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黒猫は眠らない  作者: 鳩胸 ぽっぽ
試される大地ホッカイドウ
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メカヒグマ

 ホッカイドウは試される大地。

 その真髄が分かった気がする。


「なんなんだよあのメカヒグマ! めちゃくちゃ追ってくるじゃねェか!」

「うひいいいい!? 追いつかれますううううう!」


 ホッカイドウを好き勝手に探索することになり、オレらはとりあえず高校生組で行動しようとして、まずは有名な場所に向かおうとしていた。

 サッポロを抜けて、向かうはアサヒカワ。ホッカイドウの第二の都市だ。

 だが、アサヒカワに向かう道中はものすごく木が生い茂っており、魔物ともよく出くわしたが、突然クマと出会って追いかけられていた。


「このまま逃げていても埒が明かないぞ! どうするのだ!」

「どうするったって知るかよ! オレにどうするか求めんじゃねェ!」

「戦うしかないけど勝てると思う?」

「無理です! ヲタクは無理だと声を大にしていいます!」


 メカヒグマはものすごく強そうだし、近寄られたらオレは戦えねェ。

 メカヒグマはクマではあるが、ところどころ機械になっている。そして、なにより体長が2mを余裕で越えており、近寄るだけでものすごい威圧感があった。


「くそ、どうにかしてくれラミュエル……!」


 オレはラミュエルを召喚した。


「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン! ラミュエルちゃんっすよ! って、でっけェクマっすねぇ!」

「倒せるか?」

「いやぁ、まぁ、戦いますけどめちゃくちゃ強そうっすよ?」

「倒せるかどうかを聞いてんの!」

「まぁ、倒せはするんじゃないっすかねぇ?」

「なら戦う」


 オレは拳銃を構え、ほかの三人もそれぞれ武器を構えた。


「メカのクマだかなんだか知らないが、天使に逆らおうなんて十年早いっすよ」


 ラミュエルは天使の矢を一発放った。

 天使の矢は一直線にメカヒグマの肩を貫いた。機械に穴が開くが、修復されていく。


「やっぱ未来世界の機械チート! ナノマシンですぐ回復するとかずりぃ!」

「いずれ限界が来るからどんどん攻めるぞ!」


 オレはとりあえず拳銃で銃弾をたくさんぶっ放した。

 未来の魔物はナノマシンですぐ傷を修復するが、それも限度がある。その限度を超えるまでたくさんダメージを与えていけばいずれ壊れる。

 

「グガァアアアア!」


 と、クマは吠える。そして、その剛腕を振るう。

 剛腕はガンジーにぶち当たった。ガンジーはガードの姿勢を取るが、吹き飛ばされていく。死んではいないようだが割と瀕死だ。

 オレはとりあえずガンジーめがけて回復弾を放つ。回復弾はその名の通り回復させる銃弾だ。欠点といえば敵味方問わないので、敵に当てても回復しちゃうというところが欠点だ。


「とりあえずオレがヒーラーとして立ち回るから! 火力面はお前らに任せるぞ!」

「よし! 頑張る!」

「が、頑張りますとも!」


 回復役のラズベリーさんは不在だから回復できるのはオレだけだ。

 よかった。回復弾を買っておいて。回復量は回復魔法より微妙だが、ないよりはマシだろう。それに、使い勝手がものすごく悪いからあまり好ましくないとされているようだが。


 サポートに徹することができるのも狙撃手のいいところだ。

 オレは主役にもわき役にもなれるんだぜ……。










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