潰される。残り2匹。


「サーリー!大丈夫か!」

「・・・・ふう。大丈夫よ。ギンは?って大丈夫に決まってるか」


ウィートとカールの心配を余所にコボルトの胸に突き刺さった剣を抜きながら、サーリーは俺の心配をしてくれるが、こっちもたった今終わらせた所だ。


今回はコボルト4匹から襲撃を受けた。『探索』で躱そうとしても嗅覚の鋭い魔物は居場所がバレるようで、必ず戦闘になる。まあ、来ている事が分かるから不意打ちは食らわないし、いつものように俺が奇襲して1匹は確実に数を減らすんだけど。


そうして採取も終わらせて明日には帰る予定で野宿していると、マップに反応があった。


「どうした?まだ交代には早いぜ」


俺が起きあがると見張りのウィートから声を掛けられる。カールも不思議そうに俺を見ている。


「二人とも敵だ!数は2!サーリーを起こせ!俺はいつものように隠れて1匹仕留める」


そう言い残して俺は森の茂みに身をひそめる。二人は慌ててサーリーを起こして戦闘の準備に入る。準備が終わるのとほぼ同時に敵が森から姿を現した。そいつらは身長2m程で、体は大きく分厚い脂肪をまとい頭が豚、見た目まんまのオークだった


あれは・・・オークか。初めて見たな。でかいな、脂肪も分厚くて俺の短剣だと首とか関節ぐらいしかダメージ与えられそうにないな。突き刺すのはいつも通りだからどっちをやるか・・・槍持ちをやるか。しかし剣持ってる方なんか体に斑で色ついてんな病気とかかな?肉売れないと嫌だな。それは終わってから考えるとして行くか。


そうして俺は茂みから動きだしてウィート達に注意が向いている槍持ちオークの後ろから短剣を首に突き刺すと、そのまま崩れ落ちる。いつも通りだが背がこれ以上高いと背後から首が狙えないなとか思っていると、頭に警報が鳴り響いたので咄嗟にその場から飛びのく。転がりながら立ち上がると今さっきまで俺がいた場所に剣が伸びていた。斑のオークが攻撃してきたようだ。


「ッ!」


腕に痛みがあったので確認すると服に血が滲んでいる。斑オークの攻撃を躱しきれなかったみたいだ。斑オークの剣に毒が塗られていないか目線を戻すと、目の前にオークが迫ってきていた。


こいつ強ええ。


斑オークの攻撃を慌てて躱しながらこいつが今までの魔物と違う点を考える。今までの魔物の群れは背後から攻撃すると、叫んで威嚇するという行動をとっていた。こっちとしてはそれで一呼吸おけるので良かったのだが、この斑オークは一呼吸おかずにすぐに反撃してきた。更に俺がケガの具合を確認する為に視線を外した一瞬のスキをついて間合いを詰めて攻撃してきた。中々経験が豊富なようだ。っていうか『鉄扇』連中は何やってんだ?こいつの攻撃にも慣れてきて周りを確認する余裕も出てきたので、3人に目線を送ると3人とも震えていた。


「・・・ジェネラルだ」

「・・・無理、私達じゃDランクモンスターなんて無理だよ」

「・・・でもギンが・・・助けないと」


何故か必要以上に怖がってるので、大声で声を掛ける。


「おい、お前らちゃんと仕事しろ!何ビビってんだよ!働け!死ぬぞ!」


大声で声を掛けても3人は怖がって反応しない。これはショック療法が必要かな、「闇」


斑オークに『闇』で目くらましをしてからウィート達に走って向かって行き、取り合えずウィートの構えた盾に向かってドロップキックをかますと、ウィートが吹っ飛び、カールとサーリーを巻き込んで倒れこむ。


