第十話 スタンピードの予感
やっと10話ですね。まだまだ頑張っていくので応援をよろしくお願いします。
では、ごゆっくーりー
父さんが家を出てから一年過ぎた。俺はフィルナと剣の勝負をしても15回に一回はフィルナに勝てるようになってきた。魔力が尽きるまで賢者のスキルの確認して魔物や人と戦う作戦みたいなのも作った。
父さんから手紙が来た。
〜最近、村の森や付近の山などの魔物が活発になりスタンピードが起こるかもしれないからその話を町のみんなに教えてやってくれ。スタンピードの意味はもうわかっているな?
もし起こっても母さんがうまくみんなを誘導させてくれるはずだ。
追記
母さんから聞いたぞ。バスタ、お前は最近新しい剣の型をフィルナに習っているらしいな。
スタンピードの魔物は森の魔物とは数が違う。戦うのはできるだけ控えろ。誰かが襲われそうな時はおまえの力で守ってやれ〜
まさか、そんな自体が起こっているとは。
っていうか、母さんだろ父さんに教えたの。それは置いといて、スタンピードというのは、不特定多数の魔物が大移動することである。数は大体、、
5000〜と言われている。その中には、災害級までとは行かないが、強いモンスターも存在する。スタンピードにはCレートからSレートまでか存在する。強さの順で言ったら
G、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSS
災害級という順番である。
Gレートの魔物は駆け出し冒険者のレベルが一人で討伐できるレートである。
以前、俺がゴブリンの集団と戦ったがゴブリン単体はEレートだが、集団になるとCレートまで上がることもあるそうだ。
俺はフィルナに一撃入れれたのでフィルナの評価では、俺一人でだとSSレートは頑張れば勝てるらしい。Sレートは多分余裕でしょ。って言われたけど
CレートはAランクの冒険者が一人で討伐できる、Cランクの冒険者が四人パーティで勝てるぐらいである。
Sレートは勇者クラスの戦闘能力が二人以上で討伐可能で魔王の部下の小隊長位だとフィルナが言っていた。
SSレートは魔王の側近や隊長クラスの魔族で、勇者率いるパーティでないとほぼ勝てないらしい。
フィルナ的には、俺一人で魔王の側近と戦って勝てる実力があると言っている。それはさすがに盛りすぎだと思う。
で、肝心のスタンピードの件をとりあえず母さんに伝えてこないと。
「母さん、父さんからの手紙でこの周辺でスタンピードの気配があるらしいよ。村のみんなに呼びかけたほうがいいんじゃないの?」
これで伝えることは伝えた。
「それは本当なのバスタ?じゃあ村のみんなに呼びかけないとね。」
母さんはなぜそんなに落ち着いてるのだろうか。村にみんなに伝えるのは時間がかなりかかるはずなのに。
すると、フィルナが俺に教えてくれた。
「そう、戸惑わなくていいよ。お母さんが今からするのは魔力を喉に乗せて声を出すんだよ。すると、声が大きくなり村のみんなに伝えることができるんだよ。」
ヘェ〜そんなことができるのか。だから母さんが二階に上がっていくわけか。
「フィルナ、今度俺にも魔力の使い方を教えてくれよ。
俺は身体能力がだいぶ上がってきたので体の一部に魔力を乗せることでその部分だけを強化するということも試してみたいからである。
これは身体強化の魔法とはまた違うから重ねがけが出来るか、という実験も兼ねてである。
「教えてあげてもいいけど、もうちょっと筋肉が欲しいかな。この魔法は身体の部位に負担をとてもかけるから鍛えてないと簡単に魔法の不可に耐えきれず折れたりちぎれたりするから。あとまだ10歳いってないからもう少し待ってね。」
なるほど負担をかけるのか。
『皆さん聞いてください。』
お、母さんの声だ。
『この付近の魔物が活発になりスタンピードが起こるという王都からの手紙が届きました。皆さんは落ち着いて第一避難先に移動してください。』
第一避難先?そんなのまだ聞いてないぞ。なんか避難訓練みたいになってきたな。避難訓練といえばあれだろ。遠足の超簡易的なやつだろ。俺的には避難訓練春と秋にして欲しい。
俺のいた世界の学校では夏と冬にするもんだから、暑くて汗かくし寒くて悴むしでいいことが一つもなかった。
閑話休題
俺は第一避難先に行ったら時空魔法でフィルナと別空間に移動しよう。
「フィルナ、とりあえず第一避難先に行ったら時空魔法で空間を作るからそこで稽古に付き合ってくれないかな。」
「うん、別にいいよ。むしろ私から誘いたかったから。」
よし、これで避難先での暇つぶしは決まったな。
「じゃあ行こうか、フィルナ。母さん、先に村の人と移動とくね。」
