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司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


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やることリスト

 

≪称号『古代魔法を知る者』を獲得しました≫


 あっという間に読み終わってしまいました。本の内容を要約すると、昔は少ないMPでより強力な魔法を放つことができたそうで、その魔法理論が書かれていました。その他にも失われた魔法や希少な魔法ーー時空魔法や精霊魔法などについての記述もあります。有識者からすれば喉から手が出るほど欲しい情報なのではないでしょうか?私は読めてラッキーでしたね。

 そして本を1冊読んだだけで称号も獲得してしまいました。


『古代魔法を知る者』 MP+30 SP+5

取得条件:誰よりも早く古代魔法についての知識を得る


 ふむふむ。どうやら私が一番早く古代魔法についての情報を得たようです。こういう称号もあるのですね。運がよかったです。


「あ、フルールさん。読ませていただいてありがとうございます」

「いえいえ。ですが他の方には内密にしてくださいね。この本を公開するのはかなり先になりそうなので…」

「わかりました。誰にも言いません」


 まぁ魔法やその理論について研究している方にまず貸し出されそうですね。もしかしたらこの本で、今の魔法の常識が覆されるかもしれませんし。


「また魔力が感じられる本があったら、私を呼んでください!あ、もし見つけたら素手で触るのはやめた方がいいですね。その魔力が攻撃魔法を帯びていたら、手を怪我してしまうので…。念のためその手袋は傍に置いておいてください」


 先に説明しておかなくてすみません、とフルールさんは頭を何度も下げました。私がやっていたのは危険な事だったんですね。ーーこちらも気を付けますので、謝るのはもうやめてください!


「私もクエストを早く終わらせられるよう頑張ります」

「急がなくても大丈夫ですよ。むしろステラさんの仕事は早すぎるくらいですから!私が整理する本を増やしても文句ひとつ言いませんし…本当に感謝してもしきれません」

「いえいえ、そう言っていただけると嬉しいです!」


 その後も二言三言話をして、部屋を出ました。倉庫に戻り本の整理に戻ります。先ほどよりも軽やかに作業は進みます。誰かの役に立てていると思うとくすぐったいですね。



 次の日も作業に集中していると突然メールが届きました。稲荷さんからですね。


『ステラ~ごめんね!やることが多すぎてちょっと会いに行ける時間がなさそう!オールドも珍しい素材があるって出かけてから音信不通だし…時間ができたらまた連絡するね』


 あら…商人も大変そうですね。オールドさんが音信不通なのも気になりますが、まず稲荷さんに返信してしまいましょう。私はそもそもソロでやっているので時間の都合などもありませんし、気にしないでください、と。まぁやりたいことは溜まっているので、暇かと言われた微妙なんですけどね。

 そうだ、本を確認しながら今後やりたいことでも考えますか。まずは…料理をやってみたいですね。ゲームならではの食材を使って、見たこともないようなものを作りたいです。美味しいものが作れるでしょうか?ワクワクしますね。あ、解毒ポーション!


「アランさんのところにも顔を出さないといけませんね。あ、パロマさんはいつ図書館に来るのでしょうか?…ん~あとでフルールさんに聞いてみましょう」


 あとは…他の街に行ってみたいと思ったのですが、そういえば第二の街に到達したというアナウンスを聞きませんね。攻略組ーー誰よりも先にゲームの攻略をすることを目的にしているグループがこのオートマティック・オンラインにもいるらしいのですが、他の街の攻略が進んでいないのでしょうか?それともただアナウンスがされていないだけでしょうか?あとで掲示板を確認してみましょう。



 そんなこんなで整理すること2日……ようやく、ようやくです。


「終わりました~~!」

「ホホッ!」

「シュシュ!」


 休憩も少なめにして、ひたすら本を整理していました。倉庫に来るのがフルールさんだけなので、人との会話も減って少し寂しかったですね…。


「ルノーとフォスも、外に行きたいのを我慢させてすみません」

「ホー」

「シュ」


 2匹ともスリスリと顔にすり寄ってきてくれます。そんなことされたらたくさん撫でてしまいますよ!最後に忘れ物がないか確認して倉庫を出ます。


「フルールさん!クエスト完了しました!」

「本当ですか!ちょっと確認してきますね」


 倉庫に向かうフルールさんを見送ります。倉庫の床がスッキリしているので驚くのではないでしょうか?反応が楽しみですね。…あ、帰ってきました。


「すごいですね!中を歩けますよ!ステラさんお疲れさまでした」

「こちらこそお世話になりました」


 フルールさんから報酬の2000Gをもらいます。作業は地味に大変でしたけど、これで最後だと思うと少し寂しくなりますね。


「ステラさんはこれから何をするんですか?」

「まだ詳しくは考えていませんが、料理でもしてみようかと」

「それでしたら生産ギルドの中に料理ギルドがあるので、まずはそこに行ってみたらどうですか?」


 生産ギルドは総称のようなものらしいです。学校の中に小学校、中学校、高校、大学の意味が含まれているようなものでしょうか?まぁそれは置いておいて…料理ギルドでは料理職の相談受付だけでなく、調理技術を教えてくれたり調理場の貸し出しもしているそうです。良いことを聞きました!


「早速行ってみます!…あ、パロマさんは次いつ来るのかわかりますか?」

「彼女が次来るのは…3日後ですね」

「わかりました、ありがとうございます。それではまた、今度は本を読みに来ますね」

「はい。お待ちしております」


掲示板いつかやってみたいですね。


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