「ギン!お前何すんだよ!」


吹っ飛ばされたウィートが文句をいってくるが、


「お前らこそ何やってんだよ!仕事しろ!死ぬぞ!」

「無理だよ。あいつオークジェネラルだよ。Dランクモンスターに勝てる訳ないよ」


サーリーの情けない言葉に腹が立ってくる。


「ランクで判断していいのは依頼を受けるまでだってのが師匠の教えだ。ランクが上だろうが遭遇したら対処しないといけない、ランクなんて魔物にしたら全く関係ないからな。GランクのゴブリンがEランクのお前らから逃げた事なんてあったか?お前らはランク低いからって魔物を見逃すのか?・・・ほら今は闇で見えてないけど声に気付いて向かってきたぞ。構えろ!仕事しろ!」


俺の言葉に怯えながらも武器を構える3人だが、やっぱりまだ怖がってるな。


「ウィート、こいつはケインさん程振りは鋭くないから、お前なら防ぎきれる。危なかったら俺がフォローする、カール、お前は足、できれば膝から下を狙え、ハンマーなら直撃すれば一撃で壊せる。サーリーは腕な、武器を持ってない方にしろ。首と腹は狙わなくていい」

「ギン、逃げるって選択はないのか?」


情けない声でウィートが聞いてくるが、


「無理だ。こいつら鼻が利く。逃げても追って来られるからここで殺るしかない」


マップの範囲外から一直線に向かってきていたので、誰かを囮にしないと逃げ切れないだろう。


「はあ~。覚悟決めるぞ!お前ら!俺が全て攻撃受けるから思いっきりいけ!」


リーダーのウィートが開き直って大声を掛けると他2人も覚悟を決めたようだ。


「カール!今回はお前がどれだけ早く足を潰すかが重要だ!頑張れよ!」

「くそ!責任重大じゃねえか!」


俺の言葉に悪態をつくカール。


「カール!頑張って!街に戻ったらたっぷりサービスするから!」

「そりゃあ楽しみだ!だったらウィート!あのプレイしてもらおうぜ」

「ハハ!そりゃ魅力的な提案だ。力がみなぎってくるぜ」


・・・・あのプレイって何だよ!すっげええ気になるじゃん!ってそんな事考えてる場合じゃねえ。


剣を振りまわしている斑オークの攻撃をウィートが完璧に盾で受けている。その合間を縫ってサーリーとカールが攻撃しているが有効打が中々与えれていない。特に俺達の狙いが分かっているのかカールの攻撃に気を配って当たらないように動いている。逆にサーリーの攻撃はあまり気にしていないようで隙だらけである。


「サーリー、剣を振るんじゃなくて突き刺すように攻撃しろ」


俺の指示にサーリーがすぐに従い剣をオークの上腕筋に突き刺す。


「ブオオオオオオオオ」


「きゃあ」


突き刺された痛みで大声をあげ、腕を振り払って突き刺さった剣と握ったサーリーごと振り払うオークだが、


「おらああああああああ」


ボキン!


サーリーに注意が向いたオークの脛にカールのハンマーが直撃し、辺りに骨が砕ける鈍い音が響く。


「ブオオオオオオオ・・・ブオ・・・ブオオオ」


骨が折れた事により片膝立ちになるオークは一生懸命立とうと頑張っているが、折れた足の痛みで立ち上がる事が出来ないようで苦しそうな声をあげている。


「カール場所変えて反対の足を攻撃!サーリーは「大丈夫!」ならカールと場所変わって腕を攻撃、こっちの手は剣持ってるから無理するな!ウィートはサーリーの方、カールは俺がフォローする」


再び指示を出すが、片膝立のオークなんて敵じゃないので、すぐにカールが膝を砕き斑オークは立つことすらできなくなった。そして両手もサーリーにズタズタにされているのでほとんど動けないだろう。一応ウィートとカールに守られながらサーリーがオークの喉に剣を突き刺して戦闘は終了した。


