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ビフレストハイムの魔女  作者: 杁山流
終章 ビフレストハイムの魔女
32/32

1-4

 それから半月、リラはユノの研究室に閉じこもったまま出てこなかった。

 たくさんの医療記録の中に、兄の名を見つけた。

 “ヘルメスの木”の症例一覧。

 最新の症例として研究記録の終わりに自身の名前が刻まれる。

 それがユノ・メディカの全て。

 それを目にしたとき、リラはまた涙を流した。

 涙を流しても、頁をめくる手は止めなかった。

 死者は救えない。

 それを知った今、それでもリラは前に進まなくてはいけない。

 何もかも変わらなくても、それでも進まなければ、死んでいるのと同じだ。

 だからリラは進むことに決めた。

「それでは、行ってきます」

 そしてリラは旅に出る。

 愛用のドクターズバックに兄の遺書を詰め、残された患者を救う旅に出る。



 今ある、リラの全てを賭けて。その一歩は踏み出された。


これにて第一部、終了です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

第二部にもお付き合いいただけたら幸いです。

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