38話 樵は必要だ、後村を5つ飲み込む予定
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結局集合住宅を建てることとなり建てている。色々と話し合ったが、結局樽は買う方が良いという結論に至り、今である。木材に関しても丸太のまま売ることに。需要はあるそうだ。本当は使いたいところなのだが。
なので樵も職業として欲しいという話になり、樵が誕生した。果実の木の間引きを行う役目がある。古い木は良い木材になるのだが、果樹としてはあんまりで、実の生りが悪くなる。
それを間引くのが樵という訳だな。森を管理していく仕事だ。何でもかんでも近くの木を切ればいい訳ではない。資源の管理をしていく職業だ。
売ってみて解ったことだが、丸太は割と良い値段で売れるという事が解った。……いや、使わないといけないのだが。家具や何から私が作るわけにも行くまい。一応売れるというのは解ったが。
そして、木を切るのには5日ほど掛かることも解った。こんなものなのか? 基準が解らんのだが。因みに私では根から抜くのに一瞬だ。比較しても何ともならないのだが。
だが、木は植えないと生えない。毎日1人1個の木の実をなるべく木が密集していないところに植えるように通達した。何年後かには実が生るだろう。……木材として本格的に使おうと思えば50年は欲しいか。
まだ新しい木しか無いのだ。これらの木で……10年程か? それくらいだな。丸太もそんなに太くない。しかしながら伐採はしていかなければならないだろう。管理は必須だ。
それに樵を仕事に慣らさないといけない。木を切るのも技術だ。鉄製の斧を買ったが、使い慣れていない感が半端では無かった。現場で見ていたのだが、まず同じところに当てるところからスタートだった。樵も結構な数を用意した。
30人用意したのだ。……斧は3本だが。10人に1本だ。木を運ぶのも10人がかりでないと運ぶに運べない。マジックバッグでは容量が足らなかった。高性能な物、クレールの持っているものなら入ったのだがな。
木材を乾燥させるのは地下でだ。地下で枝やら細い所は鋸で切らせたりと色々としたのだ。……魔界から技師を呼んだ。流石に素人仕事では駄目だからな。切るところ、木の活用と色々と教わっていた。
細い木だから使えないと思っていたが、何かと使えるのだそうだ。主に燃料としてだがな。木炭を作るのに必要なのだそうだ。木炭とは考えもしなかったな。木炭も売れるそうなので、作るのも良いかもしれないな。
鍛冶仕事はまだ流石に早い。先に木炭を作れるようになって、安定して手に入る様になってからだな。鉄の供給はほぼ無限といってもいい。冒険者たちが落としていくからな。今は魔界に捨て値で売っているが、そのうち鍛冶仕事を国内でやれれば良いとは思う。300年後くらいに。
今はまだ無理だ。木材の安定供給からだな。暫くは魔界から色々と買わないといけないだろう。鋸の砥ぎ方から教えて貰っている。技師の給金は私が出しているのでものにしてくれると良いのだが。
樵はこんな所か。慣れない仕事だ。効率化には時間が掛かるだろうし、木を運び出すのも手間だ。今は良いが、今後は枝等は森の中で暗い中やらねばならぬだろう。悪魔の技師を頼んだのは50日間だ。それまでにものにして欲しい所だが、無理だろうな。何度か呼ばねばならんだろうな。
まあ一番時間の掛かる根おこしだけは、私が手伝っても良いのかも知れぬな。……木を切るのに2日。根おこしに3日掛かっているのだ。効率が悪い。だが、私にも仕事があるしな。頑張って貰うか。
私の仕事は地下空間を広げて住居を建てることだ。急ぎでは無いのだがな。クレールに言わせれば、後5つほど村を取り込む予定でいるらしい。
1つの村で凡そ30から80世帯だ。30が限界ギリギリのラインだ。それを切れば消滅に向かうしかないのだ。世知辛いが人間の社会ではそうなってしまうそうだ。
もちろんこの国ではそんな問題は起こさぬがな。村を作る広さも無いが。まだ城とその城下が少しと言ったところだからな。村という規模感でも無い。
今は凡そ250世帯と言ったところか。少し世帯が増えたようだな。戸籍管理をしている分、人口の増加傾向は解るが、順調に増えている。問題ないはずだ。
医師も薬師も動いている。これは余り嬉しくない。医師や薬師は暇な方が良いのだ。是非暇であって欲しいものだ。無理だとは解っているがな。技術を残すためには必要な事ではあるのだが。
城下もしっかりと回り始めたと思っているのだがな。クレールに言わせるとまだまだだそうだ。後倍は人数が欲しいとのことだ。倍か、別に問題無いが、村を手放す者たちがどれだけ居るかに寄るな。
結局は現状維持をしたいのが人間だ。天使信仰でもあるし、悪魔の言葉に耳を傾ける村が一体幾つあるのかだ。今は5つあったわけだが、それもなかなかの期間探して漸くなのだ。
クレールも少しは休むことを覚えた方が良いな。私でも休むときはあるぞ。ゴブリンを召喚するときとかな。あれは暇つぶしには丁度いいのだ。
それに冒険者共の相手もな。彼らは良い。金になるものを持ってきてくれるからな。鉄も少なくとも金にはなる。剣としての価値は無いのと一緒だそうだが。一番はマジックバッグか。金にせずに使っているのだが。
農民には必須なのだ。農具入れに丁度いい。収穫の時にも活躍するぞ。脱穀の魔道具にかけた麦を運ぶのに重宝している。麦袋を担いで階段を登るのは流石に辛いだろう。
まあ色々と使い勝手の良いものなのだ。クレールに言わせるとマジックバッグもどきだそうだが。少しでも拡張できていれば正規品でいいのではないか? 駄目なのか?
まあともかく、私は私の仕事をするだけだ。後村を5つ吸収するのなら住宅に余裕はない。建てねばならぬ。地下も拡張しつつ建材も消費する、良いことではないか。まずは500世帯に乗せねばな。まだまだ作らねばならぬな。




