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司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


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終わらないクエスト


≪法律知識を記憶しました≫

≪法律知識が総合知識に統合されました≫

≪メイン職業のレベルが上がりました≫

≪ルノーのレベルが上がりました≫

≪フォスのレベルが3上がりました≫


 また知識系スキルが増えましたね。フォスのレベルも3上がっています。少し心配だったメイン職業のレベルもあがってますね。


「よし!頑張りますよ!」

「ホッ!」

「シュ!」


 応援ありがとうございます!見守っててくださいね!



≪化学知識、音楽知識、鉱物知識を記憶しました≫

≪化学知識、音楽知識、鉱物知識を総合知識に統合されました≫

≪フォスのレベルが2上がりました≫

≪称号『知恵の書Ⅲ』を獲得しました≫


「の、残り三分の二くらいになりましたね」


 数時間以上作業したでしょうか?倉庫に山積みになっていた本が片付いてきました。こうしてみると爽快な気分になりますね。あ、称号もゲットしました。


『知恵の書Ⅲ』 MP+100 SP+8

取得条件:本を1000冊読む


 もう1000冊も読んだんですね。SPが8も貰えるのも嬉しいです。


「さて、休憩に天体関係の本でも読みに行きますか。ルノーとフォスはどうしますか?」

「ホー…」

「……」


 『ねむい』そうです。フォスに至っては夢の中ですね。そっとしておきましょう。静かに部屋から出てドアを閉めます。


「フルールさん」

「ステラさん!お疲れ様です。用意してありますよ」


 受付カウンター横のテーブルに置かれた本を差し出されます。10冊くらいでしょうか。フルールさんにお礼を言い、図書館のテーブルに座ります。

 

『天体の不思議』、『星座図鑑』、『星のひみつ』、『空のお城の物語』、『天体観測』、、、


≪天体知識を記憶しました≫

≪天体知識が総合知識に統合されました≫


 天体の本も面白いですね。星座は現代のものと同じです。私はオリオン座くらいしか知りませんでしたが、はくちょう座も覚えました!まぁ絶対記憶で忘れることはありませんが。今度現実で探してみましょう!課題だった天体知識も記憶しましたし、倉庫に戻りましょうか。


「フルールさん、本ありがとうございました」

「ステラさん。もう読まれたんですか?」

「はい!天体知識も覚えました」

「おめでとうございます!あ、本はこちらで預かりますね」


 フルールさんに本を渡して、また静かに倉庫に入ります。テーブルを見ると2匹とも眠ってますね。


「そろそろ他のこともやりたいですし、クエスト頑張って終わらせましょう」


 今日中は無理そうなので、明日までには終わらせます!

 と意気込んで作業をしている途中、不思議な本を見つけました。題名はーー書いてありませんね。表紙も何もかも真っ黒です。手に持ってみると微かに魔力を感じました。フルールさんを呼びに行きましょう。


「あ、フルールさん!実は魔力が感じられる本を見つけまして…」

「!わかりました。すぐ行きます」


 対応中だったのを切り上げて、2人で足早に倉庫に向かいます。


「あの黒い本ですか?」

「はい。手に持った時に魔力を感じました」

「わかりました、ありがとうございます。この本は回収しますね」


 手袋をつけて、慎重に本を持ち上げています。な、何か危険がある本だったのでしょうか?こちらが不安になりますね。そのままフルールさんは倉庫から出ていきました。な、なんか気になりますね。

 ま、まぁ気にせず本の整理に戻りましょうか…。


「ス、ステラさん!!」

「はい!!!」

「ホ!?」

「…シュー」


 ドッバーンっと勢いよく扉が開きました。なんだったら勢いよすぎて扉が閉まりましたね。あー心臓が止まるかと思いました。ルノーも驚いてテーブルから落ちてしまいました…フォスは大きなあくびをしてますね。本当にマイペースな子です。


「さ、さっきの本…!」

「はい…!」

「すごく貴重な本だったんです!人生で一度お目にかかれるかどうかってくらい貴重な!」


 すごく慌てていますね。はい、リラックスしてください~。落ちついて話を聞いてみると、実はあの真っ黒な本は数百年前の初版本らしく。価値はお金では表せられないほどだとか。す、すごすぎて話についていけませんね。


「保護の魔法がかけられていたので保存状態もよくて、それに書かれている内容もーー!」

「お、落ちついてくださいフルールさん」

「す、すみません。少し興奮してしまいました」


 はい、暴走状態が落ちついてよかったです。


「仕事の邪魔をしてしまい申し訳ありません。とにかくこの感動を誰かに伝えたくて…」

「あはは…気持ちはわかりますよ」

「本当にすみませんでした。あ、ステラさん。よろしければ本、読んでみますか?手袋をつけてになりますけど…」

「え!いいんですか?」

「普通はダメですけど…ステラさんは本を見つけてくださいましたし、なによりーー司書だったら本を読みたいでしょう?」


 それはもう、読めるのなら読んでみたいですよ!ということで、本がある部屋に移動します。手袋をつけて早速読ませてもらいます。これはーー昔の魔法に関するものですね。私の知識だけではまだ理解できない部分もありますが、興味深い内容です。傷をつけないように慎重にページをめくっていきます。昔の本にしては色あせや黄ばみがありませんし、本当に保存状態がいいみたいです。あ~読めるだけで幸せですね。

クエストを終わらせられない…。次話こそは終わらせます。

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― 新着の感想 ―
リアルで保存魔法欲しいね 切実に
古書は手袋でなく素手で扱う方が傷まないですよ〜。 魔法のある世界なので事情が違うかもしれませんが。(保存の魔法の影響とか、『本の持つ魔力が体に害を及ぼさないように』などの理由ならしっくりくるかも)
何かのクエスト出てるんですかね??
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