表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫は眠らない  作者: 鳩胸 ぽっぽ
試される大地ホッカイドウ
74/137

シレトコへ……?

 やっとゲームにログインできるぜ……。

 ゲームにログインすると事務所には誰もいなかった。まァ、ホッカイドウは広いしどこかしらに探索に行ってるんだろうな……とは思う。

 オレはとりあえずやりたいことがあるのでバッツさんに連絡を取る。バッツさんはログインしており、事務所の下の工房エリアにいるといっていた。


「んで、なんだ? 頼みって」

「一番いい性能のスナイパーライフル作れねェっすか」

「ああ、そういうこと」


 バッツさんは未来武器を主に作る職人だといっていた。

 だからあのとき拳銃を……。一応魔法世界の武器も作れなくはないらしいが、拳銃などの銃よりかはランクが劣るのだという。

 

「となると……ロングレンジバレットが一番いいだろうな」

「それお願いしてもいいっすか?」

「いいが素材集められるか? 素材がないから集めてきてもらうことになるが」

「どんなのが必要で?」


 必要素材は機械烏マシンガァの羽とか未来系の魔物の素材が必要なようだ。必要な素材の魔物の生息地を調べてから行くことになるようで。

 図書館に向かい、未来世界エリアに入る。そして、魔物の生息地を調べると。


 ロングレンジバレットの必要素材である

 機械烏は主にカントウエリア、人造リスはホッカイドウのシレトコ付近、M-101は見かけることはあまりないが全国的に生息しているようだ。

 機械烏や人造リスはともかくM-101ってどういうものなんだ。


 図鑑には何やら四角錐のような見た目で、周りに衛星のようなものが浮かんでいる機械生命体らしい。

 未来世界エリアでたまに見かけるというので、とりあえず未来世界エリアのところに向かうが、機械烏も人造リスもどちらも未来世界エリアにいるので、そこら辺に行けば出会えるだろう。


 じゃ、まずは近い人造リスから行きますか……」


 人造リス。

 人間の子供のような大きさのリスらしい。結構凶暴で、人に良く襲い掛かるのだとか。危険度は4くらいで割と危険な部類のようだ。

 ただサッポロからシレトコまで結構距離あるな……。下手したらアサヒカワ以上にあるんじゃないか? 空を飛んでいくしかないか。


 オレは外に出て翼を広げる。


 ターボジェットを活用しつつ、オレは超高速でシレトコに向かうことにした。

 シレトコといやぁ、世界遺産だ。それと同時に、クマが多いとも聞く。フレペの滝、カムイワッカ湯の滝とかいろいろある。

 オレもホッカイドウで一度は行ってみたい場所ランキングの上位だ。感動する光景は創作意欲を掻き立てるからな。


 世界遺産を巡るのは好きなんだ。文化財をめぐるのも好きだ。

 歴史を感じるものを好む。歴史はいいものだからな……。


 オレがターボジェットで飛んでいたが、徐々に減速していく。

 10分経ったようで、燃料切れとなったのだった。初めて燃料切れるのでわかんなかったが……。


「燃料切れになると飛べなくなんのかよ!」


 燃料が切れたオレの翼は機能を停止し、そのまま地面に落下していくのだった。


「ちょちょ、落下ダメージで死なねェよなァ!?」

「んあ?」

「ちょ、危ねェ!」


 落下地点に人がいる。

 オレはその人を巻き込み、そのまま地面に激突したのだった。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