お兄ちゃんのコーヒーミル【挿絵付き】
コーヒーが大好きなラノベ絵師の兄と、お兄ちゃん大好き属性の、雛鳥の様な美少女のハートフルな物語。
冷えたアイスコーヒーは美味しいです♪
※この小説には、挿絵が有ります。読書様のイメージと違うかも知れませんが、小説作者のペンネーム 立花耀市が、別名義の輝で描いたイラストです。
もしよろしければ、見ていただきたいですが。挿絵は非表示にも表示調整で出来たと思います。よろしくお願いします。
ピカー (おお!)
お兄ちゃんが、コーヒーミルを買って来た。
キラキラキラ
「ええっ?!格好良い。本物だ!」
「だろう?!」私と共感出来、微笑むお兄ちゃん。無邪気な笑顔。
電動で無い、木材と金属で出来た、お洒落な手挽き式のミル。
前からドリッパー?や、コーヒーフィルター、マグカップを嬉しそうに揃えて。珈琲屋さんで挽いてもらったコーヒー豆を、買って来てたなあ。
『いつかは、焙煎されたコーヒー豆を買って、それを自分で挽いてコーヒーを飲んでみたい』と言っていた。
遂に買えたか。おー。夢叶えた。
うちのお兄ちゃんは、喫茶店でのんびりするのが趣味みたい。お金のかかる事だ。タブレットを持って行って、絵を描くお仕事してる事も有る。
私のバイト代では、あんまり真似っこ出来ない。たまに連れて行ってくれるのが嬉しい(╹◡╹)
アイスコーヒーとケーキとか最高だよね♬
『節約しないの?』と聞いたら、『たまの贅沢が、今の僕の癒しになって頑張れるから、無駄遣いでは無いんだよ?』と言ってた。
人生経験!
私の趣味はお兄ちゃんといる事。赤ちゃんの時から。
卵から孵ったばかりの雛鳥は、最初に見た者に懐くというけど、小さい頃は、お兄ちゃんにベッタリ付いて離れない子だった。
最初に見たのがお兄ちゃんだったのかな?
私、お兄ちゃんが好きみたい。ずっと、魂にそう刷り込まれている。
だらしないところも有るんだけど、それすら愛らしい。ラブ♡
お兄ちゃんは駆け出しだけど、イラストレーター。刀剣神姫と言うカーター・ノー先生という人の(外国人?)、ライトノベル挿絵を描いている。
可愛い女の子と、血のつながらないその兄が主人公のファンタジー小説。結構面白いの!読んでみて!兄妹の作画が、何か私たちに似ている様な?
お兄ちゃんの挿絵も、作品を凄く引き立てていると思う。ほんと、贔屓目で無いよ♪
試しに、友達のオタク女子と、本屋のお姉さんに薦めてみたら、どハマりしてしまった。
お兄ちゃんが挿絵を描いているのはまだ伝えていないけどね☆ふふふ♪
ん?本屋のお姉さんというのは、歌多野 栞さんという、ほんわか知的美人。文学少女が大人になりかけみたいな可愛い人。
お兄ちゃんの小学生時代からの同級生。
小学校の頃は互いの誕生会にも行き来した幼馴染で、その頃の私はまだ可愛い赤ちゃん。皆んなに遊んで貰った写真が有る。
皆んなが、「遊んでやるぜ!ちびっ子!」と、言っていたとかいないとか?
いけない。話がそれた。そう、お兄ちゃんの淹れるコーヒー。アイスコーヒーです。コーヒーミルの初使い!
ドキドキする。
ミルに、マンデリンG1というちょっと良い珈琲お豆を入れ、手で固定しながら、ハンドルを時計回りに回し、ガリガリカリカリ挽いていく。楽しそうだな?
ヤカンでお湯を沸かし。
「お兄ちゃんお湯沸いたよ」
コーヒーフィルターを一つ穴式のドリッパーにセットし、挽いて細かくなったコーヒー豆を入れ、平らにならし、それをガラス製のコーヒーサーバーの上へ。サーバー下にコルク鍋敷きも用意。
100℃の熱湯より、もう少し冷ましたお湯を挽いた豆に注ぐ。最初は、豆を蒸らして。
少しだけ時間をかけ、何回かに分けて注ぐらしい。
「アイスコーヒーなのに、コーヒーサーバーに氷を最初から入れないの?」と、思ったから聞いた。
「冷やしたガラス製のサーバーに熱湯を注いだら、急な温度変化でサーバーが割れるのではと心配で」と、しょんぼりしていた。
なるほど?どうなんだ。割れるのかな?
サーバーにたっぷりのコーヒーが出来た。氷を入れた銅製マグカップに注ぎ入れる。
私にも淹れてくれたよ。きゅん
優しい。ありがと♪
良い香り。風味が立って美味しかった。苦いけど、酸味は無く、スッキリした味。冷えた喉ごしが心地良い。
「「美味しい(な)♪」」
私は、お兄ちゃんの影響でコーヒーはブラックでも飲める。カフェ・オ・レも好きだけど、あんまり飲むと太りそう?
たまに、お高めの缶コーヒーとか、ハンバーガー店のコーヒーとか、やたら苦いのが有って苦戦するけどね。
「でも・・・家には、普通のヤカンしかないな」と悲しげなお兄ちゃん。
「ヤカンじゃダメなの?」
「珈琲を美味しく入れるには、注ぎ口が細い専用のコーヒーケトルという物が必要なんだ」だそうだ。
色々知っているなあ。そんなの私知らなかった。
ヤカンだと、お湯を注ぐ量とスピードが調整出来ないとの事。確かに、ちょっと危ない手つきだったな。お湯少しこぼしてた(笑)
「もっと美味しくなるのかな?」と、夢見るお兄ちゃん。
子どもみたい。私のお兄ちゃん。
最近、コーヒーの専門書を読んで生き生きしている。
絵師としては、ファンがそこそこ付いているみたいだけど。どこまで行くだろう。
私だけの、可愛いお兄ちゃん。私より長生きしてね。
お兄ちゃんが仕事部屋に去ったリビング。
「私が洗っておくね」と、テーブルにそのままの2つの銅製マグカップをそっと乾杯させる。
チーン
今度のバイト代の使い道。コーヒーケトルをお兄ちゃんにプレゼントするんだ!
少女の瞳がキラキラ輝く。
綺麗にラッピングされたプレゼントを貴方に♪
綺麗なサラサラの髪を揺らし。幼い雛から成長した彼女は、今、高校1年生。天使と見紛う、驚くべき魅力的な表情だった。
ヽ(´▽`)/ 終わり
僕の別名義『輝』で描こうとしている漫画用設定として、2026年9月8日の今朝4時頃起きて自宅で一気に書き上げた短編ストーリーです。
短編のままなのは勿体無い気がしていて、続けてみたく思っていますが、どうでしょう。
漫画設定ストーリーのつもりだったので、絵ありきの描写少なめですが、主人公は妹の女の子で、驚くほど整った綺麗な顔立ちの美少女です。




