008、天命十主――『遊戯』
一、非公式の通称:天命十主――『遊戯』
1)天命十主:
それは、十の全く異なる世界において、それぞれ『天命』(すなわち主人公たる運命、その幸運と責任)を背負いし十人のことである。
彼ら十人の主人公は、本来ならばそれぞれの世界で光を放ち、互いに干渉することなく生きるはずであった。
しかしある日――彼らは突如として、繋がってしまったのだった。
2)『ゲーム』系世界:時には『遊戯系』や『インターネット系』とも称されるこの世界観は、主として『コンピュータゲーム』に纏わる法則やルールによって支配されている。
『eスポーツ』を描いた物語や『MMO型オンラインゲーム』を舞台とする物語、さらには『ゲームが現実世界へと影響を及ぼす』ストーリーに至るまで、すべてがこのカテゴリーに属している(例を挙げるなら、『ソードアート・オンライン』や『シャングリラ・フロンティア』などが代表例である)。
二、設定:
1)この世界は、現実とバーチャルが融合した平穏な日常に満ちていた。
しかしある日――百に及ぶゲーム世界が降臨し、現実世界への侵攻を開始したのである。
人類は全力で抗ったものの、侵略者たるモンスターたちがゲームの生命体であり、ゲーム世界の中で無限に復活し続けるという絶望的な現実に直面することとなる。
戦況が混迷を極める中、現実世界の一人の人間が『まるでVRゲームの中にしか存在しないはずの仮想メニューと操作パネル』を覚醒させ、モンスターを倒すことでレベルアップを果たした。
その瞬間から、人類の絶望的な運命は大きな転換期を迎えることとなったのだった。
2)どうやらゲーム世界に起因するためか、そのヒロインには複数の『セーブデータ』が存在しており、それぞれのセーブデータが全く異なる世界線へと通じているらしい(あたかも『フォールアウト』シリーズや『エルダー・スクロールズ』シリーズといったRPG作品のように)。
3)百ものゲーム世界が重なり合い、そびえ立つ一基の『巨塔』。
物理法則をことごとく無視したその存在は、地球上のいかなる場所からでもその姿を望むことができ、どこに居ようとも遥か彼方にただ鎮座している。
地球すらも、その塔へと繋がる『入口』の一つに過ぎなかった。
やがて人類は知ることとなる――その塔が影響を及ぼしているのは、この宇宙の生命だけに留まらないということを。
星々の海の中に燦然と立ち塞がるその姿から、人はそれを『星空巨塔』と呼んだ。
全百層をクリアすることだけが、この世界を救う唯一の道なのだ。
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