31話 龍皇国フランクバッハ、農業大国へ
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
前世の私との対話をしていたところに、クレールからこの城に名前を付けませんかと提案を受けた。城に名前は結構なことだ。当然国の名前を冠する物となるのだからな。
城のついでに国を名乗ると言ったときには、クレールも良いと言った。そんな訳で、絶賛名前を考え中だった訳だ。役所の3階が終わるくらいまで時間が掛かったが、名前は決めた。
フランクバッハ城と名付ける事にした。よく解らんが前世の私の趣味らしい。よく解らんが、まあいいのでは無いか? それなりにかっこいいとは私は思う。
国としては龍皇国フランクバッハとなるわけだな。私が皇帝として君臨する国という意味だな。カルネラと自分の名前を入れるのは却下となった。絶妙に恥ずかしいではないか。
そんな訳で、龍皇国フランクバッハはここに誕生した。公用語は共通語。ただし皇帝は意味を理解しない。そして通貨は魔貨だ。マッカではない。マカだ。どこぞの女神が転生する様な世界ではない。
魔界の通貨は魔貨というらしいのだ。共通通貨だからそもそも名前らしい名前が無いのだそうだ。ついでに国の名前も無い。魔界共和国というのが一応の名前らしい。
そんな訳で、地界に魔貨が流通する国が出来上がった。……まあ今日が建国の日という事なのだが、日付など覚えていないのである。ついでに言うと自分が何歳だったかも定かではない。歴史を編纂するものは大変だろうな。私の知ったことでは無いのだが。
そんな訳で絶賛工事中である。皇帝自ら城下を作り上げるのが仕事だ。政はカトリーヌに任せた。ついでにイザベルも一緒だ。剥ぎ取り要員ではあるが、暇なときは政をしてくれ。
とはいうものの、元々農民の集合体。問題など起こるわけもなく。精々老人が階段を降りれぬと苦情があったくらいだ。老人は寝ておけ。食料は若者に取ってきてもらえば良かろう。
麦も何度か収穫したらしく、その都度に魔貨をばら撒いている。財政は大赤字だ。出ていく一方だからな。税を取らないのだからしょうがないではないか。今はまだ取ることは出来ぬ。
そのうち取るがな。それは今の子供たちに教育している。将来的には税を取ると教え込んでいる。麦ではなく魔貨で取るがな。麦ではいらぬ。
貿易は一応は黒字だな。ウィルソン商会としか取引していないが。ゴブリンの皮紙とインクも無事に平民が買える物となったから良しだ。ついでに鉄製品も売らせている。ここで鍛冶は出来ぬ。輸入に頼ることとする。
そもそもが農業国家になる他ないのだ。農作物を作って余剰分を魔界に売る。それで魔貨を獲得する。向こうでは大量の麦を酒に変えていることだろう。
結果的には黒字なのだ。ゴブリン経済だな。そのうち破綻する未来が見えるが。ゴブリンを飼えれば一番良いのだがな。飼うと途端に繁殖能力を失う不能だからな。どうしようも無い。
当面は問題は無い。ゴブリン経済でどうにでもなるのだ。ついでに言えば、飛竜を偶に狩る程度で後10000倍は面倒を見れるのだ。殆ど問題ないのと一緒だ。
だが、人間は直ぐに増えると言うからな。その辺はどうなのか解らぬところだ。10000倍まで膨らむとは思わんが、何かいい方法を考えんといかんな。直ぐに貿易赤字に転落するぞ。
何か魔貨を稼ぐ方法はないものか。手頃で人間にも作れるもの……麦か。農地を広げないといけないな。農業大国として生きる他無いのだから。
いい所はマジックバッグが大量に余っているところだな。収穫時期になれば活躍するのがマジックバッグだ。人間にも幾つも与えているが、在庫はまだまだ残っている。
冒険者の3人に1人はマジックバッグを持っているからな。貴重な物では無いらしいが、あるだけ持ってきてもらっても構わんぞ? うちの国では果実を取るのも繭を取るのも麦を取るのもマジックバッグが無いと階段の上り下りだけで時間を食うからな。
そして、農具は輸入品なのだ。鍬や何から鉄製品は輸入である。鉄は輸出もしているが。冒険者が沢山来れば黒字になるのだ。私が忙しくなるのだがな。
脱穀などは魔道具の出番である。こんなもの人力でやっていては回るものも回らん。どうせ年中気候は変わらんのだ。年に3回麦が収穫できるのである。麦は凡そ100日で実を付ける。連作障害は魔道具肥料でどうにでもなっている。問題はない。
農民は遊ばせておけないのだ。収穫と同時に種を蒔くのだ。水は魔道具が勝手に撒いてくれる。まあ種も蒔くというよりかは収穫する際に雑に収穫すれば勝手に実が落ちるのだがな。それでも蒔かないと収量が少なくなる。麦は幾らあっても足りぬのだ。
ダークドワーフに聞いてみたのだ。魔界の酒の量が飽和するのではないかと。飽和するほど飲めるのかと答えが帰って来た。であれば問題は無いのと一緒だ。彼らが何をどうしても消費してしまうのだろう。麦の大量生産は何の問題も無いことが解ってしまった。
……前世の私が、蒸留を知っているかと問いかけてきた? 蒸留とはなんだ? 魔界にあるのかもしれんが、あるのか? ともかくクレールに聞いてみない事には話にならん。
『クレール、酒を強くする方法を知っているか?』
『蒸留の事ですか?』
『そうだ。酒はドンドン生産されるのだろう? 蒸留でもせんと減り切らんのではないかと思ってな。声を掛けたのだ』
『そうですね。蒸留酒は医者も使うのでどれだけあっても足りないですね。ダークドワーフが飲んでしまうので』
『そうか。麦をどんどんと輸出しているが問題は無いのだな?』
『ダークドワーフの飲む分が増えるだけなので問題ありません』
『うむ、安心した。我が国は農業で食っていかねばならんからな。買い先が無いことには話にならんからな。安定して売れるのであれば問題ないのだ』
『そうですね。食料としての麦は足りているんですけど、酒の素としては全然足りていないので今以上に生産しても全然平気ですね。むしろ熟成させる分が出来るかもしれませんね』
『そんなに魔界は酒不足なのか?』
『全然足りませんよ。特に鍛冶場なんかでは酒は取り合いですよ。仕事をするか酒を飲むかしかしてないんですから』
『そうか。それなら問題はない。今以上に人口が増えても問題無いな』
『そうですね。農地をもっと増やしたいので地下はドンドンと拡張してもらっても構いませんので』
『うむ。どんどんと広げていくから安心するがよい。ともかく私がゴブリンを狩り続けなければならないのは脱出出来そうだな』
『出来れば今のペースでは狩って欲しいですけどね。紙がどうしても足らなくなってきますよ』
『うむ。それもあったか。では当分の間はゴブリン狩りは止められんのか』
『一生付きまとうんじゃ無いですかね。養殖に成功しなければ』
『すでに失敗の後だろう? 同じ失敗はせぬよ』
『そうですか』
飽きればゴブリンを討伐している現在。建築も飽きるのだよ。偶には違う事をやりたいときもある。それがゴブリンの召喚なのだが。スライムも足りぬのだよな。そちらも何とかせねばならぬな。
やりたいことは山ほどあるが、まだまだ目先の事しかできぬ。少しずつ積み重ねていくしかあるまいよ。さて、役所も5階まで積み重ねねばな。