「気をつけて行ってくるのよ。フィルナちゃん、バスタをお願いね。」
俺はいつまでも子供じゃねぇって。まだ8歳だけど。
「じゃあバスタ、手を繫ごっか。はぐれたら危ないしね。」
魔力で俺がどこにいるか分かってるくせに。
「分かったよ、でも避難先までだからね。」
精神年齢が高校生の俺が中学生ぐらいの女の子と手を繋ぐのは犯罪の匂いが漂ってると思う。
〜移動完了〜
第一避難先は以外と遠かった、だが設備も村とほとんど遜色がないぐらいだと思う。しかも結構崖の上なだけあって村がここから見える。
「じゃあそろそろ手を離してフィルナ。早く稽古つけてよ。」
はぁ、このせいで行き道ずっとい良い姉弟だって言われてた。俺はメンタル的にしんどかったがフィルナは道中、とっても嬉しそうだった。
「じゃあバスタ、空間を作り出して。スタンピードの前の一対複数の敵の練習でもしようか?」
そうだな。父さん的には、スタンピードにはあまり手を出して欲しくないようだが、俺には、フィルナから学んだ多くのことを試してみたい。フィルナは俺がスタンピードに手を出すことはもう分かっているのだろう。
「あぁ、今日の稽古はそれで行こう。」
そういって俺は時空魔法の『スペースシフト』を使った。
「ハァハァ、いやもう、さすがに疲れたから終わろう。あれから七時間経ってるぞ。」
フィルナの稽古を俺はまだ侮っていたようだ。まさかフィルナが始めようといった瞬間に土魔法の『ドールクリエイト』と『エネミークリエイト』を同時に発動させて2万の軍勢を作り出すとは思わなかった。
フィルナが魔物にはゴブリンのような人型とスライムのような形が安定していない奴などがいると言うからこの魔法を使ったのだろう。一応使った魔法は鑑定で見といた。
『ドールクリエイト』:人型の土人形を創ることができる。作れる土人形のステータスは使用者のレベルと魔力の総量で決まる。
『エネミークリエイト』:自分が敵として戦って勝ったモンスターを土人形にして創り出すことができる。創れる土人形のステータスは使用者のレベルと魔力の総量で決まる。
察しの通りフィルナはレベルもステータスも高いから土人形の強さが異常である。後勇者と行動を共にしているだけあって土人形の魔物の形が様々だった。ガーゴイルやら有名なギガンテスもいた。
だから、七時間かかるのも無理はない。
「そうだね、この稽古から掴めたのは魔力の使うタイミングだね。バスタはまだレベルが低いから魔力も高いわけではないから魔法の使うタイミングを考えないとだね。でも勇者に10万の敵とやってもらった時と同じ時間だったよ。」
フィルナさん、それフォローになってないです。
フィルナは魔力が心配しているようだが、俺には奪取のスキルがある。だから魔物の魔力を奪って、さらに俺の総魔力も上昇するというチートスキルを使えば戦いはまだ続けられるのだ。
フィルナの土人形にステータスが鑑定で表示されなかったからただの動く土と判断されるのだろう。奪取が発動しなかったからな。
ともかく俺は複数の敵とでも戦闘ができるということがわかった。あと奪取のスキルのことはまだフィルナに内緒にしておこう。
「じゃあフィルナ、スペースシフトを解除するよ。母さんが心配してるかもしれないからな。」
「うん。早く今日のご飯が食べたいね。」
フィルナが食いしん坊キャラの道を着々と歩んでいることはもう放っておこう。
そして俺は魔法を解除するともう夕暮れになっていた。
俺はフィルナの手を掴みこの避難先の入り口に『テレポーテーション』で移動すると母さんが近くの木に寄り添っていたところを見つけて、合流する。
「母さん、どうしたの。とても疲れているように見えるよ。」
「バスタ、よかったー。どこに行ってたのよ。フィルナちゃんもみんなで探したんだから。」
なるほど。俺たちを探していたのか。時空魔法でこの世界にはいなかったので見つからないわけだ。
『皆さん、バスタとフィルナは見つかりました。協力ありがとうございました。』
母さんが朝にしていた連絡法で村のみんなにお礼を伝えていた。
「バスタ、フィルナちゃん。明日の正午ごろスタンピードが起こるそうよ。一応村の警備の人が気をつけているとはいえここまでくるかもしれないから注意するのよ。」
よし、明日の正午か。
時空魔法をカメラのように使える事も村での実験で確認しているので、スタンピードで魔物の情報を一気に調べて軽くレポートでも作りますか。
あ、もちろん記録が取れたら魔物たちは皆殺しだからな。
家にある紙で足りるか後で確認しておこう。
いやぁ明日は本当に楽しみだ。
やっとバスタくんが、本気を出してくれるそうですね。いやぁ〜書く側もたのしみです。




