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黒猫は眠らない  作者: 鳩胸 ぽっぽ
試される大地ホッカイドウ
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ホッカイドウへ!

 すいません、鹿児島には行けません。今、ホッカイドウにいます。

 鹿児島から帰ってきて、ゲームにログインするといきなりリーダーからホッカイドウに行くぞと言われた。

 オレがログインできなかった期間にホッカイドウが解放されたらしい。ホッカイドウはなんかものすごい冒険臭がすると、リーダーはメンバー全員でホッカイドウに向かうようだ。


 で、連れてこられたのが空港で、ホッカイドウ行きの便のチケットをもらいホッカイドウに旅立った。


「でっか……。もはやジャングルやん」


 ホッカイドウのシンチトセ空港につき、外に出る。

 一本道はあるが、周りが木々だらけで周りの景色なんてないし車が走る道路がない。


「トウキョウですら3倍の面積になってんのにホッカイドウは……」


 ホッカイドウは色々ヤバそうだ。

 オレらはとりあえず拠点となる建物を見つけることにした。シンチトセからすぐ歩くとサッポロ。サッポロを抑えてホッカイドウ各地を冒険しようというが、多分稚内まで行くんだったらものすごい日程が必要になると思う。


「ホッカイドウ! 楽しみですねぇ! そろそろ夏休みですし夏休み期間はホッカイドウを探検できますよ!」

「北海道には何度か来たことはあるが……。ゲーム内だとものすごく様変わりしているから現実と混合はできんな……」

「ホッカイドウで有名なとこだと……ハコダテ、オタル、アサヒカワ、トカチ、クシロとか? 有名どこは行っておきたいよね」

「あとはグルメだねぃ。俺はオタルに心惹かれている」

「ヴァルキリーさんはまァそうすよね」


 ホッカイドウということで楽しみにしている人も多いようだ。

 オレらはとりあえずサッポロまでの道を歩いてみる。地図を頼りに歩いているが、半端なく遠い。いや、シンチトセもサッポロの一部なんだろうが、サッポロの中心部までものすごく遠い。これ歩きで行くなんてバカだろ……。


「あれシマエナガじゃない? かわいー!」

「なんか嫌な予感がするわねえ」


 クンツァイトがシマエナガを見つけてキャッキャしていると。

 シマエナガはこちら目掛けて突撃してきたのだった。クンツァイトが腹部に思い切り攻撃を受ける。


「魔物じゃねェか!」

「こんな可愛いのに魔物……」

「マシマシエナガって魔物みたいよぉ。そこまで強くなさそうだし倒しましょうか」

「嫌です! 私が面倒見るんです!」

「バカ言ってんじゃねェよ」


 オレはマシマシエナガを拳銃で撃ち抜いた。

 クンツァイトは思い切り崩れ落ちる。ラズベリーさんが回復魔法をクンツァイトにかけていた。


「ここは現実でも試される大地と言われる北海道が元になってるからね。油断はしないように」

「そろそろサッポロ都心部が見えてくるころじゃない?」

「というか、もう見えてる」


 サッポロ都心部はなんというか未来感が凄かった。

 黒いビル群。車が浮いていたりする。近未来の都市に来たかのような感じだった。

 ホッカイドウのサッポロは未来世界に呑み込まれてしまったようだ。


「ここがサッポロ……」

「すご……」

「いくらゲームだといえどこの鮮明な光景は流石に凄いね。日本だとは思えないな」


 作り込みが凄い。

 

「と、とりあえず空いている建物を探そう。しばらくはそこを拠点として動くことになるだろうからみんなそこをリスポーン地点として登録しといてね」

「了解っす」


 ホッカイドウ。サッポロでこうなんだからまだ驚きがあるんだろうな。










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