「まじで俺達でジェネラル倒しちまったよ」

「ちょっと信じられないわね」

「でもほんとなんだよな」


戦闘が終わった後、オークジェネラルの死体の前で3人が棒立ちで感想を言っている。そんなに驚く事なんだろうか。


「なあ、何でお前らこいつがジェネラルだって分かったんだ?」

「いや、この斑模様で分かるだろ。オークってのは最初皮膚は緑色だけど成長すると青色になっていくんだよ。その変化途中の斑色がオークジェネラル、Dランクだ。完全に青色になったらオークキング、単体だとCだけど基本群れのボスだから依頼はBランクに指定される事が多い。ちなみに普通のオークはEランクだ」

「へえ。まあ出会ったらランクなんて関係ないからな。逃げるか戦うかの2択だからな」

「分かってる、ビビッて悪かったよ。それで報酬はいつもみたいに山分けでいいよな?」


俺はこいつらと組んでる時はパーティ割ではなく、報酬はみんなで山分けにしている。パーティ割だと俺の取り分が多くなって何となく嫌だから。


「いや、今回は俺はオークだけでいい。ジェネラルはお前らが倒したんだからやるよ」

「何でだよ。お前の指示で勝てたんだぞ。唯のオークだと金貨1枚、ジェネラルだと5枚になってどう考えてもお前が損してるじゃねえか・・・・ホントにもらうぞ。全くギンは時々変な所で欲がねえよな」


俺が本気で言っている事が分かった、ウィートに呆れられるが俺にも考えがある。ジェネラルなんて倒した日には目立つからな、自分でも最近有名になりすぎていると思っているので『鉄扇』には悪いが俺の代わりに目立ってもらおう。




「うお。ジェネラルじゃねえか!またすげえの持って来たな」


街に戻り依頼達成の処理を済ませて買取カウンターでオークとジェネラルの死体を取り出すと、受付のオッサンから驚かれた。それはいいけど何でいつも上半身裸なんだろ、『尾無し』戦の時はちゃんと鎧を装備していたのに・・・・


「オークは肉を銀貨1枚分戻して後は全部買取で。ジェネラルはどうすんだ?」

「ジェネラルは全部買取で頼む」


「それならオークは銀貨9枚になるが、ジェネラル全部買取なら色付けて金貨1枚な。ジェネラルは腹に全く傷が無いから金貨6枚でどうだ?」


「金貨6枚!売る!それでいい!」


ウィートは二つ返事で売却した。それにしてはジェネラル高いな。




「いやあ、やっぱりギンがいると稼ぎは違うぜ。まさか俺らで倒せるとは思わなかったけど、お前の的確な指示で助かったわ」


時刻は夕方、買取が終わった後から上機嫌なウィートが絡んできて鬱陶しいが飯を奢ってくれるので我慢している。


「ホント、何でギンはジェネラルに怖がらなかったの?まさかもう何匹か狩ってる訳じゃないわよね?」

「違えよ。ジェネラルなんて見た事ないから最初ちょっと強いオークだと思ってただけだ。ジェネラルっていうかオーク自体初めて戦ったよ」

「ハハハ、何かギンらしいな」


そうして4人で酒を飲み、知り合いに会う度にジェネラル討伐を自慢しているウィート達に呆れ出したころ師匠から念話が来た。


(師匠。お疲れ様です。俺もう街にいるので待ってます。ああ、依頼は無事達成です、これで俺もEランクですよ。すぐにDまであがりますからね)


今日の依頼も無事達成でEランクに上がった。大体冒険者になって半年ぐらいで上がるのが普通なのでミーサさんに驚かれたが、Dランクまでは採取依頼だけで上がれるので採掘ばっかりしてる奴は俺より早く上がる奴もいるぐらいだ。まあそういう奴はDランクで詰まるって師匠が言ってたけど。


なんて考えているが、師匠から返事が返ってこない。いつもなら「調子のんな!」とか返ってくるんだけど?


(師匠?どうかしましたか?)




(お前の昇格祝えなくなっちまった。ごめんな。ギン)


師匠からそれだけ返ってくると『念話』が途切れた。


